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さて、過去二回とはうってかわってフォトレビュー(?)として各部にフォーカスを当て見ていきたいとおもいます。
【全体】
改めて全体像です。
写真に撮られた印象より、実物の方が存在感、迫力を感じます。
【ヘッド】
Vitusのマークの入ったヘッドは見た目にも剛性感の高さを感じさせます。
ダウンチューブとトップチューブが接合されており、「チューブ」と呼んでいいものかすら迷います。
【前輪、フォーク、ブレーキ】
リムにはMavic XM 319 Disc、ハブは見た目的には無銘ながらカタログによればFormula Disc Front 20mm Thru Axleといった構成です。
フォークはPreload量の調整のみ可能なRockShox Recon Silver。
画面右側のダイヤルでPreload量の調整が可能です。
ロックアウト機構等はついていません。
初期の沈み込みのみが調整できるものですが、現状フロントの調整においては不満を感じません。
ただオンロードを山まで走っていくことを考えるとロックアウト機構はあっても良かったのかなぁと思います。
フロントのブレーキはローター径が180mmのAvid Elixir1。
Avidの油圧としてはLowなグレードながら、その操作性には不満はありません。
【ハンドル・ステム・グリップ】
ステム、ハンドルはともにTruvativ Stylo T20、
ハンドル幅はかなり広め(68cm幅なのかな?)で、特に乗り始めは車道等では注意が必要です。
シフターは9SpeedのSRAM X9がついています。
9速がちょっと嬉しいところ。シフターの引きはあまり軽快さは感じません。
このあたりは組み付けも大きくかかわってくるとは思いますので、また何かの機会にきちんと調整してみたいと思います。
グリップにはVitusマーク入り。
このグリップは個人的にはグリップしすぎるきらいがあり、グローブが無いと手がちょっと痛いです(こんなもんなのかな)。
【前三角】
ちょうど手が回るくらいのドスンと太く丸いダウンチューブに、傾斜した三角のトップチューブが印象的です。
前三角は小さく、見た目の印象通り非常に「固い」です。
思い切りハンドルを引きながらダンシングしてもびくともしません。
特に前側から受ける印象は「質実剛健」といったところです。
【リアサス】
RockShox Monarch RTというモデルのようです。
エアサスであり、別途ショックポンプが必要になります。
私はレビューを参考にTopeak Pocket Shock DXG を購入しました。
リバウンドの速度も調整可能のようです。
(このあたり調整しつつ勉強中で、まだあまりきちんと調整できず効果を発揮しきれていないように感じます。精進します)
【クランク・FD】
クランクはTruvativ Blazeが、FDはSRAM X5がつきます。
クランク長が175mmとちょっと長めです。
また、ロードからの乗り換えだとQファクターが非常に広いことに違和感を覚えるかもしれません。
フロントの変速は「まぁ、とりあえずは」というところ。
登りながら変速を変えたくはないなぁとは感じてしまいます。
丁寧に変速するならば特段不満は感じません。
【リア】
リムは前同様Mavic XM 319 Disc。
ディレイラーも前同様X5となります。
前のがつんとした固さが非常に印象的であり、またリアサスのせいもあるんでしょうけれど、あまり後ろ側って乗っていて印象に薄いです。
陰から自転車を支える立役者ってところですか!(違う気がする)
リアサスのせいもあり、立ち上がりにはさすがにちょっともたつきを覚えます。
変速は前同様ちょっと丁寧にしてやった方が精神衛生上よろしいかと思います。
このあたりは変速系ちょっといじってみたいなぁと思うところです。
【サドル】
X-Liteという良くわからないサドルです。
まぁなんていうか、剛尻なのでサドルにはあんまり不満がありません。
エンボス加工されていますが、あんまりその効果はわかりません。
ただ、ロードに比較するとやはりお尻に体重が乗りやすいせいか、100km行軍になるとちょっとお尻が疲れました。
長距離、長時間乗られる場合、サドル地獄にはまったことのある方は要注意かもしれません。
【再度全体】
オールラウンドにある程度なんでもこなすよ。
オンロードも適度に軽快だよ。
というよりは、やはりどちらかといえば「山走ろうぜ」って自転車だと感じます。
フルサスでもあり、また全体的に重さも感じますが、山に入ればそのがっちりした安心感は非常に心強い味方でした。
(上りは重いですけどね。そりゃ)
「近くで山が楽しめる」
「山に持っていく設備がある(車に積める等)」
「すでにロードはあるけど、山にも行ってみたいなぁ」
なんて方には非常におすすめです。
反面
「山は遠いし、そこに行くまでの足も自転車しかない」
「サイクリングも普通に楽しみたいなぁ」
なんて方はもうちょっと軽かったり、ハードテイルなモデルを選んだ方が良いかもしれません。
私はロードに乗っていましたが、この自転車で山の楽しさを知りました。
MTBに乗り、ロードの乗り方もちょっと変わってきた気がします。
サスが沈まないような上体の使い方、パワーに頼らない足の回し方、ギャップのやり過ごし方。
ロードで、またこの自転車で、さらに成長していきたいと思いました。
さて、次回予告です。
・MTB比較レビューが出来ないのが悔しいよ
・比較レビューのためにMTB作る決心したよ
・比較対象がこれってどうなの・・・。
価格評価→☆☆☆☆☆(現在取り扱われていないようです(/_;))
評 価→★★★★☆(ちょこっと不満はあるけれど、大好きな一台です)