価格---
電気アシスト自転車です。「The KAITEKI」という名前らしいのですが、2009年7月にTVで取り上げられていて、そこで知りました。気が付けばさほど話題にもならず、記憶の底に沈んでしまいそうなので、敢えてこちらに残しておこうかと。。。
化学屋さんらしく、自社のカーボン素材を多用しているし、乗り心地もよさそう。カーゴを簡単に着脱でき、荷物も運べるというのも便利でカッコいい。スーパーで思いっきり買いだめしても運べそうです。
丸い屋根は多少の雨を防いでくれるでしょう。ホンダの2輪、ジャイロキャノピーみたいです。乗車姿勢はリカンベント風ですかね。何年か前にあったGIANTのリバイブにちょっと似ているかも。ベロタクシーにも応用できそうです。
ライトはLEDで、有機ELのタッチパネルで操作するんだそうな。また、車体にカーボンFRPが使われているのはわかるのですが、何とブレーキには炭素セラミック複合材(Ceramic Matrix Composite)が使われていたり、、乗り心地を改善するために、サスペンションにはカーボン素材の板バネが使用されているんだとか。自社の先端素材を使ってみたというところでしょう。で結局、重量は40㎏もあって、結構重い。満充電で100kmほどアシスト走行できるそうですから、この重量はバッテリ容量が大きいことによるのかもしれません。
小ぶりな屋根付き駐輪場は、太陽電池を備えた充電スタンドを兼ねています。
これは非接触式の充電スタンドです。非接触式充電と言えば、電動歯ブラシみたいな、単純な誘導式をイメージしますが、最近では、磁界共振式という、マイクロ波通信のバンドパスフィルタのような動作をする方式が、効率がよいということで脚光を浴びているようです。ここでそれを使っているのかは、わかりませんが。
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なかなかカッコイイ電動アシスト3輪ですし、何といっても屋根が付いているのは魅力的です。しかし、この仕様で量産したら、相当なお値段になってしまうことでしょう。カーボン板ばねとか、炭素セラミックのディスクロータなどは大胆に廃止して、コストダウンを図ってお安くすれば、結構売れるような気もしますが、如何でしょうか。
ついでに、こういう車両が安全に走れる道路環境が整備されるといいですね。
それにしても、The KAITEKI、どこに行けばお目にかかることができるのだろうか!?
評 価→★★★☆☆
年 式→2009
重量→ 40kgを越える模様