リオグランデ チェーンフォールプロテクター

購入価格 ￥自転車屋さんからのプレゼント

存在はかなり前から知っていた。
リオグランデじゃなくてノーブランドの物もある。
コンパクトになると、アウターとインナーがなす、なんとかなんちゃら角とやらが、
53/39と違うので、絶対的に変速性能が落ちてしまうのだ。
このなんとかなんちゃら角は、アウターとインナーの組み合わせ分だけ存在するので注意。

そしてシマノではそんなことあり得ないだろうが、カンパ・フルクラムは上級グレードでも当然のようにチェーンを落としてくる。
そんな中、ふと自転車雑誌に目を向けてみると、なんとカンパフル装備のプロのマシンにも全車装備されているではないか。

また先の方も書かれているが、この製品の素晴らしい所はチェーンの落ち止め、なんだけれども、
落ちる所にこれを装着して、もしチェーンが勢い余った際、このカニのつめみたいな部分に当たって、再びインナーの上に戻ってくるのだ。
なんというか説明が難しいが、装着するのもタダ単に付ければいいじゃなくてセッティングか必要になる。
リングとこのプラスチックの間にチェーンが入らないくらいの隙間で固定して、高さはリングの歯より少し上を目指す。
みたいな。

これを付けてから一度もチェーンが外れた事だってないし、
大事な愛車が汚れたり傷付いたりするのも防いでくれる。

同じチェーンの落ち止めでも5千円もする高価なアルミの棒があるけど、
こっち方が遥かにスマートで目立たない。

価格評価→★★★★★(300円で買える安心）
評　　　価→★★★★★(忠実に目的を果たしてくれるスマートアイテム）
＜オプション＞
素　　　材→プラスチック
カタログ重量→??g(重量 手に載せれば僅かに感じるほど)

購入価格: ￥280 (税込)
標準価格: ￥300

『シートチューブ下部に固定しチェーンが外れるのを防止する。安っぽい見た目だけが残念』


■導入のきっかけ
今までインナーギアの内側にチェーンが落ちたことはほとんどないが、九段下交差点の坂に差し掛かる時にインナーギアにしたら、久しぶりにチェーンが外れてしまった。自転車を停めてチェーンはすぐにはめることができたが、出先でのこのようなトラブルをなるべく回避したいので、チェーンフォールプロテクターを導入することにした。


リオグランデ チェーンフォールプロテクター
サイズは28.6mm、31.8mm、34.9mmのものがある



■チェーンフォールプロテクターの役割
チェーンフォールプロテクターがあれば、チェーンがインナーギアよりも内側に落ちてもチェーンフォールプロテクターが受け止めてくれる。そのままクランクを回せば、チェーンがチェーンフォールプロテクターからチェーンリング側に引っ張られ、チェーンが外れた状態から復旧できる。チェーンをたすき掛けにし、手で思いっきりクランクを回しながらインナーギアに変速してチェーン落ちを再現させたところ、ちゃんとチェーンが元に戻ったのを確認できた。


インナーギアの内側に取り付ける



■取り付け方法
プラスドライバーでシートチューブ下部のインナーギアの真横よりも少し高い位置に取り付ける。ダウンチューブが邪魔して、ドライバーを少し斜めにする必要があるのが作業しにくかった。


プラスネジで取り付け



■安っぽい外観だが意外に目立ちにくい
このチェーンフォールプロテクターは黒い色の樹脂製で安っぽいのがちょっと残念だ。フロントディレイラーの黒いクランプのそばに取り付けたこともあって、意外に目立ちにくい。

シートチューブ下部にロゴがある自転車ではロゴが隠れてしまうと思う。また、フロントシングルの自転車には比較的高い位置で取り付けることになるので、スッキリとした外観を損なうかもしれない。チェーンフォールプロテクターが目立つかどうかは自転車によってかなり違うと思う。

　
フロントディレイラーのクランプの近くなので、GIANT SEEK R3ではそんなに目立たない



■チェーンは外れなくなったけど…
これを取り付けてからチェーンが外れていない。だが、チェーンフォールプロテクターを見るとチェーンで傷ついた様子はなく、これが活躍したかどうかはちょっと分からない。GIANT SEEK R3はフロントトリプルでチェーンリングの落差がないので、元々チェーンが外れにくいのかもしれない。チェーンが頻繁に落ちる人にはコストパフォーマンスの高さも含めて助けになると思う。

私の自転車はチェーンが外れることが少ないが、これを取り付けておけば万が一チェーンが外れても安心だ。私のクロスバイクにはチェーンガードやディレイラーガードも付いている。チェーンフォールプロテクターを取り付けるのもクロスバイクらしくていいかなという感じがした。

　
価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスは高い)
評　　価→★★★★☆ (チェーン落ちを防ぐ傑作だが、安っぽい外観だけが残念)
<オプション>
年　　　　式→不明
カタログ重量→不明

購入価格: ￥280 (税込)
標準価格: ￥300 (税込)

『プラスネジを六角穴付ボルトに交換して、チェーンフォールプロテクターの安っぽい見た目を改善する』



■ 六角穴付ボルトでプチカスタム
リオグランデ チェーンフォールプロテクターは、チェーンが外れるのを防止する便利なアイテムだ。シートチューブ下部、インナーギアの内側に取り付けて使用する。チェーンがインナーギアの内側に落ちた際には、チェーンフォールプロテクターがチェーンを受け止め、インナーギアに戻してくれる。他にチェーンウォッチャーやチェーンキャッチャーとも呼ばれる同様の製品も存在する。

ただ、値段が値段だけに見た目が安っぽいのが残念だ。樹脂の質感も良くないが、遠目で目立つのは銀色のプラスネジ。自転車のパーツやアクセサリーに大きなプラスネジはどうも似合わない。だから、私は六角穴付ボルトに交換した。

六角穴付ボルトは、秋葉原の西川電子部品という店で購入。M5×12mmのものがピッタリだった。この黒いボルトは黒色酸化被膜されたものらしいが、チェーンフォールプロテクターのブラックにはうまく調和している。これで遠目では目立ちにくく、近づいて見てもそんなに悪くない質感になったと思う。

安っぽい外見が嫌なら他のものを使えば良いのだが、ボトムブラケットに固定するタイプは好みではなく、サードアイ製はサイズが大きいように感じる。結局、消去法でリオグランデ チェーンフォールプロテクターを使っている。ネジは1本20円程度。六角穴付ボルトに交換するカスタムは、手軽な割には視覚効果が高いのでオススメだ。

　　
リオグランデ チェーンフォールプロテクター。プラスネジが目立つ (左)
六角穴付ボルトに交換後。見た目が引き締まったと思う (中央)
六角穴付ボルトは1本20円程度。今のところ錆などは生じていない (右)




価格評価→★★★★★ (ショップで安く購入できる。カスタム用の六角穴付ボルトも安い)
評　　価→★★★★☆ (製品の評価自体は変わらないが、プチカスタムで若干質感が高くなる)
<オプション>
年　　　　式→　ー
カタログ重量→　ー