購入価格 ¥13,800( MUJI NETにて)
【購入の経緯】
娘も4歳となり、三輪車から自転車に買い替え.....正確には三輪車は次女が乗るので買い足しました.三輪車を買い与えた頃には山坂の多い丘陵地に暮らしていたので、結局あまり乗らずにいましたが、引っ越して近所のお子さんが自転車に乗っているを見て自分も乗りたくなった様です.
で、あれこれトイザラス等でみてみたのですが、やはりシンプルで軽いものはあまりなく(4歳児で15kgの自転車とか無理だろ)、また、サイクルショップで売られている専門メーカーのものは、若干予算オーバーでしたので、結果的にMUJIの16吋となりました。
通販で購入したので巨大な梱包が届いたのには参りましたが、組み付けもきちんとしていて、開封後、外で置いておくと真っ先に錆びてきそうな部分に軽く注油をして、ピラーとステムを引っこ抜いてグリスアップする程度でメンテ完了。軽くフレームにワックスがけをしてクリスマスの朝に娘に見せました。以来、保育所に行く前のわずかな時間も自分だけ準備を早めに終わらせ外に飛び出て行っては乗ってます。
【気づいた点】
以下、だらだら書きます。
<ホイール径>
実はこのバイク、以前はもうすこしホイール径の選択肢があった様ですが、現在は16吋のみです。これだと、学齢期直前には乗れなくなってしまうお子さんもいそうです。後述しますが、ブレーキレバーやペダルの造作からして、3〜4歳時向けを想定しているのかもしれません。
<ブレーキレバー>
リーチのかなり詰まったレバーが予め装着されています。我が子の手でもぐっと握り込めるが良いです。体重が軽いせいかドラムブレーキとプレスのキャリパーブレーキでも制動力は十分です。
<ホイール>
スポークホイール(なんと前後20H)で、リムはアルミ。スポークは湯にステンレスではなく、鈍く輝くメッキっぽいもので、ここは早晩錆びて来ると思います。よって、軽く注油しました。実は以前同じ製品をみたときは樹脂製のバトンホイールでして、2011年からはコストダウンでスポークホイールになってしまっている様です。ちょっと残念。この手の製品は3〜4年の使用期間、主に屋外保管になるでしょうから、樹脂製ホイールの方が有り難いなという気がします。
<サドル>
前後に長く持ち手がついています。持ち手はおそらく補助輪を外した時などに介添えするときの為についているのでは?なかなか憎い心遣いです。ピラーはクロムメッキされており、シートチューブとの精度も良好。4〜5センチはだせそうなので、ステムを上げれば学齢期直前まではいけそうです。
<重量>
3歳児ではきついかもしれませんが、4歳6ヶ月の娘の場合、倒してしまっても自分でおこせています。ここが、玩具店で外装パーツの沢山ついた子供車との大きな差ではないでしょうか?(軽いにこしたこと無い)
<補助輪>
これがダメダメで音がジャラジャラと大変うるさいです。ご家庭によっては一年も使わないでしょうから、ものすごく簡素な作りになっているのが一因と思われます。補助輪の車輪そのものは樹脂製なので、いっちょばらして、穴をザグってベアリング圧入すっか.....と思ったのですが、面倒なので止めました(笑)
<ペダル>
やや、小さめのものがついています。しかし、これ、身長112cmの娘には幾分小さい印象ですので、今度交換しようと思います。
<ジオメトリ>
かなりシートチューブが寝ている割にヘッドチューブがたち気味なのでフラフラしています。横で姿勢をみてみると、仮想トップチューブを幾分長くして、シートチューブを若干立てた方が、ペダルを踏み込み易いのでは?と感じました(笑)。ただ、体格も骨格も成長真っ盛りの幼児の自転車で、どこを基準にスケルトンを起すのかというのは難しい問題です。
<各部ネジ>
ボルト類、こういう自転車の場合、オーバートルクでキンキンに締めてあるんじゃないかと思っていたのですが、そうでもなくて、極めて正常に組み付けられていました。サドル調整のボルトはM8くらいの長ナットが使われているのですが、モンキーで緩めようとしたら多少ボルト頭がナメました。これは、素人には触らせまいという判断なのかもしれませんが、成長にあわせ調整が必要となる部位なので、できれば工具無しで上下できるのが有り難いとは思います(よくままちゃりとかでつかっている奴)。
【まとめ】
以上のごとく可も無く不可もなくという感じですが、幼児は成長が早いので、ある程度体格にあわない部分はやむを得んのだろうなあと思ってます。順調に背が伸びてきたら、今度こそスポーツ車を買い与え一緒にサイクリングを.....というのは目下の僕の夢です。あと、値段が値段なので致し方ないとは思うのですが、カバーの様なものを販売していただくか、、、防錆にもう少し配慮があるとbetterかなと.....
ただ、なんというか、この変の商品は子供にとってはかなり世界の広がるvehicleな訳ですけど、市場ではかなり消極的に製造・選択されてしまっているし、価格面のこともあるので、ちょっと夢が無いなあとも思います。ものすごく理想的ないい方をしてしまうと、ダメを潰して行くアプローチじゃなくて、劇的にフレームやホイールが軽いとか、そういう製品があると素敵だなと思います(下記の通り、11.2kgもありますので、7〜8kgのバイクを作るのは訳ないと思います)。
ともあれ、父は赤いリッチー、長女は赤い16吋、そして次女は赤い三輪車で、みんなお揃いだねーと娘達が喜んでくれまして、親ばかながら、これは嬉しいです。早速近所まで散歩にいったりしていますので、経年劣化等も引き続きレビューしようと思います。
価格評価→★★★★☆(値段相応)
評 価→★★★★☆(補助輪が五月蝿いので-1)
年 式→2011
カタログ重量→不明 (実測重量11.2kg)