購入価格 ¥****(知人のバイクなので、、、)
某店で特価になっていたフレーム(XL=560mm)を知人が購入しました。僕は試乗のみ。
まず目を引くのが複雑に成形されたパイプの造形美と今時珍しいアルミポリッシュのフィニッシュ、そしてパイプ集合部(溶接のビードやチェーンステーとシートチューブの集合部)の凝った作りです。正価14万円程のフレームには見えません。価格的にはCAAD10のフレーム売りのと競合しますが、見た目でこっちが好きな人も多いでしょうね.
見た目がスパルタンなフレームですから、硬い、剛性がある、よく進むという様な性格を期待したのですが、実際にのってみると割としなやかな部類のフレームである様に感じます。
大きな段差では衝撃を感じますが、通常使用ならばゴツゴツした感じは受けません。踏めばガツンと前に出るかというとそういう感じではなく、スーッと自然に前に出ます(ホイールがRS80-C24-CL、タイがプロ3なのも効いている筈ですが、、、)。ダンシングで漕いだ時には若干硬さを感じますが、それがそのまま速度になる訳じゃないのがすこし不思議。エアロブレードの様なフォークがついていますが、ひょっとするとココが多少力を逃がしてしまっているのかもしれません。社外品のしっかりしたものに交換したほうがよく走るかなとは感じました.吊るしのままで走る場合奇麗なペダリングで走る方が楽しそうな印象です。おそらく、フォークの剛性も含め、イーブンペースで淡々と走る様な用途を想定しているのでは無いでしょうか?
購入者によれば、フレーム、BB、ヘッド、フォーク、ピラーの固定用のパーツ、ピラーを含め2kg弱とのことでした。105とRS80で組んで8kgフラットなので値段の割には軽く組み上げることができます。もちろん、これより上位のパーツで組めばもっと軽くなりますし、派手なグラフィックのフレームは飽きが来そうという方にはよい選択肢ではないかと思いました。何かと比較するというより、これが欲しいんだ!と思わせるバイクです。
最後に(走りとは関係ない話)......一寸残念なのが、フレームにはクリア塗装がされていたこと。やはりこの手のバイクはキンキンに磨いてなんぼ(笑)なので、クリア塗装無しで購入したユーザーが磨き込めるとさらにメタルフェチには良いかと、、、、2012年は色付きクリアを吹き付けた金ぴかバイクに変わる様です。実車未見ながらエグくて良さそうです。
※ちょっと恥ずかしいのですがセルフ晒します。顔がにやけています。楽しいバイクでした。
価格評価→★★★★☆(自分のじゃありませんが凝った作りの割に安価と感じます)
評 価→★★★★☆(なにか特化した性能を求めると中途半端ですが好き)
年 式→2011
カタログ重量→伝聞なので記載しません。