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[Cycling Courses] 東京大阪キャノンボール


 
flare  2011-11-30 23:48
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[Cycling Courses] 東京大阪キャノンボール
購入価格 食費¥3000~4000程度+帰りの電車賃

世の中には、敢えて過酷なチェレンジをする人がたくさんいる。
それは例えばマラソンであったり、トライアスロンであったり。
あるいは、徹夜でネトゲーもそれに含まれるのかもしれない。

そんなドMチャレンジの中で、自転車乗りのごく一部で行われているものが、
東京~大阪間を24時間で走破、通称「キャノンボール」である。

競技ではなく、自分の力量を試すチャレンジの意味合いが強いため、決まったルールはあまり無い。
国道1号線の両端である、大阪の梅田新道交差点と東京の日本橋交差点を結ぶ、530~550kmの行程を24時間以内に走りきれば達成。
24時間を超えても自力で走りきった場合は、完走扱いとなる。

西風が多いため、大阪スタートのほうが東京スタートに比べて達成が容易とされている。
ルートは自由だが、達成を考えると基本的には走行区間の大部分をR1が占めることになるはず。、
バイパス回避にはじまり、距離が短いもの、高低差が少ないもの、あるいは開かずの踏切回避など、様々なルートが研究されている。


まずは私の挑戦記録から。


☆記録

2011年4月1日16時00分梅田新道発~2日18時59分日本橋着

GPSロガーのデータ
Dst 548.4km
Time 26h59m
Ave 20km/h

サイコンのデータ
Dst 548.4km
Time 19h52m
Ave 27.5km/h
Max 65.5km/h

走行ルートのGPSログ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=d85f4492f4b50bf073e3ad4560b5a7cd

補給一覧
 


☆機材や用品について

自転車は、ロードバイクをベースに、長距離用に装備を追加した。
目玉はGPSナビ。ハンディGPSを使うため、前輪はハブダイナモホイールに換装。
充電用回路を自作し、モンベルのフロントバッグ
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1784&forum=108#forumpost12754
に収めた。他にはウィンドブレーカー兼用のレインウェア、カメラや予備ワイヤー、電池を入れた。
サドルバッグには携帯工具類とチューブ2本。ポンプはフレームに装着。

用品類は、必要十分な最低限のものを選択したつもり。
挑戦時は昼間は暖かく、だが夜は冷え込む季節。

レーパンはキャノンデールのビブショーツ。
ジャージは、CBNのWiggleモニター品で頂いた、dhb Short Sleeve Windslam Jersey 2011
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7549&forum=107#forumpost12839
に、同じくモニター品のDescente Coldout Arm Warmers
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6713&forum=66#forumpost11342
あとは、安売りで買ったdhb Earnley Lycra Knee Warmers
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5549&forum=66#forumpost14053
をつけるスタイルで気温の変化に対応した。なお、シューズもメットもWiggleで購入したもの。全身Wiggle尽くしである。



手袋は指切りとロングを2種類持った。シューズは通気口をガムテープで塞いでおいた。
補給食やグローブ等を入れるため、使い慣れたウエストバッグを持っていった。心配していた圧迫や擦過による痛み、腰痛は全く出なかった。
位置はジャージのバックポケットを隠さない、腰の低い位置に。
あまり重くなると体に悪いと思ったので、ここに入れてある補給食から手をつけるようにした。


☆GPSナビについて

市販のポータブルナビ、Mio C323を使用。
ハブダイナモホイールを利用して給電システムを自作。

ハブからのAC出力を整流し、シリーズレギュレータで平滑して5V出力。
並列にニッケル水素電池4本(計4.8V)を接続し、停車中でも電源が途絶えないようにした。
走りの重さは特に感じないが、下りで速度が乗りにくいような気がする。微風程度の抵抗にはなっているのだろう。また、ハブの重量があるため、自転車はズシリと重くなる。
自転車モードがないため、ナビゲーションさせると自動車専用バイパスにしつこく誘導するダメな子だが、
リアルタイムに地図を確認できるメリットは計り知れない。
また、夜間真っ暗な道をひとり走っているときは心細く、抑揚のないナビの音声ですら心強かった。
大音量のオーディオプレーヤーも内蔵しているが、さすがに痛いので使わなかった。


☆挑戦レポート。

阪急梅田駅まで輪行して、輪行袋がわりのダイソーミニバイクカバーをゴミ箱に放り込み、スタート地点へ。
スタート時に持っていた補給食はゼリー飲料*4、ピュレグミ*1、キスミントガム*2、ブラックブラックガム*1

・梅田新道~木津川大橋(35km地点 スタート後1時間20分)
16時ジャストに梅田新道交差点を出発。

右膝に痛みが出やすいので、踏み込まないようにトルクを抑えて走る。
門真周辺で違和感。ヤグラの固定が不十分で、サドルがずれている。
レールが折れそうで怖かったが強めのトルクで締め対処。
清滝峠を越えれば木津まで下り基調。木津川大橋北のコンビニで、アイス食ってトイレ休憩。

・木津川大橋~亀山(106km地点 スタート後4時間5分)
R163を東進。信号もなく移動ペースも速まるが、緩いとはいえアップダウンがある。
伊賀近辺で日没を迎え、長い夜が始まる。
名阪国道に連れ込みたがるナビを無視しつつ旧R25に入り、19時18分に峠を越える。
交通量も街灯もなく心細い。ライトはNRX-35とUltraFireC3だが、ピークからしばらくはダートの下り。よく路面が見えず、コケないようにゆっくり下る。

運良くノートラブルでR1に合流できたが、真っ暗な道を走ったことで、精神的に疲れが出た。 夜間ここを通るのはあまりお勧めできないかも。
腹も減ったので、すき家1号線亀山で休憩。まさかのイートイン。悠長すぎるが、それくらい精神が疲弊していた。

・亀山~刈谷(178km地点 スタート後7時間15分)
肉体的にも精神的にも回復し走り出す。
明るい国道は走りやすい。交通量が多いと気流の流れができて追い風になるし、精神的にも楽だ。
いいペースで走り、刈谷でコンビニ補給。

・刈谷~浜名湖(247km地点 スタート後10時間20分)
中盤に入り、気持ちが萎える。脚もだんだん疲れてきた上、右膝の痛みが出始めてペースダウン。
浜名湖が見えたが当然真っ暗。コンビニで一休み。そろそろしんどくなってきた。

・浜名湖~島田(312km地点 スタート後14時間0分)
バイパス地獄が続き、景色も変わらず参り始める。白線上キープでちょっとでも路面抵抗を減らす。
途中、膝の痛みと疲労がたまってきたので270km地点のマクドナルドにピットイン。40分程度の大休止。
バイパス回避を繰り返してひたすらに走っていると、ついに夜明け。
この間の記憶は曖昧である。知らない道でナイトランは疲労の蓄積が半端ではない。
日坂バイパスを回避し峠を越え、その日オープンしたばかりのローソンで補給。おにぎり50円引き。もぐもぐ食べた。

・島田~三島(406km地点 スタート後18時間15分)
富士由比バイパス沿いのサイクリングロードを快走。体はボロボロだが、正面に見える富士山で多少元気になった。

さらに、コンビニでレッドブル飲んだら超回復。脚が回るようになった。
しかし、溜まった疲労はどうにもできず、ここから目に見えて休憩が増え、ペースダウン。
富士川を渡る前にミニストップへ。メロンパフェおいしいです。甘いものを食べないと気持ちが折れてしまいそうだった。
ここから沼津までは単調な直線道路。松林で海も見えず辛い。走っても走っても同じ景色で、ファミコンの安物ゲームみたいだ。しかも向かい風だったような。
箱根が近づいてきた頃、Giant乗りの人に声をかけられる。確かDefyアライアンス。
少しの間一緒に走り、三島の箱根峠前最終ローソンで別れる。このときスポドリと2本目のレッドブル補給。

・沼津~根府側(455km地点 スタート後21時間15分)
箱根は芦ノ湖まで1時間20分かかった。膝痛が恨めしい。元気だったら1時間以内で登れるだろうに。
疲労で判断力や注意力を失っていたのか、芦ノ湖で痛恨のミスコース。
旧箱根を下るはずが椿ラインへ向かってしまう。大観山まで再び上り坂。
もちろん、キャノンボールでこのコース取りをしたのは私が初めて。伝説になった。
だが下りは爽快そのもの。路上の砂はオートバイのお兄さんたちが全て蹴散らしてくれているため、滑る気がしなかった。
ミスコースには途中気づいたが、登り返す気にもなれずそのまま一気に湯河原温泉前まで下る。
この時点で、24時間以内のゴールを諦める。 次なる目標は完走。
R1に合流すべく、太平洋沿いのR135を走る。快走路だが路肩が狭く自転車には辛い。
ハンガーノック気味で失速。対向車線側のローソン小田原江之浦店を見つけ、ヘロヘロと補給。

・湯河原~東京(548km地点 スタート後26時間59分)
結局、当初の予定コースよりも20kmほど遠回りになった。集中力も切れているので、とにかく事故を起こさないように走る。
1号線に合流するとき、キャノンボーラーの第一人者の方に会う。激励を受け東京を目指すが、目が死んでいるのが自分でわかる。
横浜までは丘が連続するような地形で、さらに体力を失っていく。
途中、眠気に耐えかねてコンビニ前でズルズルとへたり込み、30分仮眠。
横浜以降は市街地走行。休憩をとりつつ、18時50分に日本橋1丁目交差点到着。
ゴールがわからず10分ほどうろつき、18時59分にゴール。
記録は26時間59分。この調子だと、ミスコースが無くとも達成は厳しかったか。


☆考察

キャノンボールに初めて挑戦して、コースプランニングもさることながら出発時刻や時期も重要だと感じた。
長時間のナイトランは疲労が溜まりやすい。景色も先も見えないし、暗い道だと心細くもある。
夜間に明るい東京大阪近郊を走るプラン、すなわち真夜中出発真夜中着が楽と思った。
交通渋滞も無く、市街地の移動ペースもあがる。ただ、宿泊や帰宅に際して問題があるか。
また、夜間補給で止まる度に体が冷えてしまった。もう少し暖かい時期が楽。
休みが取れる時期を考えると、ゴールデンウィークか9月の連休がベスト。
実際、この時期の挑戦者が一番多い。

また、クリートのポジションが出ていなかったのか(思うに、Qファクターを狭くしすぎた)、
スタート後200kmくらいから膝に違和感を感じ始め、痛みに変わっていった。
ペダルをLOOKからSPEEDPLAYに交換してから日が浅かったことも原因のひとつ。
使い慣れた機材で挑むべきだと思う。そういう意味では、毎日乗っている街乗りロードバイクで行ったほうがよかったかもしれない。
結局このあと2ヶ月少々、膝の痛みのためロクに自転車に乗れなかった。

最後に記録について。走行時間19時間52分は達成者のタイムとあまり変わらなかった。
やはり、だらだらと休憩したために差がついた。ペースを維持し、少ない休憩回数、休憩時間で走ることができれば、このルートでも24時間切りは十分達成可能。
今回は達成出来なかったが、またリベンジしたい。

価格評価→★★★☆☆
評   価→★★★☆☆

 
baru  2012-12-17 22:59
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[Cycling Courses] 東京大阪キャノンボール
購入価格 食費等¥8000円程度+新幹線代13000円


このクレイジーな挑戦の存在を知ったのは2009年だっただろうか。
2ch自転車板をボーっとスクロールしている最中、あるスレ名に釘付けになった。

  「東京⇔大阪を1日で走る」
  
いやいや、東京大阪って600kmくらいあるでしょ?1日で走るとかムリでしょ。サイスポに神戸→鎌倉600kmレポ載ってたけど、40時間掛かってたし。……そう思ったのだが、どうやら本当に達成した人が何人か存在しているらしい。

「大体600km」という認識は少し間違っており、正確な東京⇔大阪間の距離は550km。24時間で割れば必要とされるAveは23km/h。……最初は到底ムリな挑戦だと思っていたのだが、この速度なら何とか出せるのではないか?この年、出場した「東京→糸魚川ファストラン」ではAve27km/hだったこともあり、不可能ではないように思えてきたのである。

そして1年後の2010年9月、満を持して東京→大阪を決行したのであるが…。


■歴史
「東京~大阪の間を24時間以内に走る」というチャレンジ自体はかなり昔から行われている。

知る限り最古の挑戦は昭和48年の橋本治氏のチャレンジである。国体のロードレース優勝者らしく、皇居前→大阪駅前を20時間50分で走り抜けた記録が残っている(ただしサポートカーあり)。

テレビでも挑戦の様子が流れたことがある。耐久ランブーム全盛の当時、日本のホビーレーサーでトップ選手だった大塚和平氏の1982年のチャレンジ。東京駅前→大阪駅前をソロで19時間45分で走りきっている。驚異的な記録である。


それから24年。2006年8月、あるスレが立った。

  「東京⇔大阪を一日で走る」
  
当初、スレ内の反応は冷ややかだった。

  「夏厨乙」
  「輪行って知ってる? 新幹線なら往復できるよ。マジおすすめ。」

要するに、誰も本当に出来るとは信じられなかったのである。扱いとしては都市伝説レベル。ただ、「面白そうだ」と思った人も少なからずおり、1スレ目、2スレ目で6人の挑戦者を出すことになる。しかし、いずれの挑戦者も24時間は切ることはかなわなかった。


3スレ目では1つの節目となる出来事が。

  「【キャノン】東京⇔大阪を一日で走る 3走目【ボール】 」
  
それまで概念として存在していた「東京~大阪を24時間で走る」という行為に名前が与えられた。自転車界における「キャノボ」はこの時生まれたと言える。


そして5スレ目、ついに24時間を切る「達成者」が現れた。やんぐちゃあはん氏である。新大阪駅から練馬の自宅までを23時間48分で走破。キャノボが「都市伝説ではなかった」ことが証明されてしまった。

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そして現在(2012年12月)に至るまでに、のべ100人以上が挑戦し、14人の24時間切り達成者が出ている。古典コースでありながら、今なお魅力的なコースであると言える。


■ルール
実は、これといってキャノボに明確なルールは存在していない。

ただ一般的には、「国道1号線の端から端、日本橋交差点から梅田新道交差点を24時間以内に走り切る」のが目標とされる。見事24時間以内に走りきれば「達成」、切れなくとも走りきれば「完走」扱いとなる。始点と終点さえあっていればコース取りは自由であり、中には甲州街道~中山道のコースで24時間を切った挑戦者も存在している。

方向についても、特に決まっていない。東京→大阪でも、大阪→東京でも、それは挑戦者の自由。ちなみに過去の挑戦では40%が東京発、60%が大阪発。これは偏西風のため、風向き的に大阪→東京の方が有利であるためと考えられる。ただし、この場合は最後に箱根が来るので、これが中々キツイ。

実行委員会などもいないので、あくまでも自己満足のロングライドである。しかし、一部では証拠に拘る人もいるため、多くの挑戦者はブルベのようにレシートを保存したり、GPSのログを示すことで「走った証拠」とすることが多い。

個人的な意見を言えば、上記に示した自転車における「キャノボ」の成り立ちから言って、スレッドに挑戦表明をするのが唯一のルールではないかと思っている。


■装備
車種の規定はないが、ロードバイクであることが多い。ただ、過去にフラットバーロード、シクロクロス、小径者でのチャレンジャーは存在している。スピードが求められるため400~600kmブルベの参加者に比べると軽装であることが多く、傍目からはとても東京から大阪を走っている格好には見えない(と思う)。


自分の挑戦時には、ロードバイク+サドルバッグ+ツール缶+トップチューブバッグという構成であった。


■コース解説
「ルール」で示した「日本橋~梅田新道」がコースであるという前提で、少しポイントを解説。ブルベに喩えるならば、完全に「都市型ブルベ」。獲得標高は2500m程度であり、コースのほぼ大半が街中である。風景的にはそこまで面白くはないが、東名阪の三大都市圏を1日で駆け抜ける「移動の快感」は他のどんなコースにも代えがたい。

(1)日本橋~三島

スタート地点もはっきり決まっていないが、日本橋の「日本国道路元標前」から始めることが多い。日本の一桁国道の半分はここが始点。是非出発前に写真を取りたい。

東京~横浜の都市部を抜けるまでは信号に悩まされるが、そこを越えてしまえば平坦基調の快走路である。かつては蒲田の踏切や、戸塚の踏切に悩まされることも多かったが、今では前者は撤去、後者は迂回路が確立されており、悩むことも少ない。

茅ヶ崎~平塚の湘南区間はR1派とR134派に別れる。個人的には防風林があり、信号も少ないR134を推したい。ただし夜は真っ暗であるので、明るいライトは必須である。

小田原を過ぎると、コース最大の難所・箱根の登り。こちらもR1派、箱根旧道派に別れる。獲得標高と距離から見ると箱根旧道の方が有利であるが、脚を残すならR1を選ぶのも戦略であろう。なお、熱海を通るルートや、R246を通るルートも存在している。


(2)三島~豊橋
コースの1/3を占める静岡は一大バイパス地帯。基本的にR1をそのまま進むことは出来ず、多くは旧東海道を走ることになる。そのため、バイパスに関する事前知識が最重要と言える。ちなみに、静岡だけで避けなければならないバイパスは以下の通り。

 ・沼津バイパス
 ・富士バイパス
 ・富士由比バイパス
 ・静清バイパス
 ・日坂バイパス
 ・掛川バイパス
 ・袋井バイパス
 ・磐田バイパス
 ・浜松バイパス
 ・浜名バイパス
 
以上、10個。中には自転車が通れる部分もあるが、基本的には避けて通らなければならない。特に癖が強いのが、富士~興津の区間と、掛川~磐田の区間である。この区間に関しては十分な予習、出来れば試走をしておきたい。

ちなみに、浜名湖の上を抜ける弁天島はコース上屈指のビューポイントである。時間に余裕があれば写真撮影するのも良いだろう。


(3)豊橋~四日市
愛知県に入ると、道自体は広くなるが、車のスピードは上がる。日本最大の車生産量を誇る県だけあり、車優先の道作りが行われており、走りやすくはない。

ルートで言えば、難しい場所は少ない。豊明駅前と、名古屋の松田橋交差点を曲がった直後の自転車通行不可の陸橋に注意すれば良い。名古屋の街中は交通量は多いが、路肩も広く走りづらくはない。

木曽川・揖斐川を渡ると、道は片側一車線となる。四日市まで行けば道は広くなるのだが、この辺りは渋滞も多いので注意すること。


(4)四日市~梅田新道
四日市より先は、2ルートに別れる。R1をそのまま行く京都周りのコースと、R25~R163を使う伊賀越えのコースである。前者は距離は長いが、獲得標高が少ない。後者は距離は短いが獲得標高が多い。ルーラータイプなら前者、クライマータイプなら後者が適していると思う。コースとして捉えるならば、鈴鹿峠・琵琶湖・京都の街を越えるR1ルートの方が趣がある。


蒲生4丁目の交差点を曲がり、しばらく直進すればR1の終点・梅田新道に辿り着く。交差点の北西側には金色の元標があるので、この前でも記念撮影をオススメする。


■記録
最後に、冒頭で途中まで書いた私個人の記録について。

過去に3度挑戦、2度達成している。

(1) 2010/09/19 東京→大阪(リタイヤ/302km/12時間38分)
豊橋でスポークが折れて挑戦を断念。スピード的には達成ペースだっただけに、悔やんでも悔やみきれなかった。

(2) 2010/10/11 大阪→東京(達成/547km/23時間02分)
リタイヤから一ヶ月、リベンジを期して逆方向から挑戦。基本的にはR1を通るルートを選択。
風向きも良く、なんとか24時間切りを達成した。

(3) 2011/04/31 東京→大阪(達成/551km/23時間18分)
達成したのは良いのだが、当初失敗した東京→大阪をやらなければ収まりが付かないと思い、再挑戦。
浜松までは向かい風に苦しんだが、浜名湖を越えたあたりで風向きが逆転。2度目の24時間切りを達成。


一応、キャノボは引退したことにしている。しかし、4回目を走ることも、そのうちあるかもしれない。


■総評
一見クレイジーな挑戦ではあるのだが、実はホビーサイクリストでも練習+分析次第で達成可能である。絶妙なゲームバランスの上に成り立っている耐久ランであると言える。

  「24時間、脇目も振らず走って楽しいの?」

皆、呆れた顔でこう言う。しかし、私は断言する。

  「めちゃくちゃ楽しい!」
  
550kmの風景が、一日で流れていくあの感覚。ダイナミックな移動感。そして、キャノボ最大の特徴は多くの人から応援してもらえるということだ。多くの人にとって、応援される立場に回ることは少ない。しかし、その立場になってみると分かる。応援というのはこれほどまでに力になるのかと。


是非、もっと多くの人に挑戦して欲しい。その体験は、きっとあなたにとっての貴重な財産となるはずだ。


価格評価→★★★☆☆(深夜バスより高いです)
評   価→★★★★★(究極のワンデイサイクリング)
















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