KASHIMAX AERO(KASHIMAX AERO CUSTOM ORDER)
購入価格 ¥12000
だいぶ前から自分の持ってる細身の鉄フレームに合うサドルを探していた時、 たまたまネットで落ちていた情報から知った本品。
それからKASHIMAXのホームページに行き、びっくりしたw
「ベースのカラー(7色)&トップの素材、カラー(約80種類)」
の全てを自分で指定して決められるというオーダーシステムがあるということをw
日本の企業すげーw
こりゃオーダーしてみたい!と、調べてみたら家の近くにオーダーができるお店 (オーダできるお店は限られるらしいので、調べてみるといいと思います)に早速行ってみました。
おいらが行ったお店にはかなりの種類のサンプルがあり、かなり迷ったw
なにせ色は違えど、素材が違ったりするサドルが山のようにあったからw
素材が本革 、スエード、 人造の皮、ビニールとかとかとかとかとか…。
勢いに任せて家を出てきたのはいいが、現場で迷うこの流れは昔からですw
もしオーダーされる方がいらっしゃるのであれば、お店に行く前にしっかりとKASHIMAXのホームページでトップのカラーなど組み合わせることができるので、そこでシュミレーションすることをお勧めしますw
本物のサドルの山見たら誰でも迷うと思いますからw
色々と店員さんとお話させていただきながら結局今まで使ったことのない
「素材は牛の本革!」←何を選んでも同じ値段らしいので、それなら!!と、貧乏根性丸出しで本革指定!
「レールは赤!」 「トップは黒!」
それにちょっと色気出して「ベロア!!」
これでオーダーしてみました。
オーダーした後に店員さんがぼそっと「一週間ぐらいでくるんで待っててくださいね♪」
なんて言われたもんだから一週間、悶々しながら待っていると、本当に一週間できたw
はやっw
長々とすいません。やっとこさ製品レビューですw
※見た目
美しい…。日本の職人さんすごいとここで改めて思いましたw 前にselle san marcoのCONCORさんを使っていたけれど、気のせいかもしれませんが、CONCORさんよりも仕上げが綺麗な感じがします。
元々KASHIMAX AEROは、CONCORと形がよく似ている。
見た目もさることながら、重量もかなり重いですw
これでレースする方はあまりいらっしゃらないと思いますが、流石に350g近くするサドルは重いですw
サドル自体が大きいために、おいらみたいな鉄フレームには合うと思いますが、エアロバリバリのフレームにはあまり合わないかなw
※使用感
KASHIMAX AEROとCONCORの違う所といえば、サドルの一番後方の部分が前者のほうがかなり上がり目だということと、前者のサドルサイドの骨格?レールの付近の強度がかなり高い気がするところだ。
ここまでサドル後方が上がったサドルはあまり見たことがないが、座ってみるとCONCORとあまり変わらないのに驚く。 競輪用のサドルを作ってきたKASHIMAXだからかわからないが、ベースの素材が恐ろしい程にしっかりとしている。 体重80キロのおいらが座ってもびくともしない。サドルレールもしかりで殆どしならないw
かなり大きめのサドルなので、ある程度はしなってくるかと思い半年位使ってみたが、まったくへたってこないwこれにはかなりびっくりしたw 今まではサドル全体がしなってくる(へたってくる)ことを予想してポジションを決め、スイートスポット近辺のクッションを狙って使うことでクッション自体もへたらせ、自分のおしりに合わせてきたおいらですがこれにはびっくりと同時に悩みました。
しかし、このサドル。ベースがしっかりしている分クッションが結構多めでポジションを変えながら走る人には向いていると思います。 かくいうおいらもポジション変化型の人間なので、へたらせようと頑張っている最中に 「あら?へたらせなくても案外これはこれでいけるのでわわわ?」 と思ったが最後、へたらせることをやめましたw
余計なことを考えなくなると面白いもので、色々見えてきました。
サドル後方が大きいのでサドルノーズが太いとおもいきや案外そうでもないので、前乗りもレーパン装備の上でなら結構な距離を走れました。
このサドルを何かに例えるとすると、クッション多めのセミバケットシートのようなものでしょうか?
ポジションを決めて下ハンを握るとクッションが多めなのにも関わらず、サドル全体が恐ろしくしっかりしているので、かなり踏み込んでみても、体がブレずにお尻全体を包み込んでしっかりと受け止めてくれるような感覚があります。
しかし、ゆったりと流している時もサドルの色々な箇所に陣取れるために、レーパンなしでもかなり長距離まで気楽にいけると思います。
自分の感覚なのですが、薄いレーシングサドルと比較してスィートスポットが若干後ろにあるような気がします。長距離を走るならばこの場所に陣取り、ゆっくりと走るというのがいいんではないでしょうか?
自分自身そこまでレース志向でもないですし、遠乗りしても平均50キロぐらいの軟弱&貧弱ものですからこのサドルぐらいがちょうどいいと思います。 おいらはこのサドルがぴったりとお尻に合ったのでこれからも、壊れない限り使い続けると思います。
しかし少し注意があります!
オーダ時に貧乏根性丸出しで「本革!本革!」「ベロア!」「ベロア!」と連呼して、まともに店員さんの注意事項を聞かなかったおいらが悪いのですが、サドルをget & onして一週間したぐらいに走行中に雨にやられ、気がついた頃には、
「このサドルつるつるで触っていると気持ちいい〜」
と友人に言われ、自分も触ってみてビックリw
「おおおおおおお…ベロアが…ベロアが…なくなっとる…」
「つるつるつるつるつるつるつるや…」
BROOKSもそうですが、本革に雨は…
ダメ!絶対!
おかげで一週間でベロアはなくなりましたが、本革のサドルに変身しましたw
おいらが不感症なだけかもしれませんが、ベロアがなくなっても使用感は変わりませんでしたw
価格評価→★★★★★←made in japanでこの品質なら安いんではなかろうか? 評 価→★★★★★←ここまで色々選べて、しっかりしてるサドルならいいと思います。
年 式→2011 カタログ重量→300g〜335g
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