中津明神山は高知県と愛媛県の県境にあたる標高1540mの山です。
登坂距離16.6km、標高差1402m、平均8.7%の勾配があります。
後半にいくにしたがい急傾斜になり、中盤には最大勾配20%、後半の7.5kmは平均でも11%という厳しい登りです。
登りはじめは仁淀川沿いの 高知県吾川郡仁淀川町名野川。
吾川スカイパークへの道を登ります。
中津渓谷を右手に見ながら緩い登りをしばらく登ってゆきます。
途中には小学校や民家もありますが、補給できるような店などはほとんどありません。
スタート地点から7.5kmほどを過ぎたころから、最大勾配20%がやってきます。
このあたりは直線的。
休む暇なく急勾配に挑まざるを得ない点で精神的にきつい坂です。
激坂を登り切ると、標高およそ800mの吾川スカイパークに到着です。
パラグライダーなどをやっているようで、開かれた広い芝生で一息つきました。
ここからの代わり映えのしない林をひたすら登る坂は、ひたすら9~11%の勾配が続き、
また路面が所々荒れていたり小石が散らばっていたりと、なんともいやらしい道です。
さらに私が登った前日もしくは当日早朝に雨が降っていたようで、場所によってはさながら小さな川を走っているようでした。
標高1300m付近を過ぎると一面が背の低い笹面となり、突如として視界が開けます。
視線の先には頂上が見えていました。
ただ、今回は運悪く周囲には厚い雲があり、おそらく広がっていたであろう四国山地の展望を楽しむことはできませんでした。
ラスト300m地点の急勾配のヘアピンではここまでの疲労が蓄積さていることもあり、とにかく必死。
標高1540mの頂上付近についたころ、ようやく雲が晴れ、登ってきた道が見えました。
天気のいい日であれば四国山地の主な山々を望むことができることでしょう。
景観→★★★☆☆
登坂距離→★★★★★
平均勾配→★★★★☆