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[HYBRID] SCOTT SUB30 2009


 
notti  2011-10-2 18:36
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[HYBRID] SCOTT SUB30 2009
購入価格 ¥19000位(フレーム、フォークセット)

 ディスクブレーキのロードバイクを組んでみたいと思い(できるだけ安く)、ヤフオクでベースになる良いフレームは無いかと探していたところ、2009モデルのスコットの「SUB30」というクロスバイクの新車バラシのフレーム、フォークのセットを見つけ、落札しました。

 このフレーム、パイプの異型っぷりが半端じゃないです。「HYDRO TUBING」とフレームに書いてあるのでいわゆるハイドロフォーミングによって形成されたものだと思うのですがヘッド回りは非常に複雑な凹凸が形成されています


トップチューブの断面形状は後方へ向かって逆三角形へと変化し、ダウンチューブは中央部で涙滴型になりそこからまた横長の楕円へと変化してBBシェルへつながります。
シートステイは普通かなと思いきや微妙な潰しが入っています。


そして極めつけはシートチューブの後ろについた「ヒレ」です(ハイクランプタイプのFDを付けようとすると微妙にこのヒレがじゃまになる)。

イイヨイイヨー。


これらの形状は機能的に何らかの意味があるものなのか、ただの虚飾に過ぎないのか、どちらなのか私には分かりません。しかしこれを見ていると機能的に意味があるとか無いとかそういったことはもうどうでもいいような気がしてきます。たかだか六万かそこらのクロスバイクのフレームパイプにここまでの鬼加工をした、しちゃった、やらかしちゃったスコットの男気に拍手を送りたい。

 このフレームはチェーンステイにRのディスク台座がついていますがこれは他のディスクブレーキ仕様のバイクと共通のエンドを使用したために付いているだけでこのフレーム自体はディスクブレーキで組むことを想定していないようです。その証拠にダウンチューブにもチェーンステイにもアウターやオイルラインを沿わせるガイドが付いていません(付属の純正フォークにもディスク台座はありませんでした)。なのでタイラップで取り付けるタイプの後付けのアウターガイドを使用し、Rブレーキのアウターを処理しました。

 アウター受けはシートチューブにFD用のものが一つ付いているだけなのでフルアウターで組むことが前提のようです。

 トップチューブ下面にフレームに直接ネジ留めするちょっと変わったアウターガイドが三つ付いています。



 最初チェーンステイに付いたディスク台座を見たとき、珍しくておもしろいし、後ろから見たときキャリパーがシートステイに隠れて丸見えにならないのでディスクブレーキであることをあまり主張しすぎないのがいいなと思ったのですが実際に組んでみてディスク台座はやはりチェーンステイにつけるものではないと思いました。なぜかというと・・・

「キャリパーの位置調整をするときにパッドとローターの間隙がシートステイがじゃまになり見にくい」
「キャリパー取付けボルトを締めようとするとシートステイがじゃまになり締めにくい」
「ブレーキワイヤー固定ボルトを締めようとするとシートステイがじゃまになり締めにくい」

そうです、なにかしようとすると必ずシートステイがじゃまになるのです・・・。


 ブレーキはシマノのロード用メカディスク「BR-R505」を使ったのですが、このキャリパーの場合テンションアジャストボルトとチェーンステイが近接しすぎてアウターがチェーンステイを避け切れません。


なのでテンションアジャストボルトに付いているナットを外し、ボルトをめいいっぱい締め込んでなんとかチェーンステイとのクリアランスを確保しました。


でもこれだとブレーキレバーの引き量の微調整が出来ないので「自作インラインワイヤーアジャスター」という物を作り、アウターの適当なところへはさみ込むという方法で対応しました。(どんだけ手間かけさせるんだよっ!)


 シートステイとキャリパーの間隔を見ると使用できるローターは6インチが限界だと思われますがシマノのBR-M515LAというメカディスクは6インチ用のマウントアダプターにもかかわらずシートステイと干渉して取り付けられませんでした。使用できるキャリパーを選ぶようです。というかテンションアジャストボルトの件などからしてメカディスクではなく油圧ディスクの使用を前提としているディスク台座のような気がします。

 ホイールはキンリンのちょいディープリム「XR-300」で組みました。ハブはもちろんあなパーで紹介させてもらったアイツです。圧倒的な個性と存在感を持って登場しながらいつのまにかシマノパーツ史の闇に葬られ、今では無かったことになっている(笑)ダイレクショナルハブ「FH-M555」「HB-M555」。





 完成したバイクは下のような感じです。(ベル、テールランプ等が付いていませんが撮影の為取り外しただけで、走行時は装着しております)




 フレームサイズはS(C-T490mm)、トップチューブ長約530mm(C-C)、フロントセンター約62.5cm(写真のフォークで)、リアセンター約45.5cm、ホイールベース約107cm(写真のフォークで)、Rエンド幅135mm、シートポスト径31.6mm、BBシェル幅68mm、フレーム単体重量1894g、ヘッドパーツはゼロスタックタイプ。フレームサイズに関しては商品説明に「日本サイズのM」との表記がありましたので日本仕様ではMサイズになるようです。Fフォークは付属していた純正品からMTB用のフルアルミフォークに交換しました(カンチ台座は落としてあります)。

 デュアルコントロールレバー、クランク、FD、RD、カセット、チェーンは5600系の105です。上引きタイプのフレームのためFD用のワイヤーは滑車を使って引き方向を反転させています。


クランクはチェーンラインの関係でトリプルクランクのインナーを外してダブルとして使っています(50×39)が普通のダブルクランクでも50Tまでならアウターとチェーンステイのクリアランスは結構あったので使おうと思えば使えると思います。 


ダブル 50×39t


ダブル 52×39t


 ホイールベースが長く、タイヤとフレームの間隔がかなり開いていて間抜けな感じがしたのでちょっと太めの25Cのタイヤをセットしました(でもまだ結構開いていますね)。同様の理由でチェーンも普通のロードより長めになります。

 下の写真は700×25cのタイヤを装着した状態を後ろから見たものです。クリアランスは結構あるのでまだまだ太いタイヤが履けそうです。


あと、細かい話ですがRカンチ台座のスタッドボルトを外したのでその穴を埋めるホープのボルトを購入したのですがネジのピッチが違い装着することはできませんでした。ホープだからダメなのかと思い、バズーカの物も購入してみたのですがやはりそれもピッチの違いで装着できませんでした。スタッドボルトと穴埋め用のボルトを比較すると、ネジ外径10mmというのは同じなんですがスタッドボルトの方が明らかにピッチが細かいです。スコットのフレームのスタッドボルトは独自規格の物なのでしょうか。

 重量は「なんとか10キロ以内に収まってくれっ!」という願いもむなしく、完成車写真の状態で堂々の10.5キロです。フレームは重いし、Fフォークはカーボンじゃないし、MTBパーツも使っているし、しょうがないですね。(と必死に自分に言い聞かせている)

 乗った感じは普通のロードバイクとそんなに違いは感じませんでした(感じろよ)。特に乗りにくいとか、変な癖があるとかいうこともなく、素直ないい子です。ブレーキはパッド、ローターが新品の時は全然効かず、「おいっ、殺す気かっ!」と思いましたがしばらく使うと当たりが出てきたのか効くようになり、今では制動力、コントロール性ともに問題無いです。しかし、ロード用のキャリパーブレーキと比べるとキャリパーブレーキの方が効くような気がしました。ちなみにパッドとローターはシマノ純正のレジンパッドとローター(SM-RT61)です。

 ブレーキ以外はできるだけ普通のロードっぽくなるように組みたかったんですが、フルアウターだったり、FDが上引きだったりで、なかなか思うようにはいきませんでした。この車重10kgオーバーのモンスターマシーン(笑)をロードバイクと呼んでよいものかどうか、若干疑問ですがロードバイクに関する厳密な定義とかはないと思うので言ったもん勝ちということであえて言い切っちゃいます。誰が何と言おうと、誰も何にも言わなくても

「これはロードバイクです。」(笑)



価格評価→★★★★☆
評   価→★★★☆☆(「ヒレ」とかいりませんのでもうちょっと軽くしてください)

<オプション>
年   式→2009
カタログ重量→ g(実測重量 フレーム単体1894g 完成車10.5kg)





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