購入価格: ¥270 (税込)
標準価格: ¥270 (税込)
『即効性のあるエネルギー源。長続きはしない。甘さ控えめで意外に食べやすいが、GINSTINGはクセのある味』
■Honey Stinger Waffleと同時に購入
Honey Stinger Waffleと同時に購入し、川の土手のサイクリングロードを走ったときに、折り返し地点で試してみた。私が入手したのはGINSTING(ジンゼン)というものだ。
Honey Stinger Organic Energy Gel “GINSTING"
■意外に甘さ控えめだがクセのある味
開封してひとくちすすると、これはハチミツの味だと思った。その後、すぐにジンセンとコーラのような風味が追いかけてくる。コーラテイストと言っても、コカコーラのような爽やかさはない。駄菓子屋や縁日で食べたことがあるコーラ味の水飴に近い味だ。そこにジンセンの味が入ってくる。コーラもジンセンも強い風味ではないので不味くはないが、美味しいというほどのものでもない。この味は好みが分かれるところだ。
Honey Stinge Japanのホームページを見ると、ジンセンというのは”エゾウコギ”のことらしい。エゾウコギは私の叔父から大量に送られたことがあって、焼酎に漬けたものを飲んだことがある。どうりでどこかで食べたことのある味だと思った。日本で購入したHoney Stinger Organic Energy Gelの日本語表記の原材料名には高麗人参と書かれている。確か高麗人参はエゾウコギに似たような植物だったと思う。
意外にも甘さはそれほど強くなく、口の中いっぱいに甘さが広がる感じや口の中がべとつくような感じは少ない。すぐにボトルのドリンクが必要なほどではない。ただ、ジンセンやコーラナッツのせいなのか、喉の奥がカーッとする感じがするので、これを解消するために水分が必要だ。
同じようなジェルでMuleBar KICKS GELというものを2本食べたことがある。Honey Stingerの方が風味が弱く、甘さがさらっとしていてしつこくない。コーラやジンセンの味はどちらかと言えば好みではないが、運動時に食べやすい味に仕上がっているのは好印象だ。
コカコーラのような爽やかな味はしないが、コーラのような急激な血糖値の上昇や下落もない。
■即効性のあるエネルギー源
このジェルを摂取すると走行後5分くらいたってから、いきなりエネルギーになるような感じがあった。その後はすぐに安定し、40分くらいしてエネルギーの低下を感じた。Honey Stinger Organic Energy Gelは即効性のあるエネルギー源だが持続性はない。何となく分かっていたが、実際に使ってみてやっぱりという感じだった。
メーカーサイトにもは「30〜40分毎に1本摂取することをおすすめします」と書いてある。自転車等の持久的な運動は、時間と共にグリコーゲンが減っていく一方だ。30〜40分ごとに摂取することによって、グリコーゲンを節約し、エネルギーのレベルを保つといった感じの使い方が向いていると思う。つまり、長距離レースのような競技だ。
このジェルに使われているマルトデキストリンは吸収が早いし、ハチミツのブドウ糖は即エネルギー化するので、休憩中やエネルギーの低下を感じたときにも使えると思う。だが、私のように気分転換で自転車に乗る場合は、もうちょっとカロリーの高さや腹持ちの感じが欲しいところ。これならマルトデキストリンや果糖ぶどう糖液糖の入ったゼリー飲料を購入すると思う。
■カフェイン、ビタミンB群、ナトリウム等が役立つ
その他の成分ではカフェインの効果が際立つ。摂取後5分経ってからいきなり元気になるような感じがしたのは、カフェインが影響していると思う。これは走行中の集中力を保つのに役立ってくれた。ジンゼンの効果はちょっと分からない。ビタミンB群はエネルギー代謝に関するし、ナトリウムは汗を多くかくような状況では役に立つので、これらが配合されているのは嬉しいところだ。
■携帯性に優れるがべたつくのでゴミ処理に困る
小さなパッケージで携帯しやすく、こんなに小さいのに120kcalも摂れる。これならトップチューブバッグやバックポケットに何本も入るだろう。だが、ゴミの処分には困る。パッケージの飲み口がペタベタするので、直接バックポケットやかばんに入れたくはない。片手で持って口で開封することもできそうだが、切った部分をどう処分するかが問題だ。ゴミ処理の点では、ジェルやべたつくエナジーバーは好きになれない。
■レースでは役立ちそうだが、普段使いには不向きかも
レースやイベント等で確実にゴールしたいときや良いタイムを出したいときには、Honey Stinger Organic Energy Gelはエネルギーのレベルを一定に保つのに役立つだろう。ただ、私が自転車で遠くへ出かけるようなときは、サイズが大きくなったとしても、固形の補給食等の方が合っているような気がした。固形の補給食の方が腹持ちが良く、ライドの後半のエネルギーになりやすいからだ。100kmくらい離れた場所に行く際には、トラブルなくかえってくるために、補給食の一つとして組み込むかもしれない。これが合うかどうかは用途や目的によると思う。
価格評価→★★★☆☆ (私の場合、同じ値段なら固形の補給食を買うと思う)
評 価→★★★☆☆ (意外に食べやすいが美味しいとは言えない。競技には向いていると思うが、私が普段食べるなら固形の補給食)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→37g