購入価格 ¥1,290 (ヨドバシカメラオンライン)
諸事情あって、フラットバーロードをドロハン化するために購入し、装着しました。
予想外にいいフィーリングだったので、レビューします。
ドロップハンドルに換装するのだから、素直にキャリパーブレーキをつければ良かったのですが、やんぬるかな、フレームもフォークも非対応。そうなると、デュアルコントロールレバーで引くことのできるミニVブレーキレバーしか選択肢はありません。
ミニVブレーキとVブレーキの差異として挙げられるのは、制動力の低さ、軽重、引き量ですが、引き量以外は遜色ありません。ああでも、軽さは手に持ってわかるくらい違いはありますね。
晴れの日、雨の日ともに試してみましたが、きっちりとまります。セッティングによっては多少音鳴りがしますが、それはシューの問題になるのでここでは論じません。
キャリパーブレーキと比べると、制動力は圧倒的に高いです。雨の夜に山岳地帯を走る羽目になったとき、キャリパーブレーキはなんて頼りないんだと思いましたが、(ミニ)Vブレーキは本当に頼もしい。減速するためではなく、まさに止まるためのブレーキです。
デメリットとしては、リーチが小さいため、タイヤを取り出そうとするといちいちワイヤーを外さなければならない点です。これは結構大きいのですが、頻繁に輪行するわけでもないなら目をつぶることができますし、特殊なワイヤーアジャスターさえあればこのデメリットも克服できます。
今回はフラットバーのドロップハンドル化という機会に触ることができましたが、自分でロングツーリング用の自転車をオーダーしようと思った時にはミニVブレーキを検討したいと思うくらい頼りになります。
と、ミニVブレーキの特性を中心にしてしまいましたが、こんな値段の言っては悪いけれど「安物ブレーキ」でこれくらい「ミニVブレーキすごい!」と思ってしまえるこの製品は、馬鹿にできるものではないなあと思っています。こういうソリューションを提供してくれている Tektro というメーカーもすごいなあと思いました。いやはや、今回は完全に脱帽。
価格評価→★★★★☆(← キャリパーブレーキに比べたら安い)
評 価→★★★★★(← びっくりするくらい効く)
<オプション>
年 式→ 2016
カタログ重量→ 161g