[手組み] OPEN PRO+SG-S700+星ステンレス14番+真鍮ニップル(36H)
購入価格 ¥53000くらい(注:後輪のみです)
何の変哲もないクロスバイク用ホイール・・・内装11段変速機のSG-S700を使用している点以外は。 要するにこのホイール、内装3段搭載のママチャリの後輪、アレのバケモノだと思って頂いて構わない。
そもそも私が内装11段の完組みを買わなかったのは、所有しているクロスバイクのエンド幅が130mmだったり、MTBフレームを使ったロードを組まなかったと言う事もあるが、何よりリカンベントに突っ込む為というww まじめな話、完組みを買ってしまうと700Cの前輪が余ってしまうから、手組みにせざるを得なかったんです。 そしたらまあ高い高い。
このホイールを使ってて思った事。 まず、いい点から。 ・いかんせんリムがロード用なので、高性能タイヤ選びたい放題。 ・見た目のインパクト。レース用リム使用の700Cホイールでありながらナット止めなのである。 ・遊星歯車機構搭載。 ・手組みゆえ、乗り心地が良い。
ダメダメな点。 ・重い。 ・高い。 ・ナット止め。
重量面でのデメリットは、外装変速機を使うホイールとの重量差を差し引いても消し去れる物ではない。 XTのリアハブで組んだ場合、ホイール単体重量はコイツの半分程度なので、いかに重いかがお分かり頂けるかと思う。 まあ、この点は内装変速なので仕方ないし、停止時にも変速できるという素晴らしいメリットがあるので帳消しとしても良いくらいだけどw
ナット止めについては、内装変速機特有の事情で「クイックリリース機構を使えない」という事に起因する。 クイックを使うと、何らかの拍子にハブがフレームからズレた場合、変速機の再調整をしなければならないので、その可能性を排除する為には止むを得ない。 しかし携帯工具にはボックスレンチなんか付いていないので、場合によっては携行しなければならない。
このように、一見欠点だらけのホイールなのだが、単純な走行性能は一般的な700Cホイール+αといった所。 はっきり言って、リアエンド幅が135mmでリムが700Cの場合、総合的なメリットはこちら(内装11段の700C)の方があるように感じた。
前輪をXTなどで組んだ(=700C特注ホイールセット)場合、7万円近くするかもしれない。 しかし、クロスバイクでレースに出場される方や、MTBを700C化したい方、通勤や職務上、雨でも乗られる方には最高の一手といえよう。 なお、当然ながらディスクブレーキ対応。
・・・価格の高さなんて気にするのは買う時くらいで、数ヶ月経てば気にならなくなりますって。
価格評価→★☆☆☆☆(クロスバイク用ホイールとして考えりゃ高い) 評 価→★★★★☆(キワモノ好きにはたまらない)
年 式→2011 実測重量→ 2268g
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