購入価格 ¥タダ(家にあった物で済んだので)
張り替えたのは別のサドルですが便乗してこちらに。
というわけで、今回の生け贄はこちら。
20年物のAvocetのR20 Gelflexです。
コンディション自体は非常にいいのですが、サドル後端の表皮が破れてしまってるので張替えてしまいます。
用意した表皮はオートバイのシートの張替えの際に余ったパンチングのエンボスが入ったビニールレザー。厚みは1.2mmほどで耐久性はかなり高いのですが結果的に作業がちょっと面倒になりました。
基本的にはGlenGouldさんの作業と変わりません。
ただ、このサドル、張替えにはシートレールを外す必要がありテンションをかけづらくなっています。
そこで登場するはガンタッカー。
元々、壁紙や断熱材などを壁はりつけるために使うステープラーです。
針は、このサイズで最小の足の長さの6mmの物を使用します。
で、まず先端をタッカーで仮止め(写真は後端も接着してますが)
前後方向接着したら、テンションかけつつサイドを仮止め。サドルのサイド部分が大きいので気合入れていきます。
それが終わったら余分なところを切って、できるだけシワにならないように貼り付け。接着剤(家にあったG17)を使ってはいますが、念のため表側まで貫通しないところを狙ってタッカーをガンガン使っていきます。
貼り付け終わってプレートを打ちなおして上げれば出来上がり。G17の完全硬化には丸1日がかかるので風通しのいいところで放置しましょう。
使ったビニールレザーが厚めだったのと、クラシカルな形状も相まって先端部と後端部のシワを消すのは無理でしたが、使う分にはさほど影響はないので目をつぶります。裏側は汚すぎて見せられませんw
上の完成品を見れば分かる通りアンコが若干ヘタったりしてたので綺麗に成形したかったのですが、綺麗とはいえ年代物ということと複数種のアンコが使われてたので今回はノータッチ。
作業時間は休み休みやって3時間ほどでできますし、アンコが傷んでなければ替えの表皮と接着剤があればできますので、貴方もボロくなったサドルを蘇らせてみてはいかがでしょうか?
価格評価→☆☆☆☆☆(家の資材で出来たので評価できず)
評 価→★★★★☆(まぁまぁ)