購入価格: ¥1000 (税込) ※耐水ペーパー75円×8枚、ピカール約400円(家にあった)
『リムがきれいになり効きもよくなる。だが作業は大変。デメリットも考えられる』
GIANT SEEK R3を2年近く使ったら、リムの黒い部分が所々剥げてしまった。これでブレーキの効きが悪くなったということはあまり感じなかったのだが、何となくみっともないのでリムを研磨してみた。
120番の耐水ペーパーを使って黒い部分を落とし、240番、320番、400番、600番、800番、1000番、1500番と徐々に細かい目のもので仕上げた。更にピカールを使って、リム表面をピカピカに磨きあげた。
所々剥げていたリムはピカピカになり、ブレーキの効きが良くなって、リムとブレーキの擦る音もしなくなった。部屋でホイールを回してブレーキをかけると、スッと音がフェードアウトすると同時にホイールが止まる。外で全く音がしない。コントロールも効きも申し分ない。
ここまでするにはかなり大変で、何日かに分けて夜な夜なリムを磨いたのだが、あまりに時間がかかるので、正直もうしばらくはやりたくないというのが本音だ。ピカールまで使ったが、もしかしたら800番くらいまででも良かったかもしれない。
途中、リムの研磨を320番くらいでやめたら、リムとブレーキがカサカサと擦る音がかえって大きくなってしまった。これは大失敗したか!?と思ってとても焦った。結局成功したのでよかったが、失敗していたらと思うと…恐ろしい。
また、研磨後はリムに付いているアルミの粉をしっかりと落とさないと、ブレーキシュー表面に銀色の粉が付いてしまう。しっかりとリムをクリーニングしたつもりでも、シューに粉はついてしまった。私は何度もパーツクリーナーと中性洗剤でリムをクリーニングした。
少しとはいえ、リムの表面を削ることになるので、リムの寿命は少し縮まったはず。だから、この作業は頻繁に行なってはいけないと思う。私のホイールは使用感がかなり出てきたので、うまく行けばラッキー、失敗したらホイールを交換するくらいの気持ちで作業を行った。この作業を行うときには、ホイールの寿命、摩耗の度合いをよく考えてからにした方がいいのではないだろうか。
…と、自己責任の作業になるので考えられる注意点は書いたが、個人的にはこのホイールの研磨は大成功で、出来には大変満足している。
価格評価→★★★★☆ (1000円でこれだけキレイになればいい方だと思う)
評 価→★★★★☆ (見た目とブレーキの効きには満足。手間と摩耗を早めるデメリットで-1)
(奥のホイールが研磨前、手前が研磨途中)
(鏡面とまではいかないが、ものが映り込むくらいに磨くのは大変)