購入価格:約¥15,624
どっしり座るタイプのサドルが自分には合うようで、selle SMP composite→formaと使ってきて、特に不満はないのだがよりコンフォートなものがないかと思って試してみた。
Rominには130mmと143mmの2サイズある。
うちにあるテンピュールのクッションに座り、坐骨で跡の付いた一番深い部分を計測すると約135mm。
なので近い方の130mmを選択※
※この選択は間違い!130mmサイズのサドルは、坐骨幅70-100mmの人にフィットするサイズである。
私の坐骨幅(約135mm)に適合するサドルサイズは143-155mmだった。
購入は海外のサイトにて。
しかし価格は、税金や送料を含めると国内で買った方が良い。
国内にはどこも在庫がなかったので、しかたなく他のパーツを買うついでに注文した。
ここはスペシャの製品は国外へ発送できないと明示しているが、知らずにオーダーしてしまった。
ちょうどカードの更新時期を跨いだこともあって、確認等やりとりしているうちにうやむやになってしまったようで、なぜかそのことに触れることなく売ってくれた。
コイツ英語あんま通じねーし面倒くせーからいーや、ってことだろうと・・・。
到着したので取り付け。
SMPのサドルは適正に取り付けるとレールが極端に前上がりになるが、Rominは自然な角度で固定出来、見た目もなかなか良い。
また、金属レールでありながらそこそこ軽量(202g)なところもスバラシイ(forma/234g)。
さて試乗。
実はサドルよりも張り替えた直後のタイヤのほうに気が向いていて、サドル変えたことを意識し始めたのはしばらくしてから・・・。
formaとまったく違和感がなかったのですっかり忘れてしまっていた。
SMPのクッション材(evolution、dynamicとの比較)よりモチモチして柔らかく、表皮もRominのほうが伸縮性があることと相まってとてもコンフォート性を高く感じる。
formaのサドル高低差は15.5mmあるのだが、Rominはカーブがもっと緩やかで高低差も8.5mm。
だがRominはクッション材があり沈み込むからだろうか?高低差に違いがあってもformaととても座り心地が似ている。
(どうやら設計にはSMPが関わっているいるらしい)
快適性はこっちが上。
formaで感じる坐骨部分への違和感もほぼないと言っていい。
先端部分の幅がやや太く、内股と擦れるんじゃないか?ということが不安だったがそれも無し。
乗り始めて1時間くらいまでは、神サドルと出会っちゃったかも?とドキドキした。
この感じがいつまでも続いて欲しい・・・。
しかし、1.5時間くらいすると尿道付近に痺れを感じ、それが痛みに変わってきた。
formaと何が違うのだろうか?
ティンコの付け根付近の開口部の大きさが圧倒的に違う。
約40kmを3回、最後は20km/h程度でゆっくり2時間以上掛けて乗ってみた。
サドルを降りれば治まる痺れなら乗り続けると慣れてくる場合が多い。
しかしRominは降りても鋭い痛みが続き、翌日まで残っている。
どこかがに当たって皮膚が擦り剥けている、というものではない。
私には、恐らく使い続けると悪くなっていくタイプの感触だったので使用を断念した。
因みに、SMP evolutionやFizik Alianteも試したが、これらは乗り始めからだめだろうなぁという違和感があり、同じ傾向の痛みを感じて継続使用できなかった。
Rominは軽量でformaより安価、レールもSMPに比べたら自然な角度で固定できる。
見た目もこちらのほうが好み。
開口部の幅がもう少し大きければ、また印象が変わったかも知れない・・・、使い続けられないのが残念。
romin2012年モデルではさらにSMPに形状が似たものがでるらしく、そのうちこれも試してみたい。
価格評価→★★★★☆(←SMPばかり使っていたので安く感じる。合えばなぁ・・・。)
評 価→★★★★☆(←合わないのが残念。)
<オプション>
実測重量→202g