購入価格: ¥2,645 (税込)
標準価格: ¥2,989 (税込)
『12-28Tをトレッキングバイク用のリアディレイラーとHG-Xチェーンと組み合わせて使用』
■トレッキングバイクコンポーネントのリアディレイラーにも対応
DEORE T610シリーズのリアディレイラーRD-T610-SGSは、ローギアが28-34Tのロードカセットスプロケットに対応する。また、MTB用のHG-Xチェーンは10速のスプロケットなら使用可能だ。CS-HG62-10にローギアが28T、30Tの追加歯数構成がない代わりに、ロードカセットスプロケットを使うという感じだろう。
私は平地で走るときのギアのつながりやすさを考えて、DEORE T610シリーズの製品ラインアップチャートの中で一番クロスしている歯数構成のCS-4600 12-28Tを選んだ。
・SHIMANO CS-4600 12-28T
■ピカピカのニッケルメッキ
CS-HG61-9がショットニッケルの渋い色だったのに対し、CS-4600はニッケルメッキでピカピカに光っている。SHIMANOの商品画像よりもずっと光ってみえる。高級感があるとはいえないが、この表面処理は私の好みだ。スプロケットを外してディグリーザーで洗浄した時に再び光り輝くのが楽しみだ。
・光り輝くニッケルメッキのスプロケット
■7枚のギアが一体化された構造
このカセットスプロケットはトップから7枚が一体化した構造になっている。今まで使っていたスプロケはトップギアが11Tだったので、12T用のロックリングはちょっと大きく感じる。
・7枚のギアが一体化された構造。樹脂のスペーサーは一枚使用
■CS-4600 12-28Tの重量は307g
CS-HG61-9 12-28Tが258gだったので、49g増えたことになる。全てスチール製でギアが一枚増えたのだから、この重さは仕方がない。重くなったのは軸の周りということもあって、走行でのデメリットは特に感じない。
・スチール製の重いスプロケ。アルミ製のスパイダーアーム等は当然採用されていない
■8速のクロスバイクのホイールにも取り付け可能
通販サイトには10速用のフリーボディには装着不可との注意書きがあった。元々8速だったSEEKのフリーボディには問題なくポン付けできた。スプロケ回しとスプロケ外しの2つの工具があれば簡単に行える。
・ 左: 取付作業後のCS-4600 右: CS-4600にはロースペーサーは付属しない
■8速、9速の11-28Tよりも使いやすい12-28T
実際に使ってみると、ギアのつながりが良くなってケイデンスが維持しやすくなった。加速だけでなく、向かい風やちょっとした坂道でも選べるギアが増えたので、走るのがとても楽になった。私の行動範囲では坂道でもほとんどインナーギアや28Tを使うこともなく、この構成で十分対応できた。また、変速はRD-T610、HG-XチェーンCN-HG54と相まって、軽くて静かで確実だ。歯数差が小さくなったおかげか、変速ショックが少ないのも良い。
・今までクロスバイクに使ったスプロケの構成。やはりCS-4600 12-28Tが最も使いやすい
■ホビーライダーにピッタリ
CS~4600 12-28Tはエントリーライダー向けワイドレシオギアという位置づけだが、11Tは使わないという人にも向いているのではないだろうか。私も11Tに入れることはなく、21Tの下に1枚増えてくれた方が使いやすい。しかも、トップ側はクロスして回転が維持しやすく、ロー側はいざという時の坂道にも対応できる万能タイプのスプロケで、多目的なクロスバイクにもピッタリだと思った。このスプロケのおかげで走りやすくなり、SEEKの10速化は狙い通りうまくいった。
(参考)
2013-2014年モデルの互換性:
http://cycle.shimano.co.jp/...2013-2014年 製品ラインアップチャート:
http://productinfo.shimano.com/lineupchart.html#series=deore_trekking&speed=3x10価格評価→★★★★★ (この価格で10速を存分に楽しめる)
評 価→★★★★★ (重いが、初心者、ホビーライダーに使いやすい歯数構成)
<オプション>
年 式→2012年
重 量→307g