Velocity Veloplug
購入価格 ¥1,080(50個入り @ GOKSO WEBストア)
近藤機械製作所(GOKISO)の工場見学をさせて頂いた際にこの製品を知りました。
リムテープがリムホールに沈み込んでプニプニするとタイヤの接地面積が増えたり駆動力がリムの内側に逃げたりしてロスが発生するという理由でGOKISOではVeloplug赤を推奨しているそうです。確かに、言われてみればその通りだし、このクソ硬い栓を使えば変形しようも無いので効果はありそうだ。 という訳で面白そうだし発注。 以下、しばらく使ってみて気付いた事を記載します。
【入手ルートは実質通販のみ】 他の地域ではどうか分かりませんが、少なくとも私が住む関西の実店舗では置いてるのを見た事がありません。 欲しい時は基本的に通販になりますが、取扱っている店舗はGOKISO以外にもあります。 入手性は特に問題ありません。
【装着作業は重労働だった】 リムホールにVeloplugを詰め込む作業はかなりの重労働。 先のレビューの方々同様、私もドライバの柄等を使って渾身の力で突っ込んだ。 この重労働をカーボンリムに気を使いながら前後合わせて44回もやらないといけないと考えると気が遠くなる。OTL しかもVeloplugの頭(?)が少しでも浮いているとリムと頭の隙間にチューブが入り込んでパンクするので手抜き出来ない。 でもまぁその苦労のお陰か、今までパンクは無し。 ※もちろんリムの銘柄とVeloplugのサイズの組合せによって作業性は異なると思います。 そこそこ高性能で手軽な製品を他に選ぶならシマノのリムテープの方がいい。
【乗り比べてみたが、違いは良く分からなかった。】 今回Veloplugを使用したのはGOKISOホイール。(38mmハイト/ノーマル幅リム F20H R24H) Veloplugを使用する以前はシマノのリムテープを使用していたのでこれを比較対象とします。 タイヤとチューブはそのまま使用してホイールバランスも取り直したので、比較条件は純粋にリムテープの違いのみです。 で、しばらく乗ってみましたが・・・
違いが良く分からんw
という結果に。 GOKISOの試験機で測るとちゃんと差は出るらしいですが、私の速度域では明確に体感出来る程差は出ないみたいです。 また、今回比較対象にしたシマノのリムテープはあまり変形しやすい方ではないと思うので、余計に差が出にくかったのかもしれません。
【鬼の様な耐久性能。】 耐圧性能と耐久性能は凄まじい。 最大空気圧は驚愕の400psi (≒27.6bar)。 何だこのド変態臭がムンムン湧き立つ意味の分からない過剰スペックは!!(←大絶賛www) しかも軽さも兼ね備えているというから実に素晴らしいパーツだ。 1年半程付けっぱなしにしているが、当然のように何の変化も起こらない。 当分の間交換の必要は無さそうだ。
まとめると、 ・入手方法は主に通販。 ・リムの銘柄によっては装着作業が重労働になる。 ・シマノのリムテープと乗り比べしてみたが、性能的な違いはよく分からなかった。 ・耐圧性能と耐久性能は凄まじい。
乗ってみてどうかよりも、耐久性とメンテフリーに趣を置くならこの製品はアリ。
価格評価→★★★★☆(実はシマノのリムテープの方が安くて手軽だが、Veloplugのランニングコストは大いに期待できる。) 評 価→★★★☆☆(良い製品だと思うのですが、あの嵌めにくさだけ何とかならんでしょうか…。)
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