追記
購入から4か月ほど経ったので追レビュー。
もうこれが無いと整備する気が起きないほど高頻度で使用中。あまりによく使うため、結局折り畳んだのは上の写真を撮った時が最後だ。エンドクランプ式だとホイールを外すのが面倒で使わなくならないか、と購入前は考えていたのだが、全くの杞憂だった。今では床で作業する事はほとんどなく、簡易スタンドも友人に譲ってしまったぐらいだ。
基本的にはフォークエンドでクランプするためリア用の台座は外してしまった。ヘッドセットを清掃する際などはリアでクランプする必要があるが、ヘッドを分解する頻度なんて年に数回なのでその都度取り付けるだけで良い。また、外したスペースにはマグネットトレーを設置してある。ビーム自身に磁力で引っ付くので非常に安定しており、物を置くスペースは2倍になったのでより使いやすくなった。ただ、若干トレーが大きすぎるような気もするので、機会を見てもう少し小さい物に交換するかもしれない。純正のトレーはあまり大きくないため本当に良く使うハンドツールぐらいしかセットできないが、支柱の直径の関係で恐らくトピークのトレーが使えそうなので近々注文する予定だ。位置が低いためアクセスは悪いが、移動が少なくなるのは便利だろう。
剛性に関してはこれしか使ったことがないため比較できないが、BBの締め付けなどでは揺れるものの転倒しそうになる事はない。Park ToolのPRS-21などと比べるとこちらの方が若干作りが華奢(プラスチックの多用など)に感じるが、作業に支障は無いので心配する必要はない。
T3050に限らずTacxのエンドクランプ式はビームが水平なのでハンドルやサドルの角度を大ざっぱに決めることができないのが唯一不便に思う点だが、逆にビーム部分に物を置いたり秤を置いてホイールなどの大きなパーツの重量を量ったりできるのは利点だ。私の場合はパーツの重量が量れる方が便利に感じるため、水平ビームの方が気に入っている。整備の面からみると水平ビームの方が不便かもしれないので、その辺りは比較検討する際に念頭に置いておいた方が良いだろう。
ともあれ、これだけ便利とは思わなかった。友人にも好評なので特に現在の作業スペースが狭い人には是非お勧めしたい。
価格評価→★★★★★(15000円ぐらいなら)
評 価→★★★★★(壊れたらまた買う)