Tufo ロードホイール用 Tub テープ

購入価格 ￥700

リム：AMBROSIO Nemesis 32H、チューブラー：VITTORIA CORSA EVO-CX2で使用。
当方チューブラーは触ったことすらなかったので、ホイールを組んでもらった御徒町の東の方のショップで、前輪は店員さんの実演、後輪は私の取り付け実習というかたちで取り付けを行った。保護テープの引き出しについては、力加減もわからない全くの初心者が力任せでぐいぐい引っ張ってはがしても保護テープが切れるということはなく、あっさりと作業完了。
店員さんが剥がした保護テープはまっすぐ、私が剥がした保護テープは引っ張る方向が悪かったのか伸びてよれよれになっていたけど、それでも切れるということはなかった。
先人のレビューから2年が経過し、この間に保護テープに関しては改良が行われたようだ。

箱の裏にプリントされた説明書は相変わらず。箱を切り開く場所を間違えると、説明書が真ん中からまっぷたつになってしまう。

評　　　価→★★★★★(初めてでも簡単）

購入価格 ￥700

2年前の先人のレビューがなくなってしまったので、追記。

購入と装着に当たって、リムセメントとチューブラーテープ、どっちを使うか調べ回って考えたこととか。

自転車メンテナンスの本などでは全く触れられていないが、チューブラーテープというヤツはタイヤが剥がれる事故がリムセメントに比べ多いらしい。時間の経過とともに接着力が落ちてきたり、ブレーキの摩擦熱で接着力が落ちてきたりで、チューブラーテープの寿命は長く見積もっても3ヶ月程度らしい、本品の輸入代理店が添付した取扱説明書では1ヶ月で換えろとある。こういう極めて重要な情報を当然知っていながらスルーしている専門誌・専門書の責任追及は、これからじっくりと、リムセメントばりの粘着力でねちねちやらせてもらうとしてw
まあ要はチューブラーテープってモノは3ヶ月以内、競技目的ならもっと短い周期で換えなきゃならないシロモノだということは、頭のど真ん中に置いておきたい。
床の間に飾っておいて乗らないのなら、永久にそのままでもいいんだけど。

ではチューブラーテープの利点とは何だろうか。
1.手軽で簡単なので、初心者が貼り付けてもベテランがやっても、性能、仕上がりいずれも殆ど差がない。
2.接着直後からほぼ十分な接着力がある。
3.出先でのパンクによるチューブラー交換に威力を発揮する。
…とまあこんなところだろうか。

リムセメントはホイールとチューブラー接着面両方に塗って、触ってもべたつかなくなる程度まで乾燥させた後に貼り付け、チューブラーに送り込んだ空気圧を利用して24時間かけて圧着して、ようやく安全に乗れる状態になる。予備のチューブラーにあらかじめリムセメントを塗っておいても、乾燥し切ってパリパリのリムセメントでは十分な接着力は得られない。出先でのチューブラー交換となるとほぼお手上げと言っていい。パンクしたら最後、あとはロードバイクにあるまじき速度で、ノロくてごめんなさい邪魔してごめんなさいと言いながら、ママチャリやルック車に追い越されて帰ってくるしかない。舗装路の王者ってのも案外脆いものである。
がっちりとチューブラーが接着された予備ホイールをたっぷりと乗せたサポートカーやニュートラルが伴走してくれるプロならいざ知らず、サドル下にチューブラーをぶら下げるしかないアマチュアは、3ヶ月以内に換えなきゃならないにしても、チューブラーテープを選ぶのが妥当だろうというのが私の判断である。ブレーキの摩擦熱で接着剤が溶けるようなダウンヒルなんて、やるつもりもないし…。

あ、じゃなんでチューブラーなんか選ぶのかって？そりゃチューブラーのあの軽さしなやかさは、どう考えても正義でしょ。

3ヶ月を限度にタイヤを剥がして、これを機会に各部チェックするってのもいいことかもしれない。ま、物事いい方に考えましょ。

価格評価→★★★★★(足回りの安全に費やす700円なんて、安いもんだ）
評　　　価→★★★☆☆(せめて半年ぐらいは持つぐらいの耐久性は欲しい）

上のレビューと評価が違うけど、上のレビューは装着に関する評価、このレビューは耐久性に関する評価と思っていただければ幸いであります。

購入価格 ￥700

TUFOのチューブラータイヤ用両面テープ。
チューブラーテープといえばミヤタのTTP-1が有名だが
シクロクロスタイヤの貼り付けにはもっぱらこっちを使用している。

テープは白い帯やら粘着フィルムやらが重なった構造で、リム側に貼り付けて、タイヤをハメてから、保護フィルムを引っ張って剥がすのはTTP-1と同じ。
以前の製品は保護フィルムが紙製で千切れやすく、タイヤの貼付けには難儀したらしい。

接着力の高さと防水性が魅力で、かつ、剥がした時にテープの残骸が残りにくい。
リムの貼り付け面に粘着フィルムが残るが、非常に薄いため気にせず上から新しいテープを貼っている。

リム打ちを心配せず1.5～2.0気圧という低圧で使え、しなやかでグリップが高いチューブラータイヤにはシクロクロスで圧倒的なアドバンテージを持つが、低圧タイヤを泥や水のかかる環境でこじって使うものだから、常にタイヤ剥がれのリスクがつきまとう。

そのため、シクロクロスのタイヤ貼りについては様々な秘伝のテクニックがあったりする。
「リムとタイヤに毎日リムセメントを重ね塗りして数日かけて貼る」というのが一番メジャーなのかな。
私は、タイヤのフンドシをリムセメントやボンドG17で薄くコーティングして防水した上で、TUFOリムテープを使用して貼り付ける、という方法で貼っている。
方法がなんであれ、リムとタイヤを密着させ、接着面への水分の侵入をシャットアウトさせるのが鉄則。

一応、この方法で丸3シーズン使ってレース中のタイヤ剥がれは無し。
もちろん、タイヤが水に浸かるような状況があったら貼り直してますが…

リムセメマシマシでプロに貼ってもらったタイヤを大事にワンシーズン使い続けるくらいなら、チューブラーテープで済ませて雨レース後張り替えるほうが安上がりだし安心できるように思う。
もちろん、タイヤが濡れるたびにプロに張り替えてもらうのがベストでしょうが、シクロクロスレースは毎週あるから間に合わないんです！

なお、ロードレースはやらないし、ヒルクライムレースでは重量減のため最小限のリムセメントでタイヤを貼るため、ロードタイヤで使ったことは無いです。


価格評価→★★★☆☆　他にかわるものがないけど、もうちょっと安くても…とは思う
評　　　価→★★★★★　現時点でこれ以上のものはない。