購入価格 ¥ 140000円くらいからの10%引き(ホークス応援感謝セール)、7%ポイント還元
2006年10月15日、スポーツデポで完成車購入。
FDシマノ105、RDシマノアルテグラ、ホイールはシマノWH550。
サイズは480mm。
GIANT ESCAPE R3 で自転車の魅力に取り付かれ、さらなるスピードと距離を求めて初のロード購入。
まず見た目。今でも思うのですが、本当に塗装が美しい。
もうすぐ購入後4年半になりますが、ツルツルのピカピカです。ワックス塗り直しなどはなし。拭き掃除だけです。大切にはしていますが、乗っていないわけではないのです。走行距離は約15000km。
最初1年間は週1、平地のみ70kmを平均時速20~25km/hくらいで乗ってました。当時はLSDとかケイデンスとかテンポとかインターバルとか知らずに乗っていました。ケイデンス計なし、ペダルは片面SPD片面フラットでした。山にも行きません。このような頻度・距離・強度で走っていましたから、当然、この1年間では大してスピードが上がる事はありませんでした。
このバイクに乗るようになって1年が経とうとする2007年9月、初のイベントに出ます。それはレースではなくロングライド系のものでしたが、それでも集団走行の楽しさや、競い合うことが励みになることを知りました。また、平地では特に見るべきもののない私が、上り坂でだけは結構な人数を抜き去ることができました。この頃すぐに自分がクライマー型だと自覚したわけではありませんでしたが、上りに対する得意意識は芽生えつつありました。
2008年4月。ずっとひとりで走っていた私に、自転車人生の転機が訪れます。職場の同僚に、二人の自転車仲間ができたのです。一人はオールラウンダーで、もう一人はスプリンター、私はクライマー。3人で一緒に走ると、それぞれがそれぞれの得意な場面で引きまくるので、休む暇がありません。いきおい、練習の量・質ともに上がっていくことになります。この頃から、私は「成長していく自分」を実感できるようになってきました。それとともに、自転車に対して「好み」のようなものも形成されました。
その後もケイデンス計の導入、クランク交換(TRUVATIVの39-53という私などには絶対に踏み切れない特大アウターがついていた。でも、鏡面仕上げが美しい、変速性能もいいクランクだった。ティアグラの34-50に換装。)ホイールをシマノWH-7850-C24-CLに換装するなどして、2009年6月 ( アンカーRNC7納車 ) まで私のメインバイクとして活躍しました。その後しばらくローラー台服務を経て、2011年2月現在、晴天通勤用として活躍しています。購入から4年半、チェーンとブレーキシューを数回換えただけで、ノートラブルで現在に至ります。
前フリが長くなりましたが、このバイクのインプレをば。
クロモリの乗り味を知ってしまった今、やはりどうしても硬く感じてしまうバイクです。外に乗っていくのに3台並べた場合、どうしてもクロモリに跨ってしまいます。
このバイクの気持ち良いのは、時速35km/hから。アウター×4枚目あたりを100回転超で回せている時なんかは、まさに人車一体の感覚が味わえます。この速度域を維持できる人なら、このフレームは最高じゃないだろうかと思います。しかし悲しいかな、私がそのスピードを単独・平地・無風で維持できるのは、10分がいいとこです。 一方、へたれたときや、力を入れずに走っているときは、あたかも車重が倍くらいになったかのような鈍重な走りをします。「ごまかしがきかない」というか、「常に踏んでいないとダメ」というか・・・
もう一つ美点があります。それは下りの安定感。このバイクしか知らなかった頃の私にとって、下りの60km/hは余裕の速度でした。その後、アンカーRNC7で恐怖のフォークブルブル体験を経て、それがトラウマとなって下りを飛ばせなくなるのですが・・・
そして、何といっても、CAAD8は私にとって初のロードバイク。CAAD8から教わったことは数知れません。あまり外で乗らなくなっても、私のひ弱な脚力を受け入れてくれなくても、私が今でも一番「愛」を感じるのはコイツです。
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【評価】ホイール含め、ノーマル仕様での評価です。ホイールをWH-7850-C24-CLにすると、平地、上りともに★プラス1。
平地(速さ・コントロール性・乗り心地)
★★☆☆☆ (ゆっくり走っていると脚力をはね返されているようで疲れる。ケイデンスは上げやすい。スピードを上げると真価を発揮する。挙動はややクイック。私の所持する他の2台のクロモリバイクと比較すると、体重移動だけで『ギュン!』と曲がれる感じが気持ちいい。久しぶりに乗ると、『おお、これこれ!この感覚!!いいね!!!』と思わず顔がほころぶ。反面、『低速で』『まっすぐ』走るのはやや苦手か。なお、ハンドルを切るとつま先が当たる。)
上り(速さ・疲労感・乗り心地)
★★★☆☆ (よく上ります。シッティングメイン・80rpmくらいが心地よい。)
下り(速さ・コントロール性・乗り心地)
★★★★★ (非常に安定感がある。安心して飛ばせる)
総合
★★★☆☆(軽快感はクロモリより明らかに上。しかし、私にとっては、硬さが疲れにつながり、結果、トータルで速く走ることができない。今でも愛着のあるバイク。いつか、コイツを速く走らせることのできる自転車乗りになりたい。)
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価格評価→★★★★☆
評 価→★★★☆☆
<オプション>
年 式→2006年、秋