購入価格:¥50,000(フレーム+フロントフォーク)
※購入前は、「¥105,000 ⇒ ¥84,000」との値札だった。
「並木橋通りアオバ自転車店」第4巻 第7話「跳べないキリン」に登場するピナレロのフレームが、これではないか、と思っている。
2007年5月頃購入。
ピナレロのクロモリフレーム。シートチューブに「Dolmen PINARELLO」と書かれた小さなステッカーが貼られている。
これが、モデル名なのかチュービング(パイプ)の名なのかは、不明。
上記の「アオバ」にも、また、それらしきモデルを掲載しているBIKE KUROSAWAのサイトにもモデル名の記載は、ない。
・トップチューブ :560mm
・シートチューブ :570mm
・ヘッドチューブ :150mm
・リアセンター :415mm
・ホイールベース :990mm
・BB下がり :50mm
・オフセット :35mm
・キャスター角 :73°
・ヘッドチューブ下端~フロントアクスル:380mm
・シートチューブアングル:73°
・サドル高 :720mm
・BB :ITA 70mm
・当方の身長:178cm
高校以来の久しぶりの自転車としてMTBを買い、その後、MTBのフレーム買いを経て、ロードバイクに乗ってみたくなった。
問題は、予算だ。
TAKIZAWAでフレームを買おうかと思ったりしつつ、北浦和にある自転車店にパーツ探しやら雑談で通っていたところ、店主が薦めてくれたもの。
「身長から行くと、このサイズが合うよ」と言われたのが、ピナレロだった。
店主には小遣いを貯めるから売らずにおいて欲しいと頼んでおいた。
毎月の小遣いから買い物の度のお釣りから500円玉を貯め数か月。
間に特価品のパーツを見付けては買い足すなどしながら、ようやく資金ができた。
雨の日にフレームを買いに行き、フレームを背負って電車で持ち帰った。
先にカンパニョーロ コーラスの前後ハブだけ入手していたので、コンポはカンパに決定していた。
フレームがクロモリなので、クラシックな雰囲気でまとめたく、しかし金はかけられず、で、なんとかパーツをかき集めた。
ホイールは、自分で手組。
・フレーム:PINARELLO クロモリフレーム(Dolmen)
・ハンドルバー:日東 Neat mod185(410mm)
・ハンドルステム:DEDA ミュレックス(100mm)
・シートポスト:Kalloy SP-613N(UNO ホワイ トシートポスト)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6349&forum=16#forumpost10678・ヘッドパーツ:パンパニョーロ コーラス(1インチ スレッド ITA)
・BB:カンパ用4角軸テーパード(グレード不明)
・クランクセット:カンパニョーロ コーラス(53×39 172.5mm)⇒ケンタウル(48×34 170mm)
・ホイール:フロント(シマノ ハブダイナモ+MAVIC OPEN SPORTS 32H)、リア(カンパ コーラス(2006)+MAVIC OPEN SPORTS 32H)
・タイヤ:ミシュラン リチオン2
・変速+ブレーキレバー:カンパ ベローチェ(2007)
・ディレイラー:前後ともカンパ ベローチェ(2007)
・ブレーキキャリパー:CENTAUR(2006)⇒MAVIC SSCブレーキ
最初、右側のエンドの開口幅が小さく、リアハブのアクスルが通らなかったため、金ヤスリで整形。
削って磨いて、塗料でカバー。
組み上げ完了し、乗ってみた。
ハンドルの挙動が凄く軽い。
ちょっとフラつくかなと不安に思ったが、走り出すとそんな不安はなくなる。
軽快だ。
路面にちょっとたデコボコが見えた。
あれは、クロモリの特徴的な振動吸収性で吸収しちゃうんだよね。
……ガツン。
ガツン?
あ、ショックはちゃんと来るんだ。
「クロモリが柔らかい」ってのは、そういう意味じゃないのか。
初めてMTBを手に入れ、そのホイールの回転の軽さに驚いたものだけれど、ロードのそれは、もっと軽快だ。
あぁ、これがロードバイクか、と実感した。
その後、それまでクロスバイク(+ドロップハンドル)でやっていた夜練をこのピナレロに替えた。
週末の時間のある時には、荒川河川敷に走りにも行ってみた。
しばらくは、段差などで跳ねるような印象をもった。
期待したほど乗り易くないかも、とも思った。
実は、結構、疑問、不安を持ちながら乗り続けて来たのだ。
ところが、異動、転居後、このピナレロに乗る機会が増えたからか、「乗り方」が判って来たのだろうか。
以前よりも乗り易く感じるようになってきた。
ようやく馴染んできたのだろうか。
自転車が俺に馴染んだのか、俺が自転車に馴染んだのか。
こういうものは、一定以上使い込まないと馴染まないものなんだろうか。
●よい点
・安かった
・見た目が「古きよきロード」という佇まい
・ピナレロのクロモリは、他で見ない
・素直な操縦性
●悪い点
・ヘッドチューブが長い(150mm)ので、これ以上、ハンドルを下げられない
・重い(フレーム+フォークで2kgくらい?)
※完成車重量で11kgはあると思う
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆