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mk-2 2012-5-27 21:25
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innotech SIL105
追記
思う所あって再度使用したのでレビュー。 というのも以前として評判が良く、ふと”自分が間違った使い方をしていたのではないか”と思ったため。
まず結論。上に書いたほど悪い物ではなく、むしろ良い物だった。ただし施工が非常に面倒。
どうやらこのチェーンルブは結構な量を吹きかけないと本来の性能を発揮しにくいらしい。ウエットのように一コマにちょっと注すだけでは十分な量とは言えないようで、3周ぐらいスプレーを吹きかけて丸1日以上放置しておくと随分と滑らかに潤滑するようになった。乾燥時間は季節によるが、溶剤のにおいが無くなるまで放っておかなければいけない。私が今回使用した分だと1週間近く放置していた。バイクの組み上げ待ちでそのような長い期間になったわけだが、時々チェックしていた結果2日目ぐらいまでは若干まだ少し乾ききっていない感じがあった。前回良い結果を得られなかったのは、使用した時期が冬だった事(乾燥不足になりやすい)と使用量が少なすぎた事が重なってしまったからだろうと思う。再度使用した印象では前回感じられた油膜の切れる感じは無かった。
汚れに関しては汚れにくいのは間違いないが、他のセミウエットと比べて飛躍的に汚れないというほどでもない。走った場所に左右される程度だと思う。やはり埃っぽい道を走った後はある程度リンクの隙間に黒い汚れが見られた。
あと、上のレビューでスプレーが使いにくいからボトルに、と書いているのだが、良く考えたらボトルに入れると溶剤が揮発して使えなくなるような気がする。読んだ方には申し訳ないが、移し替えるのは多分やめた方が良い。スプレー缶はやはり使いにくいのは変わらずだが、別売のノズルを使えば多少はマシになるかもしれない。基本的にはチェーンをバイクから外して一度クリーニングし、注油した方が楽だった。毎回となると面倒ではあるが、乾燥させないと十分な効果を発揮しにくい事を考えると、メーカーの推奨する継ぎ足し注油は難しいのではないだろうか。
セミウエット全般に言える事だが、ドライブトレインのノイズが若干大きくなるのは好みが分かれそうなところ。ウエットでは無音に近くてもセミウエットだと音が出てしまう場合があるので、その辺りが気になる人は先に小さい方を買って試してみてからの方が良い。特にアルミプーリーや3rdパーティーのチェーンなどは変化が大きいので注意されたし。
という訳で、なかなか高性能だったこのチェーンルブ。単価が高いのと手間が掛かるのが気になる所だが、汚れにくくて潤滑性能が高い物はそう多くないので手軽に手に入る中だと一番良いかもしれない。
価格評価→★★☆☆☆(1回に結構吹き付けるのでやはり高い) 評 価→★★★★☆(面倒ではあるが中々良い)
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cannon-dale 2013-11-14 22:52
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innotech SIL105
購入価格 ¥1800(200ml)
メリット : 汚れない。 耐久性が高い。 デメリット : 最初の脱脂の面倒さ。 乾燥を最低半日(1晩)掛けること。 雨への弱さ。
常にチェーンが綺麗でいることが好きであり、定期的にメンテや洗車することが好きな自分としては、最初の脱脂や乾燥くらいは進んで楽しむことが出来た。 潤滑性能は、600ブルベでは使用していないのですが、400ブルベまでは問題はでなかった。
上記のことから満足してほぼ半年間使っていた。しかし、このオイルを使わなくなったきっかけは雨への弱さだった。 その日はちょうどロングライドをしていたときで、突然のスコール。雨により視界10mくらいしか確認できないほどの酷いスコールだったのだが、ド田舎を走っていたため雨宿りすることが出来ずそのまま30分ほどなんとか走行。その後1時間ほど快晴になり、またスコール。 2度大きなスコールに遭いながら2度目の快晴の中帰宅。(30分雨→1時間晴れ→30分雨→1時間晴れ→帰宅) 即掃除しなければと自転車のチェックをしたときにチェーンに錆が数箇所も・・・。スプロケットやクランクに錆が広がる前にチェーンを外し、触ってみると、まだサラサラ感は残っていてオイル切れの様子は感じられない。なんて言ったって、その日のロングライドに向けて2日前にオイルをたっぷり塗って、しっかり乾燥させた状態であった。
脱脂や塗り方など公式通り、もしくは公式以上にたっぷり使ってあげていたオイルでこういうことが起きるのは結構な衝撃で、チェーン交換をするこになった。 交換する前のチェーンは105グレードのものだから錆対策が若干少ないとは言え、今後もブルベなどでの突然の雨は間違いなく訪れるだろうし、そのときに乾燥させなければならないオイルだと困る。
ここの投稿を読んでいると雨にも強いとあるので、自分の使い方が悪いのかは分からないが、1度こういうことが起きると信頼が一気に無くなってしまい結局ケミカル置き場の一番後ろに移動することになった。
「雨の日は絶対走らない」「小雨ありそうな日ですら危険回避で走らない」という人には、汚れも少なくお勧め出来る商品ではある。 ただ、雨に対しての対策や、雨が降っても問題ない塗り方、雨でも実簸相当強いんだよ!というようなインプレが多数出ない限りは、ブルベなど雨天時の走行を避けれない自分としては使うことは無いと思われる。
価格評価→★★☆☆☆(1度の使用量が他オイルより多い) 評 価→★★☆☆☆(雨天走行が多いので)
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No-b-SK 2021-6-29 9:48
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innotech SIL105
購入価格 ¥5340/1000ml(2019年に購入)
汚れない。音はそこそこ。最初の脱脂が面倒。
新品のチェーンを遅乾性パーツクリーナーで脱脂してよく乾かしてから使用。 スポイトで1コマ1滴ずつ。 数日乾燥させて指に液体がつかなくなったら走行可能です。 なかなか乾かないんですけどね。
きちんと乾かすと汚れません。普通のドライオイル並み。 音はウエットよりはうるさい。盛大ではないけど。 走行後に乾拭きして350kmくらいの耐久性。
再注油はチェーンを乾拭きしてから多めに注油し、 10分くらい置いてから1コマずつウエスでゴシゴシ。 クリーナー類は使いません。新油で汚れを溶かして落とすイメージです。 汚れが落ちたらまた1コマずつ注油。 乾くまで待って走行可能に。
この乾くまで待つのが曲者で、なかなか乾かないです。 なので私はチェーンを2セット用意して、ミッシングリンク使用で 交互に使って乾く時間を稼いでいます。
手間に見合うだけの性能と価格か?というとどうかなぁ。 汚れないに重きを置いて、脱脂と注油の手間を惜しまない人にはいいかも。
価格評価→★★☆☆☆(量の割にはちょっと高い。清掃にも使うからなくなるのも早い) 評 価→★★★☆☆(劇的な良さは感じられず)
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