MET エストロ
購入価格 ¥9000
役目を果たし長き眠りについたLASクリプトンに代わり着任した新入り。
せっかくなので他のメーカーのを試してみようとMETの製品を買ってみた。
OGKやLASと異なるのは後頭部のアジャスタ。
METは左右1対のアジャスタがついていて、独立して調整できるため、頭の歪みが原因でメットを斜めにかぶってしまうのを多少緩和できる。
一方、ワンタッチで締め具合を調節とはいかないので、インナーキャップをかぶったりすると再調整が面倒である。
また、ストラップを帽体から外せないのがMET製品の地味な欠点。
夏場、汗を吸い垢を刷り込まれ、雑菌が繁殖し猛烈に汚れ、異臭を放つストラップを洗濯機に放り込めないのは辛い。
洗面所でブラシを使い手洗いしていたが、面倒なのでワンタッチで外せるようにしてほしい。
デザインは後部がツノのように出っ張り、いかにも戦闘的。
だが、後部が詰まっているので空気の抜けが悪く、後頭部が蒸れる。
ヘルメットのデザインは正面に注目しがちだが、こと冷却性能は後部形状が重要。
後ろから見て、なるべく穴が多い製品を選ぶと涼しいことが多い。
通学から休日まで、1年近くに渡ってほぼ毎日使い続けたのでパッドが劣化。
ベルクロが剥がれてくるようになってきた。
そろそろパッドを買い換えようかと思っていたそんな矢先、ロードで落車。
時速50kmでアスファルトに叩きつけられた私の頭をキッチリ守ってくれた後、永眠。
最初に衝突したとおぼしき側頭部は割れている。
外周もアスファルトとの擦過痕がたくさん。被ってなかったら、頭を強く打たずともハゲていたに違いない。
市販されている自転車競技用ヘルメットは、値段やグレードに関係なく頭を守ってくれます。
人の頭がかち割れても関係ないので、全員ヘルメットを着用すべき(キリッ などと説教するつもりは無いが、
幾度と無く地面に頭を打ち付けてきた私としては、
転倒が予想されるシチュエーションでヘルメットを被らないのは考えられない。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
実測重量305g(Lサイズ)