購入価格 ¥18,000
友人が海外から購入したものを訳あって安く譲ってもらった。約3ヶ月ほど使用。
その前はPOLARのCS200cadを4年ほど使っていた。
サイコンとしてはGPS以外のほぼ全ての機能を搭載している。スピード、心拍、ケイデンスなどの基本機能に加え、斜度や高度、気温などもわかる。
全てワイヤレスなので取り付けも簡単。Oリングとタイラップが同時に使えるので位置を決める時に便利。
本体の液晶画面は文字が大きくてとても見やすい。同じ理由でCS200cadからなかなか他に替えられなかった自分には嬉しい。
上下に二つずつある操作ボタンは押しやすいが、上面にあるログの開始/終了ボタンはやや使いづらく、ちょっと強めに押さないと反応しない事がある。
センサー類の反応は良い。スピードもケイデンスもCS200cadと比較すると圧倒的に更新間隔が短い。
スピードセンサーはフロントフォーク装着が推奨だが後輪でも使える。マニュアルには70cmまでとあるが、試しにチェーンステーに取り付けたら実測83cmで普通に拾えた。
固定ローラーで使う時、スピードが拾えていないと走行時間が進まないので後輪から拾うようにしている。
本体の操作は下の二つのボタンでメニューの横移動、上の二つのボタンで縦移動という感じ。比較的わかりやすい。
ただ、自分のは初期状態の言語がドイツ語になっていて、英語表記に変えようにも設定がどこにあるのかすらわからず焦った(笑)。結果的にはPCにつないでアプリケーション側から設定してやる事で解決した。
一番気に入ったのは付属アプリの走行グラフが見やすい事。ほぼ無段階で拡大・縮小でき、グラフにマウスを重ねるとその時点でのスピードや心拍、高度などがわかる。また心拍ゾーンを3段階で好きなように設定でき、グラフにオーバーレイさせたり走行ログに占める比率を円グラフで表示させたりできる。
走った後でログを眺めると客観的に色々わかって楽しい。
バッテリーは全て自分で電池交換可能。本体はCR2045、心拍/スピード/ケイデンスの各センサーはCR2032。CR2045はあまり入手性が良くないので通販がおすすめ。
いずれもコインではなく付属のオープナー(小さいのでなくしそう)を使って蓋を開ける。
本体の電池交換後も積算距離や設定などは記憶されていた。
◎長所
・機能が豊富
・グラフが見やすい
・自分で電池交換可能
×短所
・グラフの縦軸単位は同時に一つの項目しか表示できないのがちょっと使いづらい。
・しばらく休憩して戻って来てから走り出すと心拍を拾わなくなる事が何回かあった。ただ、心拍計の電池を新品にしてからは発生していない。
・付属しているアプリ(SIGMA DATA CENTER)のバージョンが1.1だった。現時点での最新版は2.0。で、どうやら1.1だと走行ログのエクスポートが不可逆(出力はできるがなぜか取り込めない)。2.0だと取り込める。他のPCにログを移行できないという事になるので、有償バージョンアップを検討中。
◇総合評価
現時点では非常に満足。
流行りのGPS機能はないが、その分消費電力を抑えられるのでGarmin等に比べて頻繁に充電する必要がなく、重量も軽い。
GPSがマストでない人はこれで不満を感じる事はないと思う。
価格評価→★★★☆☆(定価ベースではちと高いかな)
評 価→★★★★★(機能は文句なし)
年 式→?
カタログ重量→? g(実測重量36g) ※本体のみの重量