あえてスピードメータをつけない

購入価格 ￥　タダ

jokeカテゴリーでも良いかなと思ったけど、わりと本気で思ったのでこちらに書かせてもらいます。雪がとけ、久々に走ったのですが先日のレビュー↓
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3297&forum=85&post_id=13451#forumpost13451
の通り、サイクルコンピューターが盗まれてしまって、今の私のロードにはスピードメーターがありません。しかし、どうだろう・走り出してみると案外、サイコンが無いことが痛快だったりする。スピードにもケイデンスにもタイムにも縛られることは無い。常に前を向いて、五感は研ぎ澄まされ、いつもの景色がなんとなく違う感じがする。しがらみが無くて、自転車と一体になり、景色を楽しんで走ることができる。
これは痛快だ！
思えばサイコンのせいでいろいろ盲目になっていたのかも知れない。常にスピードやケイデンス、距離を気にして
「こんなスピードじゃだめだな・・・もっと上げなきゃ！」
「ケイデンスが落ちてきた、少しギアを落とすか・・・」
「頂上まであと１ｋｍ、ここからアタックだ！」
そんなことばかりして走っていて、自転車そのものの風を切って走り、景色を楽しむということを忘れていたと思います。もちろん速く走るということも自転車の楽しみの一つですが、サイコンのせいでその楽しみに縛られてしまっていたようです。

いつもの練習コースに飽きたら、なんとなく最近走るのがしんどい、楽しくないと感じたら、思い切ってサイコンを外して走って見たらどうでしょう？案外楽しいかもしれません。

といってもずっと外しておくと積算距離とか分からなくなるからチェーンやもろもろの消耗品の交換時期を見分けにくくなりそう・・・




価格評価→★★★★★(もともと付いてたサイコンを外すだけ、元が高性能だとより痛快かも）
評　　　価→★★★★★(忘れていた楽しさを思い出させてくれた）
＜オプション＞
重量　－１０gくらい？
↓は盗まれて、台座だけのサイコン

購入価格 ￥0



私が所有するロードバイクには必ずサイコンが付いている。
しかし、MTBには付いていない。
いや、正確に書くと、付けない。
これは私の個人的なポリシーなので誰かに勧めたり押し付けたりするつもりは全くありません。ただ、なんとなく書きたくなったので投稿させて頂きます。


【ロードバイク】
ロードバイクは私の中ではレーシングカーだ。
本物のF1やLMP1やGT3やJAF GT500は買えないけど最高峰のレース用自転車は資金さえ何とかすれば買える。レースにだって出れる。足はエンジン。サイコンはタコメータ。STIはパドルシフト、Wレバーはシーケンシャルトランスミッションだ。そんな舗装路最速マシン(脳内妄想限定ｗ)にはカッコイイメーター類が必須！！　脳内ではSTIの操作に合わせてHONDAの3.0リッターV10エンジンが18,000rpmオーバーの至高のホンダミュージックを奏でる。(※筆者は本田党員。でもスズキも好き。)　また、脳内の別の場所ではテレメトリシステムが各センサーの信号を解析し(って大半は自分の神経やん)、刻々と変わるレースの展開に合わせて脳内コンピュータからエンジン(脚)に指令を送る。
ロングライドではサイコンがラリーコンピュータに早変わり。航続距離から次のコーナーを割り出し、時には誤差を修正し、瞬時にキューシートと照らし合わせて正確にナビゲートする。さながら私はドライバー兼コドライバーだ。未知の土地という荒野をマシンと己の体力だけで自転車通行禁止区間を正確に回避しながらゴールを目指して進んでいく。

と、脳汁垂れ流してますが結論を言うと私の中ではロードバイクは競技用志向＆走る実験室志向が強いのでメーターは必須です。



【MTB】
前置きが長くなりましたが、私はMTBには一切メーター類を付けません。かなり困った時だけスマホでGoogleマップか地理院地図を呼び出して現在地を確認する程度です。
MTBに乗っている時の私は、身近な世界の中に自由と小さな発見を求め、気の向くままに普段は入っていかないであろう小道に突入して未知なる大地(？)を突き進み、己の知見を広げていく。子どもの頃に誰もが体験したであろう気分の行動範囲が広がっていくあの感覚を私は今でもMTBに求めているのかもしれない。そんな時にサイコンの小さな画面を覗き込む暇などない。トレイルをダウンヒル中にサイコンなんて見てる余裕もないし、んなもん見てたら事故る。(笑)　小さな画面の中で起きた数字の変化より、もっと面白い何かを求めて遠くの何かを見ている気がする。そんな時はサイコンに付いている小さな時計の機能ですら邪魔に思えるのだ。
日が傾いてきて家に帰った時、その日走った距離を知りたくなったら地図を開こう。ただサイコンに記録された数値を確認するより、今日走った道を地図に書き込み、景色を思い出しながら距離を調べる方が楽しい。

で、現実に戻って真面目な話を書くと、トレイルを下ったり階段を下ったり土手を下ったりと激しい事ばっかりするので有線式サイコンは飛び石とかで断線しそうだし無線式はセンサがずれたり吹っ飛んでいったりしそうだし…という心配事を抱えながら遊ぶのが嫌というか遊べない。という理由もあったりする。



【まとめ】
私は2足のわらじ状態なのでどっちの気持ちもよく分かるんですが、サイコン無しというのも結構楽しいですよ。



価格評価→★★★★★(タダ)
評　　価→★★★★★(どっちもそれぞれ良い所があって面白い)
＜オプション＞
カタログ重量→ 0g(実測重量 0g)