[タイヤ工具] CAFFELATEX インジェクター

購入価格 £6.80 @ wiggle

デカいな…
想像していたサイズの1.5倍くらいデカい。サドルバッグは無理でもツール缶にならなんとか入るんじゃないかと思っていましたが、実物を見てそれは儚い思いだったと悟りました。

しょうがないので出先での使用は諦めてCaffelatexシーラントをフレンチバルブのチューブラータイアにパンク予防として注入してみましたが、作業は本当に簡単でした。700x24Cタイアに約40ml注入したのですが、シリンジの容量は100mlあるのでその差60ml分の空気が圧搾されてシーラントと共にタイアへ注入されます。当然注入後バルブアダプターを外す際に僅かながらバシュッとシーラントを含んだ空気が漏れるのですが、油断していると周囲を汚してしまいます。予めウエスかペーパータオルでバルブ周辺を覆っておきましょう。

シリンジに付属しているバルブアダプターはフレンチバルブ対応なのですが、バルブコアが外せるタイプのチューブに使用する場合はシーラントによる固着を防ぐためコアを外し、空になったバルブステムにシリコンチューブを直接つないでシーラントを注入せよ、と取説には書かれています。今回はVittoriaの例の外せる赤いバルブに使ってみましたが、チューブ側はバルブ機構になっていないただの穴だったと思うので多分大丈夫だろうと判断しました。もし固着等の問題が発生したら追ってご報告します。で思ったのですが、バルブコアが外せるタイプのチューブラータイアにシーラントを注ぐのであれば、テキトーにシリンジを買ってきて径の合うシリコンチューブをつないで自作した方が安上がりでコンパクトなものが出来上がる可能性大なので、手間を惜しむのでなければわざわざこれを買う意味はないでしょう。それと、今回はCaffelatexシーラントと同時に購入しましたが、標準で付けて販売してくれればいいのに･･･と思いました。Stan'sとかTufoのシーラントユーザーの方々にしてみれば別売りは好都合でしょうから、それはそれでいいのですが。

価格評価→★★☆☆☆(シーラントとセットの販売もしましょうよ…)
評　　　価→★★★★☆(作業性はとても良いです)

カタログ重量→ --g(実測重量 70g)

[追記]

先日我が家の27inママチャリ後輪がスネークバイトでパンクしたので修理を仰せつかったのですが、あまりに疲れていた私は後輪ばらす気力が起きず、ダメ元で30cc程のCaffelatexをぶち込んでみたのですが･･･

結果見事に修復できました。インジェクターで入れて、ポンプで軽くエアを入れたらタイアを空転させるだけ。あっけなくパンク修理終了。タイアのサイドウォールもかなり劣化していて外からでもパンク穴の目星がつくほどの大きな裂け目だったのですが、ばっちりエアを保持しています。

このシーラントはラテックスチューブでも効果があるらしいのでPave Evo CGにパンク予防として入れてあるのですが、入れる前は一晩放置で1.5bar位抜けていたタイアのエア保持性が劇的に上がっています。7bar位入れておけば、1週間後でも3bar位残っています。以前はすっかり抜けてペナペナになっていたのですが。バルブの固着もなく概ね満足していますが、長期間乗らないまま放置しておくとチューブから僅かにシーラントが染み出してきます。ちょうどゴムの木から樹液が染み出す感じで。だからどう、という事ではないのですが、屋内保管でカーペット上などに置かざるを得ない方は注意しておきましょう。私はホイールバッグの中がネトネトになっていてビックリしました。タイヤ+チューブはその後も問題なく使えています。

価格評価→★★★★☆(見直しました)
評　　　価→★★★★☆(ちゃんと機能するがチューブからの染み出しが･･･)

購入価格 \1100くらい

バルブコアを外せなくてもシーラントを注入できるということだったので、
これを使ってクリンチャーのブチルチューブに入れてみることにしました。
どうにかこうにか注入できたものの、結果は惨々なものでした。


バルブを緩めて空気を抜き、インジェクターをセットしてシーラントを
注入するために押し込むが、空気が圧縮されるだけでさっぱりと入りません。
悪戦苦闘していると、ついにはアダプターがインジェクターから外れ
中身をブチまける結果に。。。


不良品を掴まされたかも、と思いながらも
どこかから「これで諦めたら試合終了だよ」という声が聞こえたので、
その後も何度かトライし続け、入れ始めてから 90 分以上経過して、
どうにかこうにか 2 台のタイヤ、計 4 本に入れ終わりました。
周囲に白い液体が飛び散ってるわ、手は汚れるわ、シーラントが固まって
手の毛に絡まるわ、手は臭くなるわで被害甚大です。


とはいえ、なんとかコツのようなものを掴めた気がします。


次回入れるのがいつになるか分からないので、
忘れても良いようにメモ代わりに載せておきます。
# あくまで今回私が入れた方法であり、
# 全ての場合に上手くいくということではありません。

1) バルブを緩めて空気を抜く
2) アダプタをバルブに取り付ける
3) インジェクターにシーラントを適量入れる
4) インジェクターを上に向けてプランジャ押し込み空気を抜く
5) インジェクターをアダプタにセットする
6) プランジャを引きチューブから空気を抜く
7) プランジャを押し込みシーラントを注入する

ここで重要なのは 6) です。
チューブから空気を抜くことで、シーラントの通り道を確保します。
これをしないと、いくら押し込んでもシーラントが入っていきません。
6) で空気を抜くためにも 4) でインジェクター内の無駄な空気を抜いておく必要があります。
なお、プランジャを引いても空気が抜けないような場合は、
バルブの緩め方が悪いのでセットし直しましょう。


ちなみに、2) で先にアダプタをバルブに取り付けるのは、
シーラントを入れて空気を抜いた後でバルブにセットする時に、
アダプタをバルブに取り付ける作業よりは、
アダプタにインジェクターを取り付ける作業の方が楽で、
シーラントをこぼす危険が少ないためです。

まだシーラントを入れたばかりでパンク修復効果がどれほどなのか不明ですが、
今回時間をかけて入れた分の効果は発揮して欲しいものです。。。


価格評価→★★★☆☆(自転車用品であればこのくらいが相場かもしれないが決っして安くはない）
評　　　価→★★★★☆(バルブコアが外せなくても注入できるのはありがたいが、入れ易くはない）
＜オプション＞
年　　　式→ 2011
カタログ重量→　g