・追記
MTBとロードで異なるリアエンド幅にどう対応しているのかについて書き漏らしていました。
スライディングブロックに仕込まれたエンド固定の治具。
この状態で130mm幅です。
向かって右の方に映っているパーティングライン、実はここにネジが仕込まれてます。
こうして緩めると、無段階で幅を広げることが出来ます。135mmエンドまでは大丈夫。ただしリアエンドを固定する方式だとハンドルがグラグラ動いて作業の邪魔になるので、ワイヤーを曲げるなどしてハンドル固定具を自作するか、同社が販売しているHBH-2のようなアクセサリーを用意するか、トーストラップのようなものでホイールとダウンチューブを固定する必要があるでしょう。個人的には、フロントホイールを外して水平ビームに固定するのが一番簡単で確実だし、バイクも水平に近く保たれるので作業しやすいとは思いますが。
もうひとつ、上記レビューで言及した中央支柱の昇降について。片手で持てる重量のバイクならばわざわざマウントから外さなくても高さ調節できるでしょう(DHバイクで車重15kgだぜ!とかだとちょっと辛いかも知れません)。支柱の固定はクイッククランプと支柱側面にボルトを押しつけて固定するノブ(事務椅子なんかでおなじみのアレです。本来はスイングの固定と解除用ですが)の二重固定になっており、どちらか片方を解除しても急には落ちないようになっています。高さ調節のため両方解除する際、一瞬ではありますが片手でバイク+水平ビーム+中央支柱の重さを支えておかないとストンと下へ落ちてしまい、支柱の下端が地面にヒットして床を傷付けたり最悪支柱が変形してしまう可能性があるので、サドルあたりに手をかけて支えながらクランプ→ノブの順で緩め、高さ調整が済んだらノブを締め込み、クランプをピボットのすぐ上へスライドさせて再び閉める必要があります。一般的なロードバイクやMTBなら支えるべき重量は10〜15kg程になると思います。こう書くと"重てえな、おい"と思われるかもしれませんが、実際はそれ程大変ではありません。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★