Fulcrum Racing Zero
購入価格 ¥81120(@wiggle関税込み)
あまりにも安かったので気づけばポチっていました。 ホイールは購入から10日ほどで到着しました。 初めに重量を測定した際にカタログ重量よりも軽かったので驚きました。 フロント・リア共に縦振れがまぁまぁあったのも驚きでした。横振れとセンターはばっちりだっただけに少し残念でした。 シャマルウルトラと同じアルミスポーク・アルミニップルの組み合わせなので振れ取りには細心の注意を払ってやる必要があります。 真っ白のシマノ用アルミフリーボディは非常に見た目が良いかつ軽量化にも貢献してくれます。
さて、現在までに500kmほど走行しましたので印象を記しておきます。 直近まで使っていたのはレーシング3で、過去にはシャマルウルトラ(2015)、マビックのアクシウム(2012)、R-SYS(2011)を履いたことがあります。
走り出してまず感じるのはカーボンハブ特有のコーーッという音です。 シャマルウルトラでも同じ音がしたのを思い出します。自分はこの独特な音がとても好きです。 加速性能は言わずもがなで素晴らしいです。レーシング3も良かったですが、更に1段階上の加速性能だと感じることができます。
次に乗り心地ですがブログ等で見るほど酷いとは思いませんでした。これは自分のフレームが柔らかめのカーボンだということも関係していると思います。 アルミフレームや剛性が高いハイエンドカーボンだと乗り心地はさらに悪くなると思います。 この点はフレームとの相性があると思いますが、タイヤの幅と空気圧である程度はコントロールできます。
巡航性能については期待しないほうがよいかと思います。フロント26mm、リア30mmですので空力はディープリムには勝てません。 仮に巡航速度が上がったならば、それはハブの回転性能に起因するものだと思います。 セラミックベアリングでこれだけ軽いのでCULTはどうなるんだろう?と思ってしまいます。
そして自分が一番感動したのは登坂性能でした。 勾配5%程度の坂ではレーシング3と違いがほとんど分かりませんでしたが、20分ほどかかる山でタイムを計ってみると 今までの自己ベストを15秒更新することができました。 次に勾配10%程度の急坂では速度が12.5km/hから14km/hにアップしました。パワーメーターでのパワーは以前と同じ数値なので単純にホイールの登坂性能がアップしていると感じられました。ヒルクライムレースでも十分使えるホイールだと感じた瞬間でした。
走行性能については非常に素晴らしいと言えるレーシングゼロですが、乗り心地は良いとは言えないと思います。 はっきり言って、ロングライド好きの方やまったりとサイクリングする方にはおススメできません。 シマノのWH9000-C24かC35、手組ホイールの方が乗り心地は絶対に良いでしょう。
逆に、少しでも速くなりたい、レースに出るという方には是非おすすめのホイールです。 特に地脚のある方には鬼に金棒でしょう。脚の使い過ぎには注意が必要ですが。 振れ取りには十分注意が必要ですが、ハブのメンテナンスや玉当たり調整は非常に簡単ですのでその点もグッドですね。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★ <オプション> 年 式→2015 カタログ重量→1437g(実測重量:1405g)
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