9月19日(日)の話。
麦草峠西面登坂
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7332&forum=124&post_id=12436#forumpost12436からの続きです。
・・・朝4時半に起床して、宿の部屋で朝飯を食ってから6時過ぎに出発し、国道を使って1時間弱で群馬県のJR横川駅へ。
国道18号から旧中仙道に入り、駅の北口側の駅前駐車場にクルマを置きます。碓氷峠は学生時代に何度も上っていますが、最後に上ったのは1992年です。昨日は2700mを登坂したので、今日は旧碓氷峠だけにしておこう、と思っていたのですが・・・。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e251340d4196588c21d1b6422b33692a7時半スタート。
長野新幹線の開業に合わせて1997年に信越線の横川-軽井沢間が廃止された時は、横川駅は、峠の釜飯の「おぎのや」は一体、どうなるんだ?と思いましたが、碓氷峠鉄道文化むらと、アプトの道の名称で親しまれる散策路が出来るなど、結構にぎわっているのかな?でも電車の利用者は少ないんだろうなあ。
駅から旧中山道に出るとすぐ、碓氷関所跡があります。木枯し紋次郎もここを何度か通過したことでしょう(冗談)。
最初の直線は中山道坂本宿として整備されたようで、随分キレイな道路になっています。
1番目のカーブ手前にあった「これより碓氷峠」の木製の素っ気無い道標は既になく、デカい鉄板製になっていました。信越線の橋梁が次々に現れますが、第三橋梁までが散策路になっているようです。そういえば1985年頃だったか?この道を登坂しているときに特急あさまが、ゆる~い速度でトンネル(もちろんこの手の橋梁じゃないですヨ)から出てくるのを見たことがあります。不思議な光景でした。
まだ朝が早いのでクルマがとても少ない。日陰率も非常に高く、いや~、いい道だなこりゃ。序盤は路面も非常によく、快適です。しかし、結局7割ほどが荒れた道でした。一番古い路面は、最初に走った1983年当時の路面と同じじゃないでしょうか?途中、ロードがすごい勢いで上っていきました。
500mほど登坂して、群馬と長野の県境の碓氷峠に到達。ここで右折して県道481に入り、旧碓氷峠を目指します。
こちらの道は別荘地を抜ける道のため、クルマが全くといってよいほど通らずイイ感じ。日陰率もさらに高いゾ。ほどなくして標高1200mの見晴らし台に到着。これで800mを登坂してきたことになります。
展望台からは妙義山の奇岩怪岩が見えます。
しかしこの展望台、なにやら所在無い感じの妙な雰囲気を感じる場所なので、さっさと下って、浅間山がよく見えるところで手持ちの食料を食らいつつ休憩。下りきって碓氷峠で左折すると、あれっ、先ほど上りで自分を抜いて行ったロードが軽井沢側から来ました。お互い軽く挨拶してしばらく一緒に下ります。
R18の旧道は路面が荒れていてちょっと危ないですね。下ハンを握らないと怖い。慎重に下ります。そして朝10時にもなると、一気にクルマの数が増えています。朝8時前とは別世界。これはいやだなあ~。ロードスターやらS2000とかインプレッサなんかがグイグイ上ってくる。そして驚いたことに自転車が次から次へと上ってくるじゃないか!うーむ、自転車ブームだ。しかしこの荒れた路面でこれだけクルマが走ってくると、面白さも激減では?特にここの登坂は朝早スタートがお薦めですね。
これで下りきってしまうのは面白くないので、霧積温泉に行ってみることにしました。2007年には台風で林道が寸断され、二軒の旅館が孤立してしまったところです。かなり下ったところで左に折れて、再び登坂開始。おやおや、鬱陶しい植林地帯が続きます。早く抜けたいなー。しかし道は狭く、段々イイ感じになってきた。道は狭い方が楽しい。でも砂が結構浮いているので注意が必要です。
途中、新幹線の高架を見上げつつ、さらに登坂。結局、450mほど登坂して道はほぼ終点となり、霧積温泉に到着。渓流の脇に建つ古風で大きな宿でした・・・というのを確認してUターン。
横川駅に戻ると、若いご夫婦かカップルか?輪行で来たようで、自転車を準備していました。奥さん?がGIANTのロード、旦那さん?がGIANTのフォールディングMR4 R(かな?)。軽井沢の先の小諸まで行くそうです。碓氷峠は初めてらしく、路面状態とか、クルマの量などを伝え、ついでに自分が持っていたルートラボの地図を渡しました。役に立ったんだか?
で、横川駅北口前の、おぎのや特設テントの下で、不変の具材フォーメーションを誇る名物、峠の釜めしを食らいます。かつて横川駅のホームで見られた弁当販売員のお金の受け渡しの超絶早技は、もう見られないんですねぇ。。。、その後、近くの「峠の湯」で汗を流して、秋のサイクリング遠足は無事終わりました。
2日間で4100mほど登坂したようです。
たくさん上って満足!
(おわり)
評 価→★★★★☆(平日と休日朝9時まで)
→★★★☆☆(休日朝9時以降)