購入価格 ¥(代車として利用)
・年式は2011年モデル
105組みの、今となっては珍しい白/ピンクのオールアルミモデルを乗りました。
この車体は自分の自転車ではなく、諸事情でショップから代車として借りて使っていたものです。
……なので、ほぼ完成車吊しの状態です、サイズは53で、少し自分には大きいサイズでしたが、メカがサドル高とステム長合わせてくれて、ほぼ違和感なく乗っていました。
・BianchiのVia Nirone7は2005年位まで、ML3と言う名前で売られていたモデルで (2005年はVia Nirone7(ML3 Double Butted Alloy)というダブルネーミングでした) 2~3年毎に細かなモデルチェンジをしつつ販売されてる、Bianchiのエントリーロードです。
08~09年くらいまでは、このグレードでも一部のRCモデル(イタリア本国生産)も存在してましたが、その頃くらいまでのBianchiのアルミモデルは 品質(?)供給パイプ(?)に問題があり、ヘッドチューブやシートクランプ付近(溶接部ではなくアルミパイプそのもの)が、使用環境や走行距離に応じて割れる、という致命的な弱点がありました。
(これはNirone7に限らず、90年代ALメガチューブ時代から08年頃まで、エントリーグレード(ML)からハイエンド(EV)まで、ほぼ全部のアルミモデルで、事故や落車でなく、経年劣化(走行による疲労)でクラックが入ったのを見たことがあります)
2010年前後以降のアルミモデルでは、国内ではほぼRCモデルを見かけることはなくなりましたが、逆にこのへんは改善されてるようで、今のところ(2017年現在)経年劣化、走行疲労によるクラックはごくごく稀なケースにとどまってるようです。
(少なくとも自分の見聞では見当たらず……)
というわけで、この世代のNirone7は、ヤフオクなどでも比較的安心して手が出せるフレームといえるのではないのでしょうか。
・実際の乗ってみたインプレッションですが……非常にグランツーリスモなキャラクターで、ゆったりと河川敷などの平地のサイクリングロードを流すのに似合うキャラクターじゃないかな、と思います。
ハンドリングは非常にマイルド……悪く言えば、結構ダルいハンドリングで、クイックからは程遠く、そこそこのスピードで進入した交差点をステアしていく時もシャープさを感じることはありません。
ただ、こういうのは前傾姿勢が慣れてない、体幹がまだ出来てない方には、イージーライディングで、道路の割れ目や段差でも変な反応を受けにくく、良い味付けじゃないかなと思いますね。
平地を淡々と走る分は、きちんと整備され、それなりに回るホイールとタイヤが付いてれば、おおよそ不足を感じることはありませんが、坂道になるとやはり重さと、反応の鈍さを感じます。
エイャッとスプリントをかけてみても、シャキシャキ感はあまりなく、グイグイ進んでくれるという感じではないですね。
なのでレースやファストランで使う機材というよりも、レクリエーションやフィットネス的なサイクリングでの利用、またはちょっと不慣れな初心者なんかにはおすすめできる車体じゃないかなと、思いました。
・ちなみに2015年くらいからラインナップされてます、Dama Bianca Via Nirone7とVia Nirone7 FlatBarの2車種は、このフレームと同一フレームです。
2017モデルのDama Bianca Via Nirone7では流石に新しい世代のVia Nirone7 PROベースに変わったみたいですが……
価格評価→★★★★☆(コスパはもっといいのもあるけど、そう悪くないはず)
評 価→★★★★☆(エントリーグレードとしてオススメできるモデルです)
<オプション>
・サドルはセライタリアSLR Flow タイヤはビットリアRUBINOを使用
年 式→2011
カタログ重量→9250g