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主要3社 デュアルコントロールレバー比較


 
flare  2010-8-26 22:37
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主要3社 デュアルコントロールレバー比較
購入価格 ¥総額は計算したくない。


デュアルコントロールレバーといえばシマノとカンパ、
そして、彗星のように現れ、「速攻潰れるんじゃね?」という声に反し、プロの世界では最近急速に普及したスラム。
見かけるロードバイクの大多数は完成車に採用され、かつ価格も手頃で信頼性の高いシマノといった状況で、
3社とも使った人間はあまりいなさそうなので、3社まとめて操作感をレビューしてみます。
なお、全てドライブトレインはシマノ系なので、スプロケやチェーンの出来は評価に入っておりません。


・シマノ STI (先代78系まで)

メカニズムと操作性、信頼性においては世界最高のデュアルコントロールレバー。
長いブレーキレバーを巻き上げに使うことで操作は他2社とは段違いに軽く、ブレーキをかけながらシフトダウンも可能。
ブレーキレバーでラチェットをカチカチ巻き上げて、リリースレバーを操作すると逆転防止爪が外れ1歯ずつ動くようになっている。

巻き上げでラチェットが掛かる感触がしっかりしているため、何段シフトダウンしたのかが感触でしっかりとわかる。
素早く確実な変速、軽い操作感で、シフト操作が無意識にできるってのはたいしたもんだ。
オフロードを走りながら頻繁に変速するシクロクロスではSTI以外を使う気になれない。

あえて難点を挙げるなら重量。79系デュラエースでようやく300g台に収まったとはいえ、
アルテや105は500g近い。エルゴパワーが350gなので、レバーだけであっさりと150gの重量差がついてしまう。
さらにメンテナンス性が悪く、トラブルの時に素人が適当に分解できるシロモノではない。
さらに、個人的感情だが、あまりにも無味乾燥で完璧に動きすぎて、変速する楽しみが希薄…

ちなみにシリーズによってリリースレバーの感触が異なり、
7700系はカチカチとした硬いクリック感、7800系は以前に比べるとキーボードを叩くかのような軽い感触である。
試乗した7900系ではまたクリック感が増していた。


・カンパニョーロ エルゴパワー (09年以降の新型)

他の2社には無い機能は多段シフトアップ。4~5段のシフトアップが可能。
短い15%の登りをアウターローで登り切ったら15%の下り。しかもそこでライバルがアタック!なんてときには役立つのかも。
停車時、発進に備えローギヤまで落とし3速までシフトアップしてから停車したり、
峠の頂上で下りに入る瞬間にはそれなりに重宝している。
フロント操作はレバー操作に従って徐々にFDが動くので、チェーン落とす心配が少なく、トリム調整もしやすい。

実はこいつの構造はすごくシンプルで、
インデックス付きのWレバーをブラケットにぶち込んで、巻き取り、リリース方向のラチェット付きレバーを2本つけただけ。
初めて触ったときに感じたアナログ機械という印象はこの構造のせいか。
STIレバーよりもむしろ、バーコンとかコマンドシフター、サムシフターの仲間なわけだ。
フレームに張ったワイヤーを手で掴んで引っ張るとインデックスがカチカチ動いてワイヤーが緩む。
おいおい大丈夫かと思ったけど、Wレバーもワイヤー引っ張ったらレバー動くし、それで実用上は問題ないんだから大丈夫なんだろうw

カンパがMTBに手を出して大コケして潰れかけたとき、シマノからSTI関係の技術供与があったと聞いたが、構造は全然違う。
むしろシマノとスラムのほうが近い構造だと思えた。

ダメ出しはいっぱいできる。高いしリリースレバーが押しにくいし勢いで2段押しちゃったりするし、
巻き上げレバーの操作重くてしんどいしブラケット固定ボルトは締めにくい位置にある上トルクスだし。
でも、メンテナンス性を重視し、簡単にオーバーホールできるのは素晴らしい。

なお、手の小さい人にはカンパのブラケットが合う、とか言われるが、
下ハンからのシフトアップは親指長くないとしんどい。
手の小さい女の子に試しにハンドル握ってもらったが、下ハンからでは指が届かなかった。
あと今時レバーのリーチアジャストついてないとか何なの。スラムのほうがいい。


・スラム ダブルタップ

1本のレバーでシフトアップもシフトダウンも自由自在。
ポジションを選ばず、シフトレバーに指が届きさえすれば好きなように変速できる。

構造はシマノSTIを簡略化したような感じで、シフトレバーを軽く1クリックでラチェット逆転防止爪をリリース。
そのままレバーを離せばシフトアップする。
ここでレバーを離さずさらに押しこめば、レバーの爪がラチェットリングを直接押してワイヤーを巻きとっていく。
ブレーキレバーのデザインはシンプルかつ現代的でカッコいいと思う。
無段階にリーチアジャストできるのも良い。なおシフトレバーも数段階にリーチを変えられる。

レバー1本でいいし、とにかく軽い。
REDとか280g。ちょお軽いので、ヒルクライムで使うとよろしいかと。
が、耐久性に難点があるようで、シフトレバーが根元からもげた。



総評すると、変速の確実性はシマノがぶっちぎり。
カンパとスラムは変速操作中に力んだり、タイヤでギャップ踏んだりするとミスシフトすることがある。
でも、カンパとスラムはシマノ比でかなり軽いし、操作も楽しい。
ブラケットは各社似たような形になってしまったし、
値段や好みの話を別にすれば、重量と操作性を天秤にかけて決めればいいのではないかと。


価格評価→☆☆☆☆☆ 3種コンプリートとか道楽

重量
シマノSTI 380g(79デュラ)~500g(57系105と78シリーズ)
カンパエルゴ 350g
スラムDT 280~340g
 
flare  2011-2-14 13:29
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主要3社 デュアルコントロールレバー比較
購入価格 ¥思い出したくもない

シマニョーロをやめて、またダブルタップ使い始めたらいろいろ感じるところがあったので追記。
今回はブラケットの握り心地とブレーキレバーの操作性をメインに比較。
なお、私の手は大きく、というか指が長く、OGKのXLサイズグローブでも使えない。
夏はパールのLサイズでぴったりだが、フルフィンガーグローブは海外製品のXLやXXLを使用している。

また、Wレバーも追加。ば、馬鹿にすんなよ!?結構イイぞコレ。


・シマノ STI (先代78系)

シクロクロスで4500ティアグラを使っている。その昔はロードで6600アルテグラなんてのも。

ブレーキを引くと、シフト巻取りメカも一緒にレバーがグワっと動く(79系では変更)。
ブレーキレバーのデザインは平凡だが、ブラケット上面がカーブを描いて立ち上がる形なので、
ここに親指の水かきを当てて固定してやればブラケットポジションからのハードブレーキングもそれなりにやりやすい。

シマノのみ、シフトレバーとブレーキレバーが同調して動き、スラムやカンパのようにシフトレバーのみ手前に引っ張れない。
それがどうした?という話だが、指の爪が伸びていると隙間に挟まって割れたりする。

メカが入り組んでいる上、メンテナンスを想定していない構造は要改善。
クロスで泥だらけになったSTI、どうすればいいの?
シマノに送ったら掃除してくれるんだろうか。


・カンパニョーロ エルゴパワー (09年以降の新型)

2010年のコーラスを使っていた。

ブラケットが細身なので握りやすい。
また、ブラケット上面がまっ平らで、最近のハンドルならハンドル肩から一直線に繋がる。
ブラケットポジションからハンドルの肩に手を置くポジションまで無段階に移行できる。

ブレーキレバーのデザインも秀逸で、
ブラケットポジションでもあのウネウネした曲線に指がしっかり掛かり、ハードブレーキングできる。
ツノを握ったエアロポジションでも微妙なブレーキが可能。

親指シフトは邪魔だと思ってたが、ブラケットを握り締めてダンシング中でも力の入ってない親指でカチっとシフトアップ可能。
力みすぎて多段シフトアップしちゃうこともあるけど。
シマノやスラムでは握りこんだ人差し指や中指を緩めなければシフトできないので、
ハンドル保持が甘くなるし、思い切り踏めなくてリズムも崩れる。
ブラケットの、中指の掛かる位置にスリットがあり、強く握りこむと指先がラチェットに当たるが、慣れれば気にならない。

ブレーキ側にクイックリリースがついているのは好印象。
ホイールを装着した後、クイックを戻し忘れてもしっかりブレーキがかかるため安全。
カンチブレーキ使用時も、アーチワイヤー開放がしやすくなるメリットもある。

3種使って、シフト操作を除く握り心地はカンパが一番よかった。
シマニョーロの不調さえなければずっと使いたかったし、
予算が潤沢にあればカンパバイクを組んでも良いとさえ思った。


・スラム ダブルタップ

過去にライバル、そして現在メインバイクでフォースを使用。
フォースのほうがクリック感がしっかりしている。

シフト操作の自由度はかなり高い。
指先さえ届けばシフトの上下が自由自在。ショートリーチハンドルならハンドル肩に手を置いたまま変速できる。

デザインは私好み。すらっとまっすぐ伸びたブレーキレバーがかっこいいのだが、
指が引っかかりにくくブラケットポジションではしっかり握りにくい。
また、ブレーキレバーを深く握りこむセッティングをすると、でかいシフトレバーがハンドルを握った指に刺さる。

ブラケットは他2社に比べると若干見劣りする。
上面は付け根のあたりが僅かに膨れていて、巡航時は手のひらがフィットして良いのだが、
ブレーキをかけるときは手の安定が悪くイマイチ。
また、ブラケット内側先端部がごそっと開口しており、ブラケットを握ったときに親指が当たる位置はブラケットカバーのゴムだけ。
最初のうちはけっこう不安。


・ダウンチューブシフター(Wレバー)

街乗りロードでSL-7700を使用。

好きなブレーキレバーを選べること、価格の割にとても軽く仕上がることがメリット。
TEKTRO R200A
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=5148&forum=19
と組み合わせても合計重量はダブルタップ並。

また、ハンドルとフレームをつなぐワイヤーがリヤブレーキ1本になるため、レバー重量の軽減とあいまってステアリングがとても軽くなる。
さらに、チラっと下を見れば、慣れれば手触りでも何速に入ってるかわかるし、一気に多段変速もできる。
構造は単純。ブツけにくい位置にあるため、信頼性もなかなかのもの。
あとMTのクルマと同じで、だらだら走ってても退屈しにくいw

デメリットはひとつだけ。「シフト時は必ずハンドルから片手を離さなければならないこと」
ダンシング中の変速はまず無理だし、ダウンヒル中も危険が伴う。
ハードブレーキングしつつシフトダウンなんてまず無理。
だが、常に片手を離さなければならない=どんなポジションでもシフト操作は同じ。
シフトのしやすさ(しにくさ?)はハンドルのどこを握っていても同じである。
今まで9割以上の時間はブラケットを握っていたが、Wレバー車では上ハンを握る時間が増えたように思う。

個人的な感情だが、自転車に上手く乗れるようになりたいなら、Wレバーの自転車を一度経験しておくべきだと思っている。
安定した片手運転が要求されるため、ハンドルに体重を預けず、体幹で上体を支えるようになるし、
コーナリングやブレーキ操作中にシフトできないため、先の道路や交通状況を予測して先にシフトする習慣がつく。
ハンドルポジションの自由度も含め、スムーズに自転車を操る練習にこれほど適したものはない。

Wレバー台座を備えたフレームが少なくなってきている事が惜しまれる。

魅力たっぷりに語ったけど、レースに出たりオフロードを走るならやめといたほうがいい。
攻めて追い込んで、余裕をもてない状況では使いにくい。
だから私は、主力ロードがダブルタップ、街乗りロードがWレバー。


・SL-A050 パームシフター

勢いで書いたオマケ。我が初バイクに搭載されていたもの。リタノフもコレが標準装備だったっけ。
上ハン中央部に取り付けて使う。コマンドシフターがフラット部についていると思えばよい。



使い勝手は、上ハンで変速しやすいが中途半端。ハンドルがすっきりして、クラシックな雰囲気も味わえるWレバーか、
操作性に優れたデュアコンかどっちかにしろ!と思った。

7sしか無いくせに、オークションで高値で取引されているのが不思議。


価格評価→☆☆☆☆☆ 後はマイクロシフトと、バーコンと、コマンドシフター・・・?
評   価→人それぞれ



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