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使用できなくなったスポーク


 
numero_nero  2010-7-26 19:15
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使用できなくなったスポーク
購入価格 ¥0

走行中にブッチ切れたとか振れ取り中に捻じっちゃったとか色々あるでしょうけど、スレッドが無事ならば有効活用できることがあります。
もちろん走行に供する訳ではなく、手組みホイールを作成する際に便利な工具が作れるのです。この工具は過日レビューしたProfessional Guide To Wheel Buildingに書いてあったものをそのままパクりました。


リムメーカーが発表している有効径(ERDとも)は定義がマチマチらしく、鵜呑みにして必要スポーク長を決定するのは躊躇われます。やはり実測するのが確実だと思うのですが、リム外壁からニップルの端までの数mmを測るのはかなり面倒で間違えやすいです。

そこで切れたりねじれたりして使わなくなったスポークにニップルをきっちりとねじ込み

(ここ重要。ニップルからスポークが突き出たりニップルの雌ネジが余ったりしないように!)端から端までちょうど200mmになるところでカットします。ロード用700Cしか組まないのなら別に200mmにこだわらず250mmとかでもいいですが。同じものをもう1本作ります。ニップルはLocktite等で完全固定。スポークのカットにはケーブルカッターが最適。バスっと一発、キレイに切れます。

このブツ切りスポークを円周上それぞれ正対する穴から差し込み、きっちりと引っ張ってやる。

カットされた断面間の距離を定規で測って400mmを足せばERDが正確に測れるという寸法です。スポークが斜めになったり角度がついたりしない様に気をつけましょう。

リムが極端に歪んでいるということはあまりないでしょうが、念のために何箇所か測って平均を出せばパーフェクト。これと精度の高いノギスを使ってハブを測ってやれば、スポーク長の計算がかなり楽に、高精度で行えるようになります。ここで登場させたのはKinlinのTB-25だったかな?新品チューブラータイアをストレッチさせとくために買ったものですが、実測ERDは588mmと出ました。

…折角正確なスポーク長が計算で出せても、簡単には入手できないのが哀しいですね。大量在庫を抱えるリスクが伴うのでスポークを扱いたくないというショップ側の事情は分かるんですけど…国内で調達できるショップが極端に少ない現状は、何とも寂しいもんです。

価格評価→★★★★★ (捨てるならゴミ)
評   価→★★★★★ (復活させればそれは資源だ!)

カタログ重量→ --g(実測重量 7g)
 
numero_nero  2011-10-15 17:40
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使用できなくなったスポーク その2
購入価格 スポーク+ニップル代¥100

スポーク流用工具第二弾。

今回作るのは、ホイール仮組の段階でPillar製内蔵ニップルをスポークにセットする為の工具です。
用意するのは、

1. 15番ゲージ(1.8mm)のプレーンスポーク (エアロスポークは不可、○断面ならバテッドスポークでもOKですが、新品を使うのはもったいない)
2. 15番ゲージアルミニップル (ブラスでも構いませんが、アルミの方が加工が楽)
3. ピンバイス (なんじゃそりゃ? って方は、タミヤ精密ピンバイスでググってみて下さい)
4. 瞬間接着剤
5. 金ノコ、ヤスリ、ケーブルカッター等加工のための工具

今回の工具、用途はディープリムに内蔵ニップルをセットするというとても面倒臭い作業。やってみると判ると思いますが、通常のリムから露出するニップルと違ってソケットレンチにスッポリはまったニップルをリムの中で落っことさずにスポークのスレッドまで導くというのは、結構難しいのです。Neutronみたいなロープロファイルリムでもニップルがうまくセットできず、そのうち中にニップルを落としちゃったりしてイライライライラ・・・これは作業対象であるニップルとスポークが完全にリム内部に隠れてしまう上に、ソケットレンチにはニップルを掴んでおくという機能がなく、リムの外側からニップルを押さえつけるなり引っ張るなりして固定しておくことも出来ないからなのですが・・・ソケット内部にグリスを盛っておくとか薄い両面テープを仕込んでおくなどといった工夫も考えられますが、あまりスマートではありません。

だったらタイア側からニップルをネジこんだスポークを突っ込んでハブからのびているスポーク側のスレッドに導いてやればリムの中で落っことさずに作業できるんじゃないか? と考えました。探してみると、先にレビューしたAlchemy Bicycle Worksはまさにこの作業のための工具をNipplerという名で販売していて便利そうだなとは思ったのですが、$30近くするので今回は購入はせず、自作にチャレンジしてみました。いくつかの試行錯誤を経て、出来ましたよ。しかも会心の出来。オリジナルを手にしたことはないのですが、多分機能的にこれと大差ないんじゃないかと思います。

さて、まずは15番スポークを適当な長さにカットします。使用するのはスレッド側です。
組み立てるリムのハイトに合わせて使いやすい長さにすればいいと思いますが、内蔵ニップルを使用するリムには90mm超えるものは今のところないようですから、100mmあればもう十分かと思います。長すぎても作業しにくくなるので、ほどほどに。カットにはケーブルカッターを使います。


次にアルミニップルをカットオフしましょう。ブラスでも構いませんが、アルミの方が扱いやすいでしょう。使うのはお尻側、ネジ切りしてある方を6mm程残して金ノコでぶった切ります。できればバイスなどに固定して作業するといいでしょう。なければヤスリで不要な部分を削り落とします。スレッドを潰してしまわないよう慎重に作業し、バリはケガ防止のため削って綺麗に仕上げておきましょう。

カットしたニップルを通常使うのと同じ向きで、カットしたスポークにネジこみます。ニップルの端からスレッドが3mm位露出する位置でニップルを完全固定してしまいましょう。スポークフリーズやLoctiteではちょっと弱いみたいなので、私は瞬間接着剤を使いました。突き出し部分のスレッドに付かないように気をつけましょう!


出来上がったニップル付きスポークを、ピンバイスに固定します。ピンバイスは細いドリルを固定するためのドライバータイプの工具ですが、私は工具箱のなかにあった20年モノwのタミヤ精密ピンバイスを使いました。たしかドリル数本とセットで¥2,000程、ピンバイス単体で¥1,000程度だったような。私は品質も使い勝手も良いと思っているのでタミヤのものを使い続けているのですが、別にこれにこだわらずともホームセンターで似たような工具を調達しても構わないでしょう。その場合、1.8mm径のものがちゃんと挟めるものを用意しましょう。
これがピンバイスです。
完成の図。
Pillarの内蔵ニップル。これはカンパ用の特注品です。
ストッパーに触れる手前まで内蔵ニップルをネジこみ(きつく締めてしまうとうまく外れてくれないので注意!)、タイアベッド側の穴から突っ込んでスポークに内蔵ニップルをセット。
(リムの中ではこうなります)

ゆっくり軽い力でネジこんで、回らなくなったらゆっくりと工具を反時計回りに回して緩めればニップルはちゃんとセットされます。カンパなどの完組で使われているOEMのものにはナイロックという緩み止めのナイロンリングが仕込まれている場合があります。このニップルはちょっと外れにくいので、ハブ側スポークを引っ張ってニップルをリム内壁にホールドしつつ、工具を引っ張りながら緩めないとならないようです。工具側のスレッドが内蔵ニップルから完全に外れていてもナイロックにしっかり押さえられてしまい抜けないことがあります。その場合は軽く工具をこじれば外れます。

以上が作り方と使い方です。
Pillarニップルは14番(2.0mm)なのにどうして用意するのは15番(1.8mm)スポーク+ニップルなの? と思った方は鋭い。
確かにPillarのHidden Nippleは、OEMも含めて14番(2.0mm)の他は聞いたことがありません。しかしちょっと考えてみて下さい。ニップルをセットしたい方のスポークは14番。ここで同じ14番のスポークにニップルをネジこんで連結させ、タイア側から突っ込んだスポークを再び緩めた時ニップルはどちらに残るでしょう? 何度かやってみた結果、確かにハブ側スポークにニップルが残る確率は高かったのですが、緩める時にタイア側スポークと一緒にニップルが回って緩んでしまい、ニップルがセットされる位置が一定にならないことがわかりました。ホイール組を行う際、ニップルを何回転させたのかを把握しておいて、全てのスポークでこれを均一に保ちながら作業できるかどうかというのはとても重要なことなので、これはちょっとまずい。で、工具を外す時ニップルも一緒に緩めてしまわないようにするにはどうしたらいいか…工具側のスポーク径をわざと落として緩みやすいようにしてやればいいんじゃないか、と思いついたというわけです。1.8mmスポークに2.0mmニップルは緩いですがリムの中で落としてしまう心配は要りません。もう一つ、この工具にはニップルを流用したストッパーが付いているので、なにも考えずニップルをセットして回らなくなったところで外してやるだけで、ニップルを回す量を均一にしておけるんですよ!

価格評価→★★★★★ (ピンバイスを持っていれば、その他の材料費はタダみたいなもん)
評   価→★★★★★ (内蔵ニップル恐るるに足らず)

カタログ重量→ --g(実測重量 40g)


使用できなくなったスポーク を















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