熱中症の話
購入価格 ¥ドリンク数本分
こんな時期ですが、今年一年を振り返ってみて最も苦しかった事なので投稿します。
時は2015年8月9日、天候晴れ。 前夜は親戚が訪ねてきていたためそれなりの量の酒を飲んでいました。 そのせいもあって当日は10時を過ぎたぐらいに家を出発。 コースは走りなれた日光中禅寺湖までの予定でした。 出発が遅く暑さの心配は多少ありましたが、走りなれたコースなのでペース配分、給水等は一切心配していませんでした。
家を出てからもしばらくは体におかしなところなどはまったく感じず、早く涼しい山の上に行きたいと(普段であれば)オーバーペースにならない程度で走行しました。 若干汗の量が多いように感じたのも暑いせいだとしか思いませんでした。
そして中禅寺湖に向かうためには必ず通るいろは坂の登坂開始。 いろは坂は、登りの第二いろは坂と下りの第一いろは坂に分かれておりそれぞれ一方通行。 ただし登りはそれほど厳しくなく、距離7.2kmで標高差は400m程度です。
登り始めて1~2キロぐらいからでしょうか、突如体が重くなり目の前がフラッシュするように感じ始めました。 しかしここは一方通行で歩道等も一切ありません。 熱中症かもとは感じつつも止まるに止まれず走り続けました。 するとさらに吐き気と、顔から血の気が引き一瞬意識が飛ぶように感じ始めました。 ここでいよいよ危ないと思いましたが、繰り返しになりますが場所は一方通行のいろは坂。 何とか安全に止まれるところまでと思い、黒髪平の駐車場までふらふらになりながら走りました。
そして駐車場に着き自転車を何とか柵に立てかけた瞬間嘔吐。 何とかボトルは手にしましたが、まともに座ることすら出来ず倒れるように寝転がりました。 その後はボトルのドリンクを口に入れても嘔吐を数回繰り返し空に、もう一つの水のボトルも頭からかぶって空になりました。 ここまできてはもうどうにもならないと思い家族に電話。 何とかいろは坂の終着点である明智平まで行くから迎えに来て欲しいと伝えました。
その後は30分程度の休憩の後、歩くようなスピードで明智平までたどり着き、即座に自動販売機に向かいスポーツドリンクを購入。 観光客が大勢いる中ぼろぼろの状態でベンチに座り込み救助を待ちました。 家族に救助された後は頭痛に苦しみほとんど動けない状態でした。
ここまで書いてきましたが、私は熱中症対策としてやってはいけないことを幾つもしていました。 ・前日の過剰な飲酒 ・走行時間帯(夏場は出来るだけ朝早くか夕方に走る) ・自分の体調の過信 ・早目の対処
気をつければ防ぐことの出来ることを怠った結果が熱中症です。 その他にも対策グッズを使用するなどしていれば防げたかもしれません。 夏場はニュース等でも熱中症対策が繰り返されておりますが、運動をする際は ・体調管理を万全にする ・無理はしない 等により一層注意しなければならないと思い知らされました。
どうぞ来夏は熱中症になる方が減ることを祈念し投稿いたしました。
価格評価→☆☆☆☆☆(ドリンク代と有給1日) 評 価→☆☆☆☆☆(二度とゴメンです)
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