爽やかにコロンを使いこなし、生徒会長には「御柱レベル」で周りから担ぎ出され、スポーツも超一流。もちろん家には犬がビュンビュン走り回り、アフロディーテのモルタル像からは水がチョロチョロと・・・。
かといって嫌味ではなく、人を見下すこともなく、「私のような変人」にも分け隔てなく接してくれる、白い歯が輝くナイスガイ。
そんな感じのペダルである。
そもそも、「珍品パーツ博覧会」「越中の秘宝館」と言われた、私の自転車パーツ趣味。
「人と違うのがいい」「カッコ良ければいい」「だって好きなんだもん」と、感情のみでアッセンブルされた自転車の中で、かえってひときわ異彩を放つ優等生ぶり。
でも、良いものはやっぱり良いなと思わされた。
借り物のシクロクロス車やMTBでレースに出たとき、ペダルも借り物でしばらく使用していないものだったのだが(SPD105グレード?)・・・。
①注油してないせいもあり、着脱が困難。うまく外れなくて、でも坂で進まなくて、スローモーションのように立ちゴケすることシバシバ。泥もすぐ詰まり、クリートキャッチが困難。
②重い。心が萎えるくらい重い。
で、SPEEDPLAYフロッグといったキワモノも勿論候補に上ったが、レース中のスペアバイク汎用性なども考慮し、また多分一度しか買わないだろうから一番いいやつ逝っとけ!という「結婚前の娘と家電を買いに行くオヤジ」状態になり購入。
回転が素晴らしく軽く、泥詰まりも取れやすく、クリートキャッチが「プチ」ではなく「パッチィン」「サクッ」みたいに軽快で且つ心地よい反応があり素晴らしい。
初めてシマノの物を買ったが、良いと思う。流石だ。
でも、TOYOTA車より、ヘンテコな車を買う癖は一生治らないんだろうね。
追伸:写真に写っている、可哀そうなミイラフグに哀悼の意を表します。
購入価格 ¥12000円位?
価格評価→★★★★☆(高いけど良い)
評 価→★★★☆☆(レースでの安心感がある)
カタログ重量→ 325g