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SHIMANO 105 ST-5700

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MyhrequalOssan  2011-12-26 18:05
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SHIMANO 105 ST-5700
購入価格 ¥約30000円

4600TiagraFD/RD/BRとの組み合わせで全く問題なし。
そもそもピナレロ FP Unoなんかはこの組み合わせで出荷してるので問題があったらやりませんね。
この組み合わせだと触覚が無いのですっきりします、見た目は。
代わりにギアディスプレイを失うのでたまにこれ以上ないローギアを探してしまったりしますが。
素手でレバーを握ると確かにメカに接触しますがグローブすればOKじゃないかな
難点という難点ではないですがフロントをインナーに落とす時のストロークがやたら長く、落としたと思ったらトリムが作動しただけって時があるのがなんとも。
あとちょっと緩い手袋使ってるとブレーキレバーとリリースレバーの間に挟まって困るのも難点。まあ半グローブかきっちりサイズ計れとw。

価格評価→★★★☆☆(他のパーツからすると高く感じる)
評   価→★★★★☆(もうちょいフロント変速が楽なら★+1)
<オプション>
年   式→2011年
カタログ重量→490g(実測不明)
 
mosuke  2012-9-11 8:57
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SHIMANO 105 ST-5700
購入価格 ¥12000位(ヤホオク 完成車外し リーチアジャスターのみ付属)

かなりボロけたペダル+擦り減ったクリートを使用していたある日、
普段は引きに力を込めるダンシングの一発目を何故かグイっと踏み込んだ瞬間…
「カチャ」という小さな音と共に虚空を蹴る右足…大きく左に傾く車体…前方にはおばあちゃま…迫りくるフェンス…
「車体を立て直すべきか?」一瞬の葛藤…。

ST-4600を、まぁ、アレだ、そう、大人の事情ってヤツ、で早急に交換せざるを得なくなり、
たまたまコレより安価なST-4600見つからず「触角なし」が気になっていたこともあって導入。
オール4600Tiagraをベースに、チェーンリング(アウター)とCSは5700、ブレーキシューはR55C3という構成で使っての感想。
比較対象は同じ構成で使用していたST-4600。
なお、私は身長172cmだが160cm前後の妻、長男と手指の長さは大差なく、母指・中指をメイチ広げて約22cm。
手指はチト短い方なんじゃないかと思う。

【デザイン】
・触角なしカコイイ!(゚∀゚)
 最初は「前に何もなくてスカスカ~、自分が前に落ちそうな気がする~!!」とい う妙な不安感があった。
 だが慣れてしまえば無問題、視界スッキリ。ライトの光を遮る障害物がないと  いうのも嬉しい。
 ついでに正面から見たレバーの取り付け角度が4600より若干「八の字」状な のもカコイイ!(゚∀゚)
 と思ったが、もしかしたらストローク量を確保するための処理?

・レバー付け根内側から臓物丸見えでビミョー。
 メカのチラ見せ具合がリアル路線ガンプラっぽい?メカフェチは喜ぶ…多分…。
 ダンシング時に丁度親指が掛かる位置だが、通常のブラケットポジションでは意図的に触らなければ気にならないと思う。
 気にして触るタイプの人は上記喜ぶ人…多分…。
 私は別に喜びはしないが、ダンシング時には絶妙な位置と凹み具合がサムレストとして丁度イイと思っている。
 当然多少は防塵性は低下すると思われ、耐久性等にどの程度影響があるか気になるが、
 変更無く出荷し続けるからには無問題という事だろう。
 もし「アクセス性を上げたから小マメにメンテしろ」という事なら、ちょっとイヤ。

【性能】
 以降便宜上ブレーキ兼巻き取りレバー=A、リリースレバー=Bとさせて頂く。

・シフトの引きが重すぎ。
 ケーブルルーティングを内側にしたら、どうにもならん重さ。特に左Aはドイヒー。
 2回変速操作しただけで親指と人差し指の間が真っ赤に。
 内側ルーティングは実用性皆無!GIOS純正サドル以来の拷問用具登場かと思った。
 外側から下に回るように、極力緩やかなRを描くルートにしてもまだ重く、やっと実用に耐えるといった程度。
 別件でシマノに問い合わせた際に併せて訊くと
 「(触角なしは)構造上どういうルーティングでも(触角ありの)旧型や4600より 重くなってしまうのはどうしようもない。
 内側ルートはやめた方が良い、外側のルートで使ってほしい。」
 と言い切られた。ならば内側ルートを設定した意味は??

・シフトのストローク量が大きく、ラッチェットに節度感がない。
 私の指が短く、繊細さに欠けるせいかもしれないが、交換当初は4600の感覚で押し込むと4600では皆無だったシフトミスが頻発。
 4レバー全て無意識に操作すると押し込みきれていない事が多々あった。
 (2ヶ月以上使用した今は下記の半分程度の頻度になったが、依然ミスはある。)
 左Aの 変速は3~4回に1回、ストローク量不足で変速し切れない。手首を巻き込むように大きく、強く押しこむのは疲れる。
 トリム時は押し込み過ぎて、トリムを超えてシフトミス。IN→OUTの途中で止まり「ガチャガチャガチャ…」となる。
 左Bはインナーでのトリム時に、5~6回に1回程度は押し込み過ぎてOUT→INに落ちてしまう。
 右Aはギリギリ1ノッチ分動いて引っ掛かるが、部妙にRDが動き足りず「カチャカチャカチャ…カッタンカッタン…」と変速しない。
 意識し過ぎて押しが強いと2ノッチ動いちゃって同じ事になったり。
 右Bはそれほど酷くはないが、やはりストローク量は大きいので、押し切れていない=変速しないという事がたまにある。
 取説の大きな「変速失敗の場合」の図入り解説に丁寧さと共に不安を感じる。

・ブラケットは良好。
 前述の通り、私は手指が短いので「ブラケットの幅が広くて握りにくい」という事を心配したが、
 先の方が細く(薄く)予想を裏切る握りやすさ。ST-4600より握りやすく感じる。
 個人的にはレバーの初期位置をもう2~3mm手前にしたいので、もう少し厚いアジャスターがあったら嬉しいが、
 付属の厚い方でもレバーが遠すぎるということはない。
 また、掌を乗せるという点では、上部が幅広く平面的な事でむしろ楽な感じ。

・ブレーキ操作は無問題。
 互換品なので当然だが、通勤程度の日常レベルにおいてBR-4600を操作するには無問題。
 変速と違って引きが不当に重いような事はない。
 ただし、操作感は明らかに違って感じた。
 遊びの部分において、ST-4600は一気にパコっと軽く動く感じがするが、コチラは一定の抵抗感でストロークする感じ。
 パッドがリムに当ってからも多少は差があるような気もしたが、違和感を覚える程ではなかった。
 ST-4600はレバー自体も軽く、上部に一体型のシフトインジケーターがあるので、
 ある意味レバー上下のバランスが良くなり動きが軽く感じるのではないだろうか。
 リターンバネの構造が違う点も一因となっているかもしれない。
 この辺の操作感の違いは好みの問題で、どちらが良いという事はないと思う。
 なお、あくまでもST-5700の評価なので「ブレーキレバー」としての評価であり「効きとそのコントロール性」はキャリパーやパッドの性能、
 リムとの相性等に依存する部分が大きいと考えたため一切評価には加味していない。

・剛性感あり。
 ST-5700の方が、若干レバーがボリューミーなのため、停止状態で意図的かつ必要以上に強く握ってみると、
 ST-4600よりカッチリと剛性が高い印象を受けた。


とまぁ、ウダウダ長々と述べたが、簡単に言ってしまうと、
「ブレーキレバーとしては無問題。シフターとしてはあまり良くはない。」 
       

価格評価→★★★☆☆(貧乏パパリーマンにはこの程度が妥当か。Di2とか有り得ない。)
評   価→★★☆☆☆(触角なしカコイイ!(゚∀゚)&ブラケットは意外な好感触! だが、私にとってのメリットはそれだけ。
                触角なしで変速操作が超軽くて超ショートストロークでトリム不要なのが欲しい…ってDi2じゃん。)
<オプション>
ボロいペダルと擦り減ったクリートで力いっぱいダンシングしちゃダメです。
おばあちゃま、見知らぬオッサンを心配してくれてありがとう。コーラス・サークル楽しんでね。
年   式→レディーに年齢は訊けない。

 
notti  2014-8-17 23:38
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SHIMANO 105 ST-5700
購入価格 ¥失念

 ST-5600から交換したので比較対象はST-5600となります。

 ブラケットが大きくなった点については、大きくなったのは主に付け根部分であるので、握りにくくなったとは感じませんでした。むしろ付け根部分が大きく平らになったおかげでそこに手のひらが置きやすくなったと感じました。下の写真の上が5600、下が5700です。



 内部のメカが露出している部分ですが私は全く気になりませんし、指が入るということもありません。

 変速の感覚ですが私はフロントシングル派なのでリアのみの感想となります、またシフトワイヤーは内側を通すか外側を通すか選べますが私は外側を通しました。ST-5600と比べて引きの重さや変速性能に特に大きな変化は感じませんでしたが、大ギアから小ギアへ変速するとき5600に比べてリリースレバーをしっかり押し込まないと変速しないことに違和感を感じました。5600のときはリリースレバーをチョンチョンと弾くように変速していたのですが5700ではそういうことはできなくなりました。ですが慣れとか好みのレベルだと思いますので特に欠点とまではいえないと思います。

 ブレーキング性能に関してはブレーキはシマノのロード用メカディスク「BR-R505」を使っているのですが5600に比べて制動力が低下したとかいうことは感じません。

 下の写真のノギスを当てている部分の距離は約84mmです。(10mmシム使用)





価格評価→★★★☆☆
評   価→★★★★★

<オプション>
カタログ重量→ g(実測重量 左245g 右251g)
 
mk2streem  2015-2-28 9:18
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SHIMANO 105 ST-5700
購入価格 ¥12000くらい(ヤフオク)

ST-4600からの換装。これを導入したことにより、コンポ換装のセオリー「換えるなら2つ上のグレードに!」を完全に無視したアルテグラ×105のミックスコンポになった。
それまでは、アルテグラはアルテグラでも旧型と新型が入り混じったり、TIAGRA×105×アルテグラという意味不明な組み合わせで乗っていた。クランクも最近変えたため、これでTIAGRAパーツと旧型アルテグラパーツは全て無くなった。ありがとう、ST-4600、FC-6600…。

換装した動機だが、簡単に纏めるとこうなる。

・STIが壊れた
・取り付け角度に不満が出た

なんかおかしいのがある気がするが無視無視。
だがこれで終わるのはちょっと寂しい。こういうパーツの換装には、それに至るまでの経緯ってのを書きたくなるのが人間の性。なので、ちょっとばかし付き合ってほしい。
(読みたくない方は、少し送ってもらえれば本題へ飛びます。そのまま最新レビュー一覧まで行かないでね)




ST-4600は、シマノ10速コンポのボトムを担う、TIAGRAのデュアルコントロールレバーである。カンパで言えばVELOCEなわけだ。「シフトワイヤーの外出ルーティング、小柄なブラケット、シフトインジゲーターなど、先代7800世代の利点を受け継ぎつつもビギナーの使用を考えた作りは、素晴らしいの一言だ!」とかまあそんな事をST-4600の項で書いて、褒めちぎっていた気がする。あ、ST-4600のレビューも書いてあるから、そちらも読んで頂けると嬉しいです。
実際、インジゲーターやシフトワイヤーの取り回しのしやすさの恩恵は受けていたから、良いSTIだと思う。見た目ダサいけどwでも良かった。
しかし、、、、別れは突然やって来るものだ。

あれは昨年の冬、11月頃だったか。
寒い寒いと言いながらボロ切れに溶剤付けまくったり水垂れ流したりして、「寒いのはお前が冷たくなるような事してるからだろバーカ」と突っ込まれそうな状況の中、バイクの掃除をしていた。ちょっとその日は上機嫌で、そんで、久しぶりにSTIの中も掃除してやろうと思い、ブラケットカバーを捲ったんだな。
次の瞬間、鼻歌が止まる。目の前の光景に、自分は目を疑った。なんと、右STIのボディに亀裂が走っているではないか!大きさにして、約2センチ。しかも、隙間まで出来ている。ボディの大きさからすると、少し大きめの亀裂だった。まあその時は、樹脂接着の救世主"アロン○ルファ様"の力で何とかなるだろうと考え、とりあえず右STIをハンドルから外した。そこまでは良かった。問題はその後だ。

普通、この手の亀裂は締め付けトルクによってハンドルに押され、そのために隙間が開いている。つまり、トルクを除けば隙間は無くなる。ところが、隙間が消えないのだ。そのまま残っている。おかしい。なぜだ?その言葉が頭から消えない。とりあえず、隙間を潰すようにボディを上と下から軽く押してみるも、全然隙間は小さくならない。思いっきり力をかけて、やっと隙間が小さくなった。
これはもしや、変形してしまったのか…?嫌な予感が脳裏を過る。
いやちょっと待て落ち着け。そもそもなぜ亀裂が入ったのか、その原因を考えよう。STIのボディが割れる要因なんて、大方相場は決まっている。主に2つ、落車かトルクオーバーが大半だ。だがどちらも自分には当てはまらない。落車は全て、左側が地面に当たるように転けている。また、ダンシングは下ハンがメインな上ブラケットにそんなに力を掛けることもないため、トルクは適正範囲内で低めに締めているから、割れることもないはず。

これはもはや、修復不可能。そう結論付けたのは、亀裂発見から数日後だった。だが、STIを変えようにもお金が無い。結局資金を貯めるために、数ヶ月もの間STIはそのまま放置していた。よく何も起きなかったなと、今思い出してもヒヤヒヤする。
そして数ヶ月後、待ちわびたその日が来た。バイクのトランスミッションの中枢を担うために、新しく105 ST-5700が我が家にやって来た…。







お待たせしました。本題へと参りましょう。



・ブラケットに剛性なぞ考えた事が無かった

ST-4600から変えてまず体感したのが、剛性の高さだ。かなり硬い。レバーごときに剛性なんて、微塵も考えたことがなかった。
デュアルコントロールレバーは、大半のパーツに金属を使っている自転車の中でも唯一と言って良いほど、樹脂が占める割合が大きいパーツだ。メーカーも流石に、こんなちっぽけなレバーに高剛性とかそんな大層な謳い文句を付けても疑われると思っているのか、軽量とは書いても高剛性と商品説明欄に書かない。
しかし、このSTIを使って、デュアルコントロールレバーと剛性が結びついた。勿論、締め付けトルクとかそんなの抜きでの話だ。
材力的な視点で見ると、シフターが内蔵されてボディが大きくなったことにより、ねじれや曲げに対する強度が増したのだろうと自分は考えている。ヒルクライムでも、力を入れて上る時にブラケットを握る事が増えた。



…………DURA-ACEやアルテグラはさらに高剛性なんだろうか。



・ポジティブに考えるんだ。太ったのではなく、広くなったんだと…

ST-5700や6700、7900の新10速STIと旧10速型STIの比較として、ブラケットボディ本体の肥大化をよく指摘される。自分も新10速STIの、上から見た時のゴツいボディがとにかく嫌いだった。特に横から見た、大きな括れのある旧型STIの形が好きで、10速STIの角張ったボディじゃあ手の収まりも悪かろう…と考えていた。
だが、使ってみると意外と良い点が見つかる。その最たるものが、実は嫌っていた点、"上から見た時のボディ上面の広さ"だ。

写真が先の方のレビューにあるためそれを見てもらえるとありがたい。ST-5700の方だが、明らかに横に張り出しているのがお分かり頂けるだろう。正面図を取って、この張り出したところの断面を見ると、ほぼ真っ平らなのだ。対して、ST-4600は断面が少し円弧を描いている。

つまり、ST-4600は「握る」形状だったのに対し、ST-5700は握るというより「手を置く」形状になっているのだ。これもヒルクライムで役に立つポイントだ。STIを少しだけかち上げて取り付けると、さらに良い感触。



・変速は一長一短(ここ重要)

ST-4600は良かったなぁ…と思わせてくる点。同時に、ST-5700のためにハンドルを変えようかとも思った。
何がって、フロント変速がやたら重いのだ。ST-4600だと、何の気無しに手首をクイッと捻るだけで直ぐ様アウターにチェーンが掛かった。ところがST-5700は、フロントをアウターに入れようとする度に、一瞬でも良いから意識を左手に集中させなきゃならない。外側に取り回しても引きが重い。ストロークが短くなっているが、それも関係があるように思う。今はもう慣れてしまったが、とにかく換装直後はゴミ箱に投げ捨てたくなる程に酷かった。


しかし、仕方がないといえば仕方がない。一応思いつく限りでは、理由は2つある。ワイヤー内蔵と、ワイヤーがハンドルから出ていく位置である。

まずワイヤー内蔵について。ST-4600は外出ルーティング故、シフトワイヤーのアーチ半径がだいたいハンドル肩のC-C幅の約半分(C-C400なら半径は大凡200ミリなわけよ)の円弧を描きながら、アウターのストッパーに行き着く。それがST-5700になり、ワイヤーのアールはハンドルの肩に依存するようになった。つまり、曲げ加工のきついハンドルだとシフトが重くなる。逆に、PRO VIBEシリーズだと最高の相性だそうな。やはりシマノパーツにはシマノパーツと、同じ系統で揃えた方が良いんだろうか。

もう1つ、ワイヤーがハンドルから出る位置。分かりにくいかもしれないが、頑張ってイメージして下さい。
ワイヤー内蔵式な時点で、ワイヤーをハンドルの肩の外側を通す、所謂外引きルーティングにしなければならないのはもう決まってるも同然。問題は、バーテープの末端位置と、アウターストッパーまでの位置関係だ。最悪なのは、ハンドル位置が高くそれでいてストッパーがヘッドチューブの下辺りに付いているという、横に短く縦に長い場合だ。状況次第では、バーテープから出たところで1箇所、アウターストッパーに届くあたりで1箇所、計2箇所も無理矢理曲げさせるため、物凄く引きが重くなる。

これらに関して、解決策は4つ考えられる。
が、その前にST-5700のメリットも書いておこうか。

フロント変速でも感じた事だが、まず、レバーのストローク量が明らかに小さくなった。聞けば、ST-7900は更にストローク量が小さいそうだが…。ワイヤーを一気に巻き上げる機構故、それで少し重く感じるのかもしれない。そのためST-4600でよくやった、手をボディに添わせてグルンと捻るやり方では押しすぎてしまうため、指で押し込む方法に変わった。良し悪しはさておき、指や手の移動量が減ったのは、まあ素直に嬉しいことだ。

次に、解除レバー(ブレーキレバー裏にある小さいレバー)の剛性が上がっていた。これには驚いた。
自分は下ハンを握って走っている時、よく右の人差し指を2本のレバーの間に入れ、常にシフトアップできる準備をしている。ST-4600では、解除レバーを左へ押し込んでも、指の力に負けてレバーが根本から撓んで手前に来てしまい、変速してくれない時があった。
それが、ST-5700にはない。押し込めばST-4600には無かった剛性感を指に感じ、確実なクリックと共に1段シフトアップする。これには思わず感動を覚えた。




さて、肝心のフロント変速の重さだが、一応解決策は思いついている。

A、時間をとにかくかけてワイヤールーティングを試行錯誤
B、既に挙がっている10速STI×11速フロントディレイラーのミックス
C、肩のアールが大きいハンドルに換装
D、苦肉の策、フレームを換装してしまえ!

現実的なのは、BとCの合体だ。6800までしか無かった時だと少しお金がかかったが、105が11速化した今なら安く済ませられる。
ハンドルはシマノ同士、PROのVIBEシリーズなら相性は良いし、どれをとっても剛性に不足はない。その他、剛性が高くて肩がゆるい曲げのハンドルなら何でもいい。
Dはネタではなく、最悪これも視野に入るという話。もちろん小さめのフレームにするのが望ましい。ステムの長さ分アウターワイヤーに余裕が生まれて少しでもアールを緩くできるし、ハンドルを低くできるから、アウターワイヤーをより直線に近づける事ができる。

まあ、これを書いている今はもう引きも軽くなってばっちりだけどねwディレイラーも変えたりはしてませんよ。



・ブレーキレバーの引きも大切

換装直後から良いなぁと思っているのが、ブレーキレバーの動作。フロントはちょっとしたテクを使っているため、どちらのSTIでも引きはスコスコと軽い。顕著だったのは、リアブレーキの方だ。
STIのワイヤー出口の位置は、ST-4600/5700共に特に変わっていないはずなのだが、心無しか5700の方が軽く感じる。不思議に思って、それぞれのSTIを見比べてみた。

ST-4600は、ワイヤーがSTIのど真ん中から入り、少し内側に向かってワイヤーが入っていく。
対してST-5700は、ワイヤーの入口も出口も最初から内側に寄せられているのだ。なるほど、余計な曲げをさせていないから軽いのか。

また1つ、面白い発見をした。



・重くたっていいじゃない。105だもの…

ST-4600には、シフトワイヤー用のアジャスターが付いている。それ込みでも、なんとST-5700の方が15グラム重かった(ジャスト500グラム)。まあ、個体差ということで自分はスルーできるが…。
自分はよく知らないが、ポケモンゲームには"厳選"というやたら手間のかかるものがあるらしい。それと同じように、とにかく金と時間をかけて軽い個体ばかりを付けて軽量化してきた人(いないと思うけどw)や、はたまたあまりお金をかけずに軽量化を積んできた人にとっては、本気でゴミ箱に投げたくなる程大きな差だろう。まあ、本気で軽量化するならまず105なんか選ばないけどねw



・個性を出せるのは強み

どうでもいいと思う人にとっては本当にどうでもいい話だが、カバーの色は大切だと思う。

ST-4600だと、社外品でどこを探しても色付きのブラケットカバーが無いのだ。あるのはシマノ純正の、無機質な黒のみ。色付きバーテープも使いたい自分だが、フレームが黒だからあまり下手な色にはできず、結局黒いバーテープを使っていた。

ST-5700以上になると、F&N、トーケン、ハッズといったメーカーから、カラフルなブラケットカバーが販売されている。これも、ワイヤー内蔵STIにした理由。フレームカラーに合わせるも良し、バーテープやサドルと合わせて上下でツートンカラーにするも良し。
色が与える印象はとても大切だから、これは大きなプラス。でも高い…。



・ハンドルの選択肢も増える

さっきシフトの引きがどうのこうのと書いたのに反するが、ワイヤー内蔵ハンドルを使えるという点もメリットである。単に選択肢が増える事は、良い事だと思うんだがどうだろうか。

ワイヤー内蔵ハンドルと言えばチネリネオモルフェ、PRO VIBEカーボンといったカーボンハンドルや、3T
AERONOVA、BONTRAGER RaceXXX AERO(正式名称は知らん。たぶんこんな名前だったと思う)といったエアロハンドルが有名だ。これらハンドルは、大抵がST-5700やエルゴパワー、ダブルタップのように真横から下、あるいは穴へワイヤーを潜り込ませられるよう作られている。先に書いたがST-4600はブレーキワイヤーの出る位置が真ん中よりなため、無理に通そうとすると、ワイヤーとアウターケーブル同士で強烈な抵抗を生み、ブレーキングどころではなくなってしまうのだ。

これらハンドルにも興味があるため、このSTIを選択した。実はST-5700は、今後のパーツ選びの時の選択肢を増やすために買ったようなものなんだなwハハハww



・インプレッション

使用感は先でところどころに載せているが、基本的に感じるのは、掴みにいきやすいということだ。上面がフラットだから手を置きやすいし、エアロポジションで頭を持つ際も、小さいから持ちやすい。手の大きい人向け感は否めないが、少なくとも身長170センチで標準的な手の大きさを持つ自分の場合、不満はない。

変速性能も特に変化はなく、カチッというクリック音がより確実に聞こえるようになったくらいだろう。いい加減な量しか動かさずにワイヤーの巻き上げをすれば、ちゃらついて変速しない。これもST-4600と何ら変わらない。

良くも悪くも105、この事実は変わらない。



・総評

比較対象がTIAGRA故、比較するのも酷だが、やはりレースグレードを謳うパーツは細部も作り込まれている。変速も手間暇かければなんとかなったし、何より見た目的なメリットが多い。見た目には拘るから、嬉しいことだ。
重量は105だから仕方ない。そこは割り切ろう。軽くしたいと駄々を捏ねるなら、アルテグラかデュラにするか、カンパにでも行ってください。


他人に勧めるか勧めないかだと、自分は勧めない。
少なくとも105は完成車への採用率が高いコンポだ。最近はエントリーモデルでも105を採用するバイクが多く、それでいて価格は15万前後。はっきり言って安すぎる。それがグループセットになると、定価で6万もする。性能から見ればコスパは良いが、採用率の高さと採用しているバイクのレベルを見ると、そんなにコスパが良いわけではない。勿論TIAGRAと明確な差を技術で付けているのは良い事だが、ホビーサイクリストが求めるのは、目で見ても手に取っても分かる「どれだけ軽いか」なのだ。そこはTIAGRAと大きく差を付けてほしいところだった。例えば、FC-5700は1世代前のアルテグラ並の重量だ。だがそれでも上を見るとかなり重いし、FC-4600とは100グラムしか違わない。FC-6700とはかなりの差があるというのにだ。要するに、レース用を謳うには中途半端なのだ。
それならあと4万ほど足して、アルテグラにした方が幸せになれる。所有欲的にも、性能的にも。シマノはちょっと我慢すれば手に届く価格なのが救いだ。でもいつかはカンパを使いたいと思う自分がいる…。






価格評価→★★★★★(通販はやっぱり最高。定価は少し高いと思う)
評  価→★★★★★(STI1つで速くなるもんでもないしね)
<オプション>
年    式→??
カタログ重量→490g(実測重量 500g)

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