購入価格 ¥9,980
その昔、OLIGHT M20 Warrior Premiumと言うライトをレビューしたことがあった。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5031&forum=89#forumpost8125Cree XR-E R2を搭載して最高250ルーメン、電池として18650を使えば安定した高性能とランタイムを得られる。
大変優秀なLEDハンディライトで、以前、びあんき号のメインライトとして2灯使っていたことがあるし、
現在では、リフレクターをスムーズリフレクターに変更して、ゲタ車のEASTON ELITE Reckless★BOYに、
サブスポットライトとして使っている(メインはより一般道向きなDOSUN M1+)。
このライトは、そのM20の進化版である。
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M20 Warrior Premiumの進化版は、正確に言うと「M20 Warrior Premium ”2010年モデル”」。
LEDエミッターをCree XP-G R5に変更して、最高320ルーメンを叩き出すモデル。
逆に言えば、そこ以外は変わりない。
本製品「M20S SPECIAL OPERATIONS」は同様にXP-G R5を搭載し、320ルーメンを叩き出す。
やはり同様に、外装等はWarriot Premiumとほぼ同じと言って差し支え無い。
M20 Warrior Premiumとの違いは、WarriorがOLIGHTの(と言うかLEDハンディライトの)伝統よろしく、
ヘッドの回転で明るさを切り替えるのに対し、M20Sは、テールキャップ側面のプッシュボタンで、
明るさを切り替える。
これは自転車用としては都合が良い。
自転車に乗りながらヘッドをひねるのは無理だが、プッシュボタンを押すのは簡単なこと。
まぁ、現実として、どれほど明るさを切り替えるのかと言う説はあるがw
ちなみにモードは5lm→110lm→320lm→Strobe。
ブラケットに関しては、上記のOLIGHT M20 Warrior Premiumのレビューを参照して欲しい。
胴が一緒なので、使えるブラケットも一緒。
神様仏様ユニコ様のBikeguyライトホルダーがピッタリなことも一緒。
又、こちらも参照のこと。
LEDハンディライト用ブラケットINDEX(まとめ)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4564&forum=89#forumpost7176■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
実点灯。
まず前モデルのM20 Warrior Premium。
素晴らしい。
これで暗いなんて言うヤツにはバチがあたる(いねぇかw
配光がまたOLIGHTらしい配光で、これより明るさは落ちるが、T25もやはり同じような配光である。
で、M20S。
明らかに中心が明るい。
そして配光は同じ(条件がやや違うので同じに見えないが、ほぼ同じだ)。
なんてステキなパワーアップw
実際、実走しても安心できる。
言ってみれば「飛ぶ」わけだが、同じ距離(路面)を照らすようなセットアップにしているわけで、
この場合、同じ距離を明るく照らす。
従って、安心感が違う、と言うことになるわけだ。
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もう一つの絶対値。
ランタイム測定。
一応、メーカー発表は320ルーメン/4時間。
ただ、当然ながらこれはCR123A×2での計測であろう。
それも、恐らくはこのライトの正しい使い方であろうタクティカルユースでの、5分10分と言った単位での、
点灯消灯の繰り返しによるもので。
高価なCR123Aを使い捨てするほどのタクティカルユースなぞ、我々自転車人には関係ない(そりゃそうだ)
だからと言って、充電可能なRCR123Aは容量が少なすぎる。
となると、このライトの場合、18650を使うのが賢い自転車人の選択である。
納得されない方もいるかと思うが、とりあえずこれは自分のレビューなので、18650を正とするw
さて、ようやく18650に話を向けられたw
使用電池はTrustFire TR18650 2500mAh 3.7V。フル充電。
この条件での320ルーメンキープランタイムは2時間30分。その後落ちる。
ほぼ、Warriorと一緒と思ってよい。
つまり、明るさがアップしてランタイムは同等、と言うわけだ。
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性能は文句なし。
Warriorのレビューでも同じ事を書いたが、その進化版であり、とても満足。
逆に言えば問題点も同様。
すなわち、ライトの実売価格が10,000円近くであること。
ランタイムコストを減らす為には18650で運用する必要があること。
その為には電池+充電器購入と言うイニシャルコストが掛かること。
これらを考えると、コストパフォーマンスが高いとは言えないだろう。
それに18650と言う電池は、あまり「素人」向きとは言えない(自分もド素人だが)。
生セルなんて素人が調子こいて使うと火傷する、ちうか、火事になる(本当に)。
一般的に売っているのは保護回路付きであり、普通はそっちを買うからそんな問題は生じないわけだが、
一方でたとえ保護回路付きを使うにしても、きっちり電池管理が出来る人向きの電池である。
エネループのように簡単に扱うわけにはいかないのだ。
※ と言いつつ、自分がきっちり電池管理できているとは到底思えないがw
このようなデメリットを甘受した上で使用するのであれば、大変素晴らしいライト。
自転車用に流用するに際し、ある意味「理想的」と言えるだろう。
価格評価→★★☆☆☆ ライト単体で3つ。イニシャルコストまで考えて更に-1。
評 価→★★★★★+★ Warriorに5つ付けたので、このライトには更に+1。