たしか80ユーロ程@Bike24
いつだったか、BarTape内でご紹介したクイックです。当初Tuneの正規ディーラーStarbikeでプレオーダーしていたんですが半年以上待てど暮せど一向に入荷しないのでキャンセルしてBike24で買いました。まあTuneのパーツにはこんなことはよくありますよ。どうしても欲しかったら見つけたときに買っておくのが鉄則。
フロントのシャフトはアルミ、リアは6Al4Vチタンで、カム部に特殊な鍛造アルミ合金を使ってレバーはUDカーボン。前後ペアの公称重量33gは、実際には35gでした。リアシャフトはどう見てもMTBの135mmと共用で、ロードに使うとシャフトがナットから盛大に突き出る仕様。チタン合金は加工するのが異様に面倒臭いのですが、ハックソーを使えば切れます。ナット側からスレッド1本分位出る長さでカットして計量すると、33g。
シャフト径はM6なのですが、ファインピッチなのでスレッドを傷めてしまうと相当面倒なことに(そんなダイス、ホムセンじゃまず売ってません)なるので、加工の際はくれぐれも慎重に。当然ですが、加工するとTuneのワランティを受けられなくなります(シャフトぶった切ってもカムの保証はしてくれるらしいですが)。フロントは面倒なことしなくてもポン付けで使えますが、どうせだったらMTB用の前後チタンシャフト、DC16+17を使ったほうが安心できるかな。重量差は数グラムだし。アルミでも今のところ問題はなし。たまたま運が良かっただけかも知れないけど。
使用感ですが、力をかけても意外にへこたれません。フォーク/フレームのドロップアウトに対して90°あたりから抵抗を感じる位のセッティングにして締め込んでいますが、充分クランプできているようで1,000km程使用した過程でホイールがズレたことは今のところ一度もありません。つるまきバネは付属しないので自分で用意するか、斜めにならないよう注意する必要があります。カーボンレバーを締め込む際に、掌に食い込んでちょっと痛いのですが折れそうな感じはしませんし、レバーを倒した後でもホイール円周方向に回転させられるので、空気抵抗の低くなる(であろう)フォークやシートステーに沿う位置に微調整が可能できるのが○。なんか、昔のスキュアーを思い出します。カンパやシマノのような頑丈さは当然ないでしょうが、時折スレッド部に痛みがないかチェックを怠らなければ、それなりに使えそうです。とは言え、すんごく危険な香りがするパーツであることには違いないので、頻繁にホイールを脱着するような使い方はやめたほうが無難。
GumGumやBobo(今でもガタ等一切無し!)もそうですが、意外と作りが丁寧なTune製品。今のところハズレ無し。
価格評価→★★★☆☆ 高いのか安いのか・・・軽量化目的なら費用対効果は抜群。
評 価→★★★☆☆ 死ぬ気にならなくても、使える点は評価できる。