栃木県のJR東北本線氏家駅から茨城・福島県境に位置する八溝山(標高1022m)に至る、往復130km、平坦な関東平野の北縁とヒルクライムのコースです。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=ba8552aee8401e56cd39c6ea99d72d6dJR東北本線の氏家駅と言えば、AMANDAの千葉夫妻が、春風に乗って都内から関東平野を縦断してこの駅に至り、帰路は輪行か?と思しき記述がAMANDAの広告から読み取れたりする駅だったりします。
5月連休中の田植えに備えて水がはられた田園ののどかな裏道を選んで軽快に行きます。夫婦道祖神が田んぼと道を見守っているかのようです。4月27日のサイクリング。
途中、罰金100万円の交通安全看板が。面白交通看板か?他にも、
「オレが危ない」
なんていう面白交通看板もあったゾ。
そろそろ登坂が始まるかな?という辺りで、禅寺の名刹、雲巌寺に立ち寄ります。近くを流れる川も風情がありますね。ここでボケーとするのも一興。
林道に入ろうか、というところで、な、何と通行止めの宣告が。
回り込んで別ルートから上るべきか?
なわけないじゃん。林道百戦錬磨(?)の私としては、この程度の看板にひるむはずもなく、基本的にはそのまま行きます。しかし、よーく見たら、通行止めはこの林道ではなく、この先の支線が崩壊している、とのことらしい。なーんだ、大丈夫じゃないか。しかしこの表示板じゃ、クルマのひとは山に行けないと思ってUターンしちゃうんじゃないかな?
案の定、林道の往路も復路もクルマはゼロ!!オフロードバイク位いてもよさそうなものだったが、それもゼロ!貸切道路と相成りました。漁夫の利っていうやつか(違うでしょう)。
途中、邪悪なグレーチングが。25C程度のタイヤがちょうど嵌る!下りでこんなものに嵌ったら大変なことになります。
上りきると、自衛隊の車両が無線訓練中。
さらに頂上に行くと、25歳位の二人の女性がおにぎりを食べていた。
「えーっ!下から自転車で上ってきたんですか?」
といわれてしまったので、しばらく歓談。北関東の山を随分歩いているらしく、あそこがどうだこうだ、と、同じ話題でちょっと盛り上がってしまいました。何だか最近、山を徘徊する若い女性が明らかに増えています。
神社があるのですが、そこの守護神なのか?奇妙な白馬がボツネンと佇んでいます。山の雰囲気にややそぐわない気がしなくもない。というか、何だかヘンです。
展望台に這い上がると、奥日光や那須、福島方面から茨城の山まで、ぐるっと見渡すことができます。
実は10年ほど前に歩いて上った八溝山に今度は自転車で来た、というわけですが、帰路は向かい風でした。春のサイクリングは風が強くて難しいですね。
東京方面からの輪行では、JR水郡線の下野宮駅なども便利です。こちらなら往復45kmほどです。楽勝でしょう。ただし通行止め区間が茨城側にもありますのでご注意ください。
というわけで、県境を徘徊して新緑を楽しむサイクリングっていうのも、よろしいかも知れませんヨ。
評 価→★★★☆☆(八溝山そのものの山としての魅力は今ひとつ)