ここのサイトをご覧の方にはもう説明不要でしょうか、大阪の老舗トモダサイクルさんです。
月日が経つのは早いもので初めて行ったのはもう20年以上前になります、超有名店なので通っておられる方も多いのではないでしょうか(知らないうちに関西在住のレビュワーさんと店内ですれ違ったりしているかもしれませんね)。最近は自転車雑誌を読まないのでわからないんですけど以前熱心に読んでいたころはサイスポなんかに載っている一目でトモダさんと分かる独特のイラストと書体の手書き広告がかなりイイ味を出していました(笑)。
ここのお店はぶらぶらしていても「何かお探しですか」みたいな家電量販店的なうっとうしいことを言われないので非常に居心地がよく心置きなくぶらぶらできます(笑)、かといって無愛想かというと全くそんなことは無く何か尋ねれば親切丁寧に応対してくれます。
店内には珍しく中古部品のコーナーがあり(私は主にここを目当てに通ってます)ジャンク品から新同品までいろんな部品が置いてあり、ときに思わぬ掘り出し物を見つけたりして何か宝探しのような楽しさがあります。
また古くからやっているお店なので最近の部品、用品だけでなくいろんな年代物も置いてありミニ自転車博物館といった感じです(笑)。今まで見た物で印象に残っているのは「木のリム」(存在は知っていましたが実物は始めて見ました)、「昔のTAのクランクの横に貼る細長い黒いシール」(これ探している方結構いるのではないでしょうか、純正品かどうか分かりませんが)、そして圧巻は「ドミフォン競技用の120Tのスギノのチェーンリング」(直径70cm位ある、しかも非売品ではなく買える。2万円!)などです、あとビンテージパーツをいろいろ陳列しているショーケースがあってその手のパーツが好きな人が大喜びしそうなカンパ、マファック、ユーレー、三光舎などの古いパーツがいろいろ並んでいます(カンパのデルタブレーキとかもありました)。
完成車を買ったり修理をしてもらったことも無く、ド素人の私が技術的なことをどうのこうの言える立場ではないのですが、長年の営業で培った豊富な知識と経験で技術的にも確かなものをお持ちだと思います。
敷居の高いガチガチのプロショップという雰囲気ではなく、地域に根ざした街の自転車屋さんという感じで、実際お店にいるとママチャリや一般車の修理やら調整なんかがちょくちょく持ち込まれ、お店の人も当たり前のように対応しています(バリバリのロードとバリバリのママチャリが仲良く並んでいるのを見るとなんかほほえましい感じがします)。そんなに大きなお店ではなく雰囲気も今風ではないでないですが(失礼)ここに行くとなんかほっとして和みます。
自転車に興味を持ち始めたころ、スポーツバイクのパーツなんてどこで買えばいいのかも分からず、とりあえずサイスポにでっかく出ていた広告を見て少ない小遣いを握りしめてすがるようにしてたどり着いたのがトモダさんでした、そういう意味で私の自転車史の原点であるともいえます。今後いくら通販が普及しようとどんなオシャレなプロショップができようともずっと通い続けると思います。これからも今の雰囲気を保ちつつ末永くがんばっていただきたいです。
トモダサイクルさん名物?のワールドパーツカタログです。おじさんライダーには涙モンの懐かしパーツ満載です。昔はお目当ての部品が載っているページ数と番号をメモってよくお店に行ったものです。
評 価→★★★★★(いつも安い物しか買わずにスイマセン)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→1597g(二冊で)