購入価格: ¥2608(税込)
『クランクセットと同時に交換することが望ましい』
2012年1月の頭に、GIANT SEEK R3のコンポーネントをDEORE M590シリーズに換装した。
他のコンポーネントと一緒にショップで組み付けてもらった。
DEOREのフロントディレイラーは4種類ある。
間違って注文しないように、自分のSEEK R3に適合するのはどのタイプかをしっかり確認する必要がある。
①トップスイングかダウンスイングか → トップスイング
SEEK R3についていたフロントディレイラーはFD-M191は、トップスイング・ディレイラーだ。
間違ってダウンスイングを選ぶと、ボトルケージとクランプ部が干渉する可能性が高い。
SHIMANOのホームページによるとトップスイングの方がリンク部が短く剛性が高いので、
シャープで軽いシフティングが可能とのこと。
②チェーンステイアングルが63-66°か66-69°か → 66-69°
フルサスのMTBが63-66°、フルリジッドのMTBが66-69°である。
SEEKはのチェーンステイアングルは、66°をわずかに上回ったと記憶している。
所有するバイクのジオメトリを確認して間違えないようにしたい。
①②から、FD-M590-6を注文した。
取り付けバンドは28.6mmと31.8mmのものが付属。SEEKは31.8mmを使う。
ガイドプレートは剛性がありしっかりしている。薄い鉄板のようなFD-M191とは大違いだ。
また、作動部も幅広になっていて、強度と剛性が高い(ワイドリンク・デザイン)。
これらの剛性のおかげで、軽く素早いシャキッとしたシフトアップが可能になっている。
ただ、フロントディレイラーのみを交換しても、大幅な変速性能の向上は期待できないと思う。
というのは、フロントの変速性能はチェーンリングによるところが大きいからだ。
シマノ・ハイパードライブ・システムは、チェーンリングに変速ピンや持ち上げ歯を設け、
チェーンリングの回転力をチェーンの持ち上げに利用することで、軽く素早い変速を実現している。
フロントの変速性能をアップには、クランクかチェーンリング交換も同時にしたほうがいい。
だから、フロントディレイラー単体の交換では、コストパフォーマンスが高いとはいえないと思う。
質感の高さは、他のDEOREのコンポーネントと同様。クランプのDEOREのロゴがかっこいい。
シマノの説明書通りに行えば、調整も簡単だ。
価格評価→★★★★★ (安い)
評 価→★★★☆☆ (劇的な性能アップにはクランク交換も必要)
<オプション>
カタログ重量→ 不明(量り忘れ)