購入価格 約¥2400
普通にシマノのBBを買うのも面白くなかったので、MTB用にこちらを購入。ダストシールが弱いという記述が多いのでMTBには向かないと思っていたが、購入から4か月経った今でも問題なく使えている。
回転は初期状態からかなり軽めで、手で回した感じではEnduroのセラミックベアリングと良い勝負。4か月で距離は分からないが、トレイル10回程度走った今ではほとんど抵抗を感じないぐらいまで軽くなっている。
4か月でトレイルは10回程度行ったが、内1回が土砂降りだったものの目立った泥の侵入などは見られず、埃や砂も入っていない。セミウエットの富士見パノラマを走った際はBBの色が分からなくなるほど泥まみれになったが、翌日開けた限りではやはり泥なども侵入していない。予想に反して防塵性が高かったのは、組み付け時に内部にグリスを盛っておいたのが良かったのかもしれない。写真は富士見後に開けた時のものだが、グリスの色は変色しておらず、砂なども無い。私の場合はダストシールの返しが入る溝にたっぷりとベアリングのシールの上にもうっすら塗っておいた。砂を噛んでジャリジャリ言うのは恐らくダストシールとBBカップの隙間が原因なので、ここをグリスで埋めてしまえば多少は防塵性が上がると思われる。手で回した回転は重くなるが、クランクを付けて回せばほぼ差は感じないので問題ない。
クランクはXTだが、最初の組み付け時は少しダストシールを通すのが渋かったため、スピンドルとシールにグリスを塗って、極力垂直に入るよう気を付ければスムーズに入った。片側だけならスムーズだがいざBBに通すと渋くなる場合は、BBシェルのフェイシングがきちんと行われておらずBBが僅かに斜めになっている可能性がある。また、単体でもあまりにきつい場合は、紙やすりでシールをうっすら削ってやっても良いだろう。構造上、組み付ける時に左クランクのシールが外れやすいので、クランクのアクスルより太いパイプで真っ直ぐ均一に押しておくと良い。渋い場合は手で押さえるのは難しい。
色々と問題が出る場合もあるようだが、私の場合では、今の所ネガティブな要素はほとんど無い。しいて言えば、緑アルマイトをもう少し明るい発色にして欲しいとかそんなレベルである。ただ、やはりメンテナンスの頻度が上がるのは確かなので、街乗りバイクにはシマノを使った方が良いかもしれない。
価格評価→★★★★★(シマノといい勝負)
評 価→★★★★☆(今後の耐久性を加味して。シマノよりは持たないだろう)