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Garmin Edge 705をWiggleで購入した。
単体では問題なく使えていたが、ある日、PCがEdgeを認識しなくなった。
正確には「リムーバブルドライブ」という名前で表示されるものの、アクセスしようとすると「使用するにはフォーマットしてください」というメッセージが出るようになってしまった。
いろいろ調べた結果、不良品としか考えられなかったので、Wiggleで初期不良交換してもらった。
その後、新しいEdge 705がWiggleから届いた。
一ヶ月以上、問題なく使えていた。ある日また、PCがEdgeを認識しなくなった。
既にWiggleの40日初期不良交換期間は過ぎていたので、Garminとやり取りすることになった。
まず、次のURLから、故障の内容を送信した。
マスターリセットを何度も行ったこと。USBケーブルは純正を使用していること。SDカードを抜いた状態でも試してみたこと。Garminの公式フォーラムでも全く同じ症状で困っている人が多数のスレを立てていることも、URL付きで書き添えた。
http://www.garmin.com/garmin/cms/home/support/searchsupport?src_url=http://iqc.garmin.com/eCustomer/KODSelfService/request.do?create=kb:garmin%26forward=escalate送信直後、「私たちは三日以内にお返事することを目指しています」というメッセージが表示された。
返事が来たのは、八日後のことだった。
そして、返事をくれたのはGarmin CorpというGarminのアジア拠点の担当者。台湾にある。購入者の居住地が日本だと、メールは漏れなくこのアジア拠点に転送される仕組みになっているようだ。
八日間というのはなかなか長かったが、まあ許してやろう。たぶん不良品が多くて対応しきれなくなっているのではないか。とにかく、問題解決にまた一歩近づいた。果たして、Garmin Corpはどんな解決策を提示してくれるのか。唯一有効な解決法は、今のところ本体の交換だけらしいから、なるべくすんなり交換してもらえると嬉しい。なにしろ、私は「何度もマスターリセットをした」ことをちゃんと説明している。もう、マスターリセットをするのはたくさんだ。10回以上リセットした。マスターリセットで問題が解決しないことは十分にわかっている。
では、早速Garmin Corpからのメールを読んでみよう。
「喜んでお手伝いします。デバイスのリセットをしてみましょう。マスターリセットを行うには、次の手順で・・・(中略)・・・さらにアシスタンスが必要な場合は、このメールに返信してください」
北野武の映画だったら、ビートたけし扮するヤクザがおもむろに上着の内ポケットから拳銃を抜いてパソコンを撃ち抜こうとするのを、寺島進扮する子分が「アニキやめてください、相手パソコンじゃないすか」と後ろから抱きついて制止するシーンである。私は勿論ガンは所持していないが、買ったばかりのiMacにEdge 705をぶん投げそうになった。何が"I am happy to assist"だよコノヤロウバカヤロウ!
しかし、八日間待って得られたコンタクトを一時の怒りで失ってしまうのは得策ではない。「メールの中身くらい読め!」と書きたい衝動をぐっと押さえ、「マスターリセットはもう試しております。次に何をしたら良いのか、ご教示ください。なお、御社の公式フォーラムを読んでいただいたほうが話が早いかもしれません。URLは以下になりますので、宜しければご一読ください。Kind regards, マスターより」と書いて、メールを送った。
その後、三日間が経過してもメールの返事がない。たぶん、また一週間くらいかかるのではないか。
「マスターリセット」を案内されるまでに要したのが一週間。
次はたぶん「純正のUSBケーブルを使ってください」というメールが来て、その後は「SDカードを外してPCに接続してください」というメールが来て・・・となると、問題が完全解決するまでは数ヶ月がかかるのではないか。しまいには一年が経過してしまい、「保証期間が切れたので修理は有償になります」などと言われかねない。
そんなに待っていられないので、電話することにした。
台湾だし、そんなに料金もかからないだろう・・・と思っていたら、四日目にメールが来た。
「どうやらあなたのユニットは修理が必要なようですね」
英語では"It sounds that we will need to bring in your unit for repair."となっており、この"It sounds...(~のようですね)"のビミョ~な余裕感に軽い苛立ちを覚えたが(It soundsじゃなくてIt is obviousなの!!)
、こうなればもうこっちのものだ。Return Material Authorization(RMA)というワードファイルが添付されていたので、それにシリアル番号やユニット番号、症状、購入店、購入年月日、住所氏名、送料支払い用のクレジットカード番号を記入して、プリントアウトし、Edge 705に同梱してEMSで台湾に送った。
日本>台湾への送料はEMSで1100円。台湾>日本への送料は、DHLで$32。ちょっとボッてるよね。どうなのよ。修理が無償でも送料で4000円。これはダメでしょ。
修理に要する日数は、ユニットが現地に到着後、5~7日とのこと。まだ私の手元にEdgeは戻ってきていない。まだ戻ってきていないが、「Garminの対応」レビューはもう十分書ける。
不良率が多いならカスタマーサポートをまともなものにしろ!
カスタマーサポートにコストをかけられないなら不良率を減らせ!
と、久々に腹が立った。
Garmin Edge 705は魅力的な製品だけに非常に残念な対応であった。
ところでEdge 500にはこの手の不良がないらしいので、買ってみようかな(アニキやめてください!)
評 価→★☆☆☆☆