購入価格 £114(15000円くらい@Wiggle)
「ハメやすい」が売りのTIMEの新作ペダル。
結論から言うと、「ハメやすくなった」というより「ステップインに必要な力が極端に少なくなった」という感じ。正常進化。
これまで使用していたRXSカーボンは、LOOKやシマノに比べてスイートスポットが極端に狭いものの、ジャストな位置にクリートが乗った状態で、かつ爪先が上向きなら、体重をかければステップインできた。但し、クリートがジャストな位置にないと、いくら力をかけても絶対にハメられないから、ストレスに感じてやめた人も多いと思う。
新型のI-Clicは、スイートスポットの狭さ自体はそんなに変わっていないと思うが、驚くほど軽い力でステップインできるので、結果的として劇的にハメやすくなった印象を受ける。RXSはとても気に入っていたが、ビンディング初心者には積極的にオススメできなかったのに対し、I-Clicはファーストチョイスであっても問題ないと思った。但し「何にも考えずにペダルの上に足を置いて適当に加重すればガチッと入る」のが好きな人は、シマノやルックを使ったほうが良いと思う。その点は変わっていない。
これまで独自のフローティング機構で膝に優しい(爪先ではなく拇指球の下でフロートする感じ)とされてきたタイムのペダルだが「ハマらないのがイヤ」で敬遠してきた人も多いと思う。そんな人なら試してみる価値はあり。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆ カーボンバネの耐久性が未知数なので -1。
カタログ重量→ 235g(未実測)