LightWeight Standard GⅢ
購入価格 ¥25万弱(税込)
某海外通販のセールで購入 各所でべた褒めのホイールが手頃な価格だったので試しに購入してみました。 個人的な感想としては、「プロ(もしくはそれに準ずる人)がレースで使うホイールだなという印象です。
重量はスタンダードなので、オーバーマイヤーの異次元な軽さはありませんが、重量的に見れば恐ろしまでの剛性の高さを乗った瞬間から感じます。 全くたわむ感じがしない。分厚いハニカム構造の板でも回してる感覚です。 その剛性の高さ故、振動はモロに伝わり、路面からのインフォメーションもレーシングカートのようなダイレクトな物です。
漕ぎ出しは剛性の高さと重量の軽さも相まって、素晴らしいものがあります。 一気にトップスピードまで引き上げられますが、軽さ故に平地で足を止めると速度は一気に落ちていきます。 平地を淡々と走るような場合はZIPP404等の方が優れています。
剛性、重量、空気抵抗など、すべてを高い次元で持ち合わせていますが、突出した性能は剛性ぐらいでしょうか。
軽量なディープホイールなので、ジャイロ効果が薄く、他の50mmハイトのディープリムに比べ、横風に弱い傾向にあります。 また、ブレーキシューの組み合わせにもよるのでしょうが、他社のディープリムよりブレーキ面のリムの削れる速度がかなり早いです。 普段履きホイールとして街乗りメインで2週間程使いましたが、マイクロメーターで測定している感じでは半年も持たないのではないかと思います。
構造上、振れ取りは出来ませんが、ハンドメイドらしく最初から1mm程度は振れてます。振れが気になる方はしっかり選ばれて購入して下さい。 重量バランスがおかしいというblog等の記事を見かけましたが、コンチネンタルのcompetitonを装着した状態では、前後ともほぼ完璧なホイールバランスを保っていました。 スタンドでリヤホイールを高速で空転させても振動するようなことは皆無です。
平地巡航性より、アタックへの反応速度、ヒルクライム、ダウンヒルでの剛性など、完全に実践向きなホイールだと思います。 それでいて、街乗りでも問題ない強度を持ち合わせた、弾切れのない飛び道具のような性能をお求めの方は一度試してみてはいかがでしょうか?
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★☆ <オプション> 年 式→2010 カタログ重量→ 1100g(F16R20)(実測重量 F474g R670g 1097g)
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