ROTOR Q-RINGS
購入価格 ¥9800~(もう覚えてない
歴史的な円高と重なって一世を風靡したQ-Rings。
細かい調整もできて疲労も減らせて巡航速度もケイデンスも上がる、そんな夢のリング。 確かに平地での巡航速度は上がりましたが、登坂では逆に落ちまくる修羅のリング。(←私の場合) 腰が痛くなる謎のリング。(←私の場合) 妙にかっこよいけどクランクによっては付かないことがあるリング。
しかしこの製品、2014年あたりから急に見なくなりました。 類似品が多数出るも売れていないと思います。ビッグウェーブに乗るのが遅すぎたから。 ロード人口がやたら多い東京ですら、もう楕円を全く見かけないですね。
なぜ見なくなったかといえば、ぶっちゃけ「慣れてしまえば不要」だからではないでしょうか。 変速性能の悪さが目立ってストレスがものすごく溜まってきます。 付けた最初はなんだこれは!?っていう不思議な感覚に驚き、やれ機材ドーピングだの楕円最高などと 唾飛ばしながら語れるのですが、1万kmも走ったらもう変わらない。
肝心な点として、登坂を中心にタイムが伸び悩むという点があります。 試しに真円に戻すと急にタイムが向上したりって人は非常に多いようで、私もそうでした。 パワーメーターで計測すると如実にパワーが出ていないんですよね。 効率がいいから下がっているのではなく、単純に出てないんです。不思議。 登坂に関しては空気抵抗と走行抵抗は影響度が少ないため、物理法則に従ってパワー(=仕事量)が 出ていないものはどうやったってタイムが伸びないのです。
ただ無駄なものかと言えば絶対にそんなことはありません。皆一度は通っていくべき機材だと思います。 これがあったからこそ良いペダリングを手に入れることが出来る(た)から。 私の場合は楕円でペダリングを矯正しても次第に乱れてくるので、2年おきくらいのペースで入れてます。 年をまたいで使っていると楕円の良さも見えてきます。 個人的には楕円率があと3%高くても良いのではと思っています。QXLは楕円率が高すぎてインナーの 楕円率が追いつかないから3%でいいです。
価格評価→★★★☆☆高い 評 価→★★★★☆楕円率があと3%高くて変速性能が良ければもう少し定着してたと思う
|