購入価格 ¥12000
高価なステム。定価27000円はブラックジョークだとしても、
ステムに1万円以上出すなんて狂気の沙汰だ。
サイズが合わなかったらチェンジするものに諭吉はありえない。
・・・そう思っていた時期が、私にもありました。
大枚はたいて買うかどうかはさておき、高いレベルで重量と剛性を両立したステム。
今まで使ってきた数多のステムの中で間違いなく最高傑作。最高価格でもあるけど。
重たいアルミステムと同等の剛性でありながら超軽量。
ハンドル周りはよく目に入る部分なので、テンションも否応なしにアップ。
だが、振動吸収性の変化は全く感じられなかった。まぁ芯はアルミだし。
そう、こいつは2014ジュラルミンにカーボンを巻きつけた海苔巻きステム。
一般的にはアルミより重くて見掛け倒しもいいところなアルカーボンだが、
こいつはそれなりに考えて作ってあるらしく、110mmで実測124gとかなり軽い。ちなみに100mmだと117g。
ボルトは全部チタン。鉄に比べて合計10~15g程度軽くなる。
微々たるものだが、ステムで10gって意外と大きいか?
ハンドルクランプ部の締め付けには癖があり、ボルト同士が近い関係で、締めた横のボルトが緩む。
基本に倣って対角締めするのが正しいのか、2本で1本のボルトとみなして片側ずつ締めるべきなのかはわからない。
今のところは4本のボルトを均等に少しずつ締めているが、それで問題は出ていない。
また、チタンボルトの癖なのか、ステムのせいなのか、カーボンステム・カーボンハンドルにビビってトルクが足りてないのかわからないが、
緩みやすい気もする。こまめなトルクチェックをすべき。
ドレスアップ目的を除くとしたら、
今のままの乗車感を維持しつつ50g軽量化したい人にお勧め。
意味ある軽量化が、ここにある。
価格評価→★★★☆☆ たけーよ。
評 価→★★★★★ だいまんぞく
実測重量 117g@100mm。124g@110mm
・・・でも、リスクを負わない軽量化はお金がかかります。