購入価格 ¥570
購入当初は、すごくお気に入りで満足していたのですが、問題が出て来てしまいましたので、再投稿します。
1つ目は、固定力の弱さです。変速のショックで振り落とされることはさすがにないのですが、トレイル走行中に、笹藪などでリアメカのワイヤーを擦ると、簡単に吹き飛んでしまいます。見つけて回収したのですが、またすぐに落ちるだろうということで再装着せずに走り続けたので、インナーワイヤーがほつれて交換を余儀なくされてしまいました。それ以来、リアメカのワイヤーには、従来のかしめて固定するキャップを使用しています。前後のキャップが不統一だとみっともないし、なんとなくそわそわして落ち着かないので、フロントのキャップも元に戻すかもしれません。これでは買った意味がありません(苦笑)
ロードレーサーでは、この点はもちろん問題にはならないでしょうし、シャドウタイプのリアメカなら、ワイヤーの末端がメカ本体やスプロケットの後ろに隠れていて、ワイヤーを擦る場面も少ないようなので、問題なく使えるのかもしれません。
2つ目は、やはり脆さです。狭い場所で作業をしていたときに、ちょっと雑に扱ってしまったのですが、簡単にバラバラになってしまいました。観察してみると、2枚合わせの金属部分が、先端のわずか1mmという幅でしか繋がっていなかったことが見て取れます。これではさもありなん、と言わざるを得ません。かしめられて潰れたキャップが見るに忍びないので、この製品を買ったにもかかわらず、もっと無残な姿を見せつけられることになってしまうというのは、なんとも皮肉なものです(笑)
3つ目は、半分冗談です。知人が他のパーツ数点とともに、このキャップの盗難に遭いました。かしめていないのであっという間に持ち去れるわけです。こんな小物に気が付くなんて、おそろしく目ざとい奴です。末恐ろしいです。しかし、この小物に対してこそこそ盗みを働いている姿は、まさに小者感が溢れるほどたっぷりで、その様を想像すると失笑してしまいました。かと言って、駐輪時は盗難防止のために、エンドキャップをわざわざ外すというのもまた、みみっちいですよね。いや、私なら外すかもしれませんが(笑)
このキャップは自分にとって新定番になるかもしれないと期待していましたが、残念ながらというか、やはりというか、今回もジャグワイヤー的結末が待っていました。つまり、ジャグワイヤーは、かゆい所に手が届くアイデア商品を精力的に世に送り出してくれているのですが、いかんせん詰めが甘いように思います。このキャップも、目の付け所が良く、オリジナリティに富む製品なのですが、コンセプトが素晴らしいぶん、実用に際しての問題が余計に残念に思われます。と言いつつも、私にとってはどこか憎めない存在であることも確かで、これからも応援していきたいと思っています。愛すべきドジっ娘、別れても好きな人、腐れ縁・・・・・・。ジャグワイヤーはそんな存在なのかもしれません。
価格評価→★★☆☆☆(無駄な買い物だったかも)
評 価→★★★☆☆(残念すぎる商品。でも嫌いになれない)