東武日光線とJR両毛線が乗り入れる栃木駅を起点として、琴平山、唐沢山、大平山を巡る冬の陽だまりサイクリング。首都圏からの輪行アクセスが容易な50kmほどのコースです。
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=3598b95dffaf048bf7bdd0d86ff8c868趣きある三つの低山の周縁を回り、ちょっとしたヒルクライムも体験できます。
12月17日(木)、休暇をとって未明、時折小雪が舞う中、50kmほど走ってスタート地点の東武日光線栃木駅に到着。(私は、栃木駅までの往復アプローチを含めて150kmほど走りました)
ちょうど通学時間帯で、大勢の高校生が次々と駅から出てきます。
朝食を摂ってはいましたが、早速腹が減ったので駅近くのコンビニ前で高校生らと一緒に、パンを腹に押し込みます。埼玉県川越市ほどではないですが、栃木市は蔵の街としてちょっと有名。というわけで巴波川沿いに残る蔵の街風情をさっと眺めて、県道75号に突き当たったら、西進します。
東北道をくぐってすぐ、中学校が右手に現れますが、その先で県道75号を左に分け、細い県道に入ると、とたんに交通量が激減し、快適な道となります。同時に晴れ間が一気に拡がってきました。気温は低いのですが、気持ちいい!
琴平山へ向かうこの道は緩いのぼり勾配ですが、しばらくしてカーブが現れると5%ほどの勾配となります。カーブの入り口に「琴平神社入り口」と「琴平山登山口」の道標がさり気なくありました。カーブには番号がふってあり、19番がこの登坂路のピーク。おそらく気温は4度ほどですが、ウインドブレイカは脱いで上がります。
下りはウインドブレイカを着るべきですが、それほど長い下りではないし、面倒なので省略。それにしてもクルマが全然来ない。本当に静かな陽だまりの中をゆっくり下ります。途中で写真を撮っていると、背後からクリンチャーサウンドが。「こんにちはー」の挨拶とともに、ロードが下って行きました。カーブを曲がって今度は眼下にロードが現れるとともに、クリンチャ―サウンドが再び大きくなります。静かな山中故か、タイヤの音って結構すごいなあ、と思いました。
下りきる手前で先ほどとは別のロードが上ってきました。この山道はクルマより自転車のほうが多かったりして? 下りきってすぐ、葛生のメインストリートに出て、再びコンビニでコロッケパンを食らいます。腹が減りますね、自転車は。次は唐沢山へ。
唐沢山の上りがまた面白かった。結構な勾配で2kmの登坂。見栄えのいい坂です。途中、えっ?と思うほどの瞬間激坂が何度か現れます。こんな山が自分の近所にあったら楽しいだろうなあ。
唐沢山は城址であり、神社もあります。
神橋というアーチ橋がありました。神橋って、そういえば日光にも朱塗りの立派なヤツがありますね。ここはとても心地よい場所だ。
猫がいたので、さっそく猫の鳴き真似をしておびき寄せます。キタキタ・・・。
もう冬ですが、黄色い楓が一本だけ、何故か、まだまだ鮮やかでした。
下りの道もいい感じ。あー面白かったなあ。土地柄、石や石灰を運ぶダンプ街道があるので、ときどきデカいダンプが通って土埃にやられる可能性があるので、日曜日に走るのがいいかも。裏道を開拓したいところですが、地元のサイクリストなら裏道を色々、知っているんだろうなあ。
今度は大平山を目指します。犬伏町の信号を左折し、一旦、JR両毛線沿いに走り、すぐに左に折れます。かつて採石場だった岩船山がこんな風に見えます。
ここからダラダラ上り、岩船町総合運動公園を緩く右に曲がり、800mほど先で、左の林道へ入ります。
西山田線という林道ですが、冬の陽だまりサイクリング、まさに至福の時を迎えます。ここを通らないなんて、モーあり得ない。途中、清水寺、古刹の大中寺に立ち寄り、陸の松島とよばれる太平山の兼信平へ。
茶屋が並びますが、さすがに紅葉の季節が終わったので、人もまばら。山菜うどんと玉子焼きを食べました。気温は6度ほどでしょうか?でも茶屋の中が暖房で暑いので、外の紅葉見物用のテーブルで。
さて、下りきればこのコースも終わり。てゴルフ場を突っ切って一気に蔵の街にもどりました。朝の曇天がうそのように明るい蔵の街には人力車がスタンバッていました。
評 価→★★★★☆