※これは同名の旧モデルのレビューです※
現在2Stageに黒赤モデルはありません
購入価格 ¥2000を切るくらいだったかと@ワイズロード
黒×赤を買った。装備して4年以上がたつと思うが、パンク修理のために本格的に使用したのははじめて。ようやく使用感のレビューができる(苦笑
ボトルケージに共締めするブラケットが付属。ブラケットが本体を抱き込むようになっている上に、ラバーバンドを巻きつけて固定する方式。まあ、昨今の携帯ポンプ固定に一般的な方式ですね。ゴム部品の経年劣化はあまり感じません。10年持つかといわれると、難しいかも分かりませんが。
4年も装備して(使って、とは言い難い)いると、外装はキズだらけ。
ロッドを伸ばしたときの「肴感」については既往レビューに述べられているので略。アルマイトの質感は高いと思う。ロッドを伸ばしたときの「肴感」については既往レビューに述べられているので略。アルマイトの質感は高いと思う。
口金は知らず知らずの間に緩んでしまうことがあるようなので、注意が必要だ。緩んでいるとバルブがガタつき、空気が漏れてしまう。空気を入れ始めるときに、誰もが注意するところだと思うけれど。
私が持っているのは低圧/高圧切り替え機能のある2Stages版。切り替えスイッチの形状、質感は標準的なものだと思う。突起が最小限になるデザイン、LOWとHIGHの文字は彫り込んだところに塗料を入れてあるので、消えにくくなっている。
動きは若干渋めで、深爪だとスイッチを起こすのにちょっと苦労するかも。よほど意識しないとどっちつかずのところで止まってしまうことはなく、固めながらも操作性は悪くない。
空気注入作業のイメージ写真。ポンプを押さえつつ空気をいれなければならない設計のところ、流線型チックなデザインが邪魔をして、バルブと口金を垂直に押さえつつ、力強くポンプを押し込みにくいという問題が。ここは武骨に直角のほうが、バルブの押さえ、ポンプの押し込みと二つの直角を認識しやすくていいはずだ。
そんなわけで、ヘッドだけをつかんだり、ヘッドを手のひらの凹みに押し当てて指でリム&タイヤをつかんで安定させてみたりと、ポンピングにはけっこう苦労する。しかし体勢とバルブまわりの不安定さに比べて、ポンプのアクションは安定していて少し助けられる。
厳しくなってきたところからHIGHに切り替えて、スカスカスカッと、さらに同じ回数ぐらいは頑張れる印象。特にHIGHモードでは、ロッドが完全に隠れるまで押し込みきらないと空気が入ってくれない。これは他の携帯ポンプでも同じなんでしょうかね?
19Cのチューブラータイヤでシーラント修理を試みた私の場合、150回+さらに150回くらいまで頑張った。左手と右手を入れ替えてみたりして、それでも腕や大胸筋にけっこうな疲労がくる。200回は、正直厳しいと思った。小柄な女性など非力な方は、相当苦労するはず。
で、結局近くのショップにフロアポンプを求めて駆け込むと、フロアポンプのゲージで5bar程度だった(かなり頑張ったのに)。7bar以上の常用空気圧まで空気を入れられる触れ込みだが、正直言って無理じゃないかと思う。ポンピングでオールアウトなんて本末転倒だし・・・。(どういう条件でテストしているんでしょうね?屈強な)HIGHモードによって可用性は大幅に高まっていて、休みつつ、空気を継ぎ足しつつという使い方ならば、6bar前後まで持っていくことは可能だと思う。ロードチューブレスを低圧で運用する前提ならば、入れなければならない空気量は多いものの何とかなりそうなので、ロードチューブレスシステムのユーザとしては慰めになった気がします(※)。が、応急措置用という感じは否めない品。
※エアの吐出量から言ってビードアップはまず無理(これは他の手持ち式携帯ポンプでも同様でしょう)。
とはいえ、ロードチューブレスシステムで出先でタイヤを外す=チューブ挿入だと割り切るので、これは特にネガではなし。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★☆☆☆