購入価格 ¥25000
最初期の限定生産バージョンをBD-1ti(2001年モデル)で使用。
自分の体重に合わせ適度にセッティングした場合、その乗り味は別物となる。
BD-1の欠点である小径の路面からの振動を効果的に軽減し、さらにペダリングによる左右への振れも軽減されるのでBD-1乗りにはオススメの品。
しかし、同時にBD-1の工作精度の悪さや限界を感じる事にもなる。
まず、フロントは本来スプリングだけでリンクされているが、その為かフック部のスプリング受けの精度がおざなりになっている。
さらに、リアはスイングアームが折畳み時にメインフレームを避けるように、やや斜めに動くようになっている上にエラストマーの取り付け面の角度はシートチューブに沿ったものでスイングアーム側とは合っていない。
こういった事から取り付けに現物合わせの工夫が必要だったり、交換したSkyShockにはそれなりの負担がかかる事になる。
BD-1のそもそもの想定である街乗りには非常にいいサスペンションであるが、このサスペンション自体の欠点としてはフロントがエアーの量が少ない為か舗装路でも長い坂道をそれなりのスピードで下るとサスペンションの動作で高温になったエアーの圧力が上がり、一気に抜けてしまう事がある。
結果、サスペンションは底付きし、そのままではサスペンションとフレーム双方にダメージが及ぶためエアーを再補充する必要があるので注意されたい。
エアーの調節はTOPEAK ポケットショックDXGの様な脱着時にエアーの漏れが少ない物を使う事をオススメする。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★☆☆(これを付けるような人にはかえって使いづらい面も)
年 式→2006